IT化が進む中で、システム構築のために必要な人材がプログラマーだ。年々需要は増加の一途を辿っている反面、技術者が不足している状態のため、企業も新規採用を積極的に行なっている。
未経験者でも採用チャンスがあるため、興味がある人はこの記事を参考にして、挑戦してみてほしい。
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目次
プログラマーとは?仕事内容を解説!
プログラマーとは、コンピューターを動かすプログラムの開発・構築を行う仕事である。プログラミング言語を用いて作成していく技術者といえる。
プログラマーの仕事内容は4段階に分かれる。
- SEからの指示を元に詳細設計書の作成
- 実際にプログラミング言語を書いていく作業
- プログラム構築後、作動しているかの確認
- 作動したプログラムに不具合がないか確認
SEからの指示を受け、コードを使ってシステムを構築し、動作確認から不具合のアフターフォローまでしていくのだ。
プログラミング言語の習得はもちろん必須で、問題を解決できる論理的思考能力も必要となる。とはいえ、未経験者でも基礎的な知識を習得した上であれば、実践しながらスキルを磨くことも可能である。
プログラマーを取り巻く環境
インターネット社会が進む中で、プログラマーの仕事は年々増加している。ひと昔前は、プログラマーになりたい人は少数派だったのに対して、現代では人気な職種の1つになりつつある。
しかし、IT業界は技術者の人材不足に悩まされていて、なんとか人材を採用していきたいのが現状だ。作業量が多く離職率も高いと言われていたが、コードを使わないノーコードプログラミングなどの技術的革新により、改善できた一面もある。
初心者向けのプログラミング講座やプログラミングスクールも増え、希望する人が未経験からプログラマーになるための環境は整いつつあるのだ。
プログラマーの将来性・市場価値
プログラマーの市場価値は、少なくとも向こう10年は高まり続ける。IT業界の市場規模はさらに大きくなるとされ、それに伴いプログラマーが必要になるためだ。加えて、人材不足の状況も加味すると能力に対して希少価値も期待できる。
ただ、AIの発達により仕事がなくなるとの声もあるが、結局はAIが作成したプログラムのトラブルやアフターフォローは必要であるため、完全に淘汰される可能性は限りなく低いのだ。
プログラマーの年収
プログラマーの平均給与は400〜430万程度となる。日本国内の平均給与は、民間給与実態統計調査の発表では443万円となり、ほぼ平均水準に近いといえる。
ただし、就職する企業の規模、業務領域の広さ、扱うプログラミング言語の種類によっては高水準の給与体系も存在する。技術者と呼ばれるだけに、高い能力を持った上で発揮できる環境に身をおけば、高待遇も期待できるのだ。
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プログラマーになるメリット
では、プログラマーになるメリットはなんだろうか。考えられるメリットをまとめてみよう。
- 売り手市場で仕事に困らない
- キャリアアップが狙える
- 起業・独立がしやすい
①売り手市場で仕事に困らない
人材不足によりプログラマーは売り手市場で、仕事に困ることはない。仮に就職した企業が合わず再度転職する場合でも、経験を積んでいる人であれば次の仕事先に困ることはないのだ。
自分の知識や技術を多方面で活用したい人にとっては、仕事先を選べる有利なメリットである。
②キャリアアップが狙える
プログラマーのキャリアアップは、システムエンジニア・プロジェクトマネージャーと続くのが一般的だ。プログラマーとして、実務実績やスキルの向上をしていけば着実にステップアップが可能になる。
また、プログラマーのままでも、扱うプログラミング言語の領域や業務幅を広げることで、キャリアップを狙うこともできるのは魅力だ。
③起業・独立がしやすい
プログラマーは企業に属していても、個人でコードを書きシステムを構築していく。ある程度大きなプロジェクトであればチームで分担することにはなるが、経験できる範囲も大きい。その経験を生かせれば、個人で案件を受注し提供していくことは他職種よりもスムーズである。
依頼する側も個人単位で発注することも多いため、独立しやすい職種なのだ。
プログラマーのデメリット
ここからはプログラマーのデメリットについてみていこう。
- 仕事量が多い
- 就職後も勉強が必要
- キャリアアップには知識と経験が必要
①仕事量が多い
プログラマーはプログラミング言語でコードを書く実務が必要なため、どうしても作業量は多くなる。特にシステムが複雑なものは、コードの書き方を調べる作業や実装してからの不具合の修正と作業は膨大である。
プログラマーが離職する原因の高い理由が仕事量の問題であるものの、プログラミング作業が好きな人にとっては作業に没頭できる環境でもあるのだ。
②就職後も勉強が必要
プログラマーになるための勉強はあくまで基礎的なものでしかない。実際にプログラムを構築するとなると、基礎知識だけでは対応できない問題に直面する。
そのため、より専門的知識や実務に近い知識は、業務と並行して進めていかなければならない。
また、未習得のプログラミング言語の習得や、業務幅を広げるための学習などが必要なので、常に勉強する環境に身を置きたくない人は、プログラマーにならないほうがよいといえる。
③キャリアップには知識と経験が必要
長く働いていれば評価される職種とは違い、実力を評価されるのがプログラマーだ。よって、これまでの経験と実績が評価され、キャリアップに繋がる。
実力主義といえる世界ではあるが、業務をこなせば着実にスキルアップを狙える職種でもある。
プログラマーになるまでの流れを解説!
プログラマーになるための流れを解説していこう。まとめると以下の流れになる。
- 勉強して知識を身につける
- ポートフォリオを作ってみる
- 就活・転職活動を行い内定獲得する
勉強して知識を身につける
プログラマーとして仕事していくためには、プログラミング言語の勉強が必要だ。専門学校といった特別な学校を出ていない限りは必ず勉強する必要があり、システム構築に必須スキルとなる。勉強方法はいくつかあるため、後に具体的に紹介していく。
ポートフォリオを作ってみる
勉強で基礎知識を身につけたあとは、知識や実力をアピールするポートフォリオ作りだ。
経験者であれば、これまで構築してきたシステムやアプリを紹介していく。
未経験者であれば、勉強してきた範囲内で可能な作品を作成し紹介してみよう。特に、未経験者にとってはポートフォリオが唯一実績をアピールできる資料だけに、丁寧なコードで作成した作品を心がけよう。
就活・転職活動を行い内定獲得する
基礎学習とポートフォリオができれば、転職活動を始めよう。
転職活動は個人で進めるよりも、転職サイト・転職エージェントの利用をおすすめする。登録すれば、転職のプロの力を借りて効率よく進めることができるからだ。
未経験者は特に、応募する企業の情報収集や選定も重要になるため、ぜひとも活用してほしい。
プログラマーになるための勉強方法
プログラマーになるためには、どんな勉強方法があるのだろうか。勉強方法のケースごとにこまかくみていこう。
①【独学】ネットで調べる
基礎的な知識や情報はネットで調べることで解決できる。
近年はプログラマーに向けた情報を提供している人も多く、ブログやYouTubeで学べることも多い。
しかし、専門的な領域はネットで調べるだけでは難しいのも事実だ。
②【独学】本で勉強する
独学で本格的に学習を進めたい人は本の活用がおすすめだ。
本を何冊か購入したとしても、スクールや専門教材よりは費用を抑えられる。自学で知識を深めていける人にはぴったりな勉強方法である。
③【独学】専門教材を購入する
自学で学習が進めにくい人は、専門教材の購入をしよう。
数万円で体系的に学ぶことができるため、学習の効率性が上がる魅力ある勉強方法だ。スクールが発行している教材も多く、学習手順が分かりやすいメリットもある。
④【通学】スクールに通う(オンライン含む)
プログラミング学習において、もっとも主流なのがスクールである。費用は本や専門教材よりも高くなってしまうが、実践に近い形で学習を進めることができる。
また、コードが分からず壁にあたったとしても講師に即確認できるのは大きな魅力だ。オンライン講座で効率よく進められるのもメリットである。
⑤【通学】専門学校に通う
プログラミング言語をより専門的に学習したい人は専門学校を視野に入れるとよい。
スクールよりも費用は高いが、専門学校で学んだ実績自体が信頼を生み、内定により近く要因にもなりおすすめだ。
⑥【通学】大学の学部or大学院で勉強する
もっとも費用がかかる勉強方法だが、より深くより専門的に学べるのが大学・大学院である。
IT関連の学問に力を入れている学校も増え、プログラマーになるためのカリキュラムを用意している学部もあるため、検討してみる価値は充分にある。
プログラマーになるために資格は必要?
プログラマーになるための必須資格は存在しない。プログラミング言語の知識があり、システムを作成できれば誰でもなれる職種だ。
ただ、所持しておけば転職において有利になる資格はいくつかある。特に未経験者は経歴がないため、資格を利用して一定の知識を企業へアピールするのも大切だ。
プログラマーのためにおすすめな資格
プログラマーになるために持っていたほうが有利な資格についてみていこう。
- 基本情報技術者
- PHP技術者認定試験
- Javaプログラミング能力認定試験
プログラミング言語には種類が複数あり、どの領域を極めていくかで資格の内容も変わる。未経験者には、基本知識に関する資格と、幅広く使われている言語の資格がおすすめだ。
①基本情報技術者
IT全般に関する知識が必要になる資格で、知っておくべき基礎が詰まっている内容である。幅広く認知された資格で評価に繋がりやすいため、持っておくべき資格だ。
難易度はそこまで高くないとはいえ、合格率は25.8%である。
②PHP技術者認定試験
手軽にコーティングできる理由からこの言語で作られるWebサイトも多いため、習得しておけば確実に企業へアピールしやすい資格である。
言語別求人案件数も上位に位置している。初級と上級の2段階に分かれていて、上級となると高度なテクニックを要求される。
③Javaプログラミング能力認定試験
どんな環境でも使えるJavaは、幅広い領域で使用されている言語である。多様性のある言語のため、他言語と合わせて知識をアピールできれば企業から評価される資格だ。
3級〜1級の3段階に分かれていて、3級の難易度はそこまで高くないため、未経験者でも挑戦しやすいといえる。
プログラマーになるためにかかる勉強時間&費用
プログラミング習得するには1000時間程が必要とされる。これはあくまで、独学のみで進めていく場合で、専門教材やスクールを利用していけば時間の短縮は可能だ。
とはいえ、専門的な領域であり覚える知識は多いため、ある程度の時間が必要になる覚悟は必須である。
【独学】ネットの場合:ほぼ無料
独学で費用をかけずに勉強するなら、ネットを利用する方法がおすすめだ。ネット環境さえあれば、誰でも学習が進められる。
プログラミング勉強サイトのドットインストールでは、無料の範囲内であれば動画で学ぶ方法も可能である。
【独学】本の場合:約1000円〜10000円
読書が好きであれば、幅広いジャンルに分かれた本で自学を進めていくのもよい。他の方法よりも格段に費用を抑えることもできる。
ただし、専門知識を身につけるのは難しく、相談相手もいないので、勉強時間は相応に必要となる。
【独学】専門教材の場合:約20000円〜30000円
スクールや専門機関から販売されている専門教材で、費用も数万円程度で学習は可能である。カリキュラムに沿って作られた資料で、効率よく学習を進められる。ある一定のIT知識がある人にはおすすめだ。
【通学】スクールの場合:約20万円〜80万円
プログラミング学習で人気が高いスクールの費用は高額だ。学習期間によっても費用は前後するものの、他と比較しても費用は上がる。ただし、短期集中で結果を出せるため費用対効果は高いといえる。
【通学】専門学校の場合:約100万円〜
プログラミングが学べる専門学校では、1年間の学費は約100万円といわれている。スクールよりも時間をかけて専門的知識は学べるものの、費用は高額になる。学費以外にも、プラスで参考書等の費用は必要だ。
【通学】大学or大学院の場合:約300万円〜400万円
私立大学に通う場合、4年間トータルで見れば400万程度の学費は必要になる。プログラミング言語を学びつつ、理論や考え方まで深く学習できるのが特徴だ。
パソコン代
プログラマーを目指すならパソコンは必須なので、最低10万円〜15万円以上の費用は必要となる。
開発していく上でソフトを動かしていくため、できる限りスペックは高いものが必要だ。
ソフト代
開発環境において、テキストエディタと呼ばれるソフトが必要だ。
ただし、無料のフリーソフトで充分対応できる。選ぶときは、プログラミングに特化したソフトを選ぼう。
プログラマーになるための転職活動のコツ
ここからはプログラマーになるための転職活動についてみていこう。コツを掴めば効率よく進めていけるはずだ。
「未経験可」の会社を受ける
スキルで判断されやすいプログラマーだが、中には「未経験可」「未経験歓迎」の企業も存在する。こういった企業は、受け入れが柔軟なためサポート体制も構築されているのだ。特に経験が浅い方や、未経験者は、実績を積み上げていく中でキャリアップを狙うようにしよう。
教育体制の整った会社を選ぶ
入社先を決める際には、教育体制が敷かれていて、自分が成長できる環境か見極めるようにしよう。
キャリアアップを狙うためにも、教育体制は重要な項目だ。特にプログラミングは、基礎知識だけで対応は難しいため、フォローしてくれる体制や質問できる環境が欠かせないのである。
講習会やOJT制度がある企業であれば、未経験者でも働きやすいといえる。
転職サイト・転職エージェントを活用する
IT企業は年々増える中で、自力で優良な企業を見つけ出すのは至難の技である。そこでぜひ利用すべき必須の転職サービスは、転職サイトや転職エージェントである。
多くの求人募集から、自分の適性に合う企業を見つけ出してくれるのだ。また、自己応募では第一段階の書類選考で落とされる確率が高いものの、転職サイトや転職エージェントを通せば通過しやすいメリットがある。
特に、転職初心者や未経験者は効率よく進めていくためにも活用していこう。
プログラマーへの転職活動で活用したい転職サイト・転職エージェント
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プログラマーを目指す人に活用してほしい転職サイト・転職エージェントを紹介していく。転職サイトに登録しつつ、平行して転職エージェントの利用がおすすめである。優良企業に出会える確率が増し、満足のいく結果が得られるのだ。
①おすすめの転職サイト ビズリーチ
まずは転職活動で登録必須なのはビズリーチだ。最大の特徴は、企業側が登録者に直接スカウトする仕組みだ。
プロフィールに経歴等を入力しておくだけで、企業やエージェントからスカウトを受けられる。忙しい人でも効率よく転職活動を進められるメリットの高いシステムである。
また、スカウト経由であれば内定までも比較的早く進むため、今すぐに転職したい人にもおすすめだ。
②おすすめ転職サイト リクルートダイレクトスカウト
ビズリーチと併用して利用すべきなのがリクルートダイレクトスカウトである。
ハイクラス・エグゼクティブ限定の転職サイトであるため、ビズリーチと合わせてこちらも利用しておけば優良企業の貴重な求人案件を見落とさず転職を進められるのだ。
機械・エンジニア系の転職に強く、多くの実績を残していて安心である。レジュメ登録しておけば、非公開求人の検索ができるのも魅力だ。
③おすすめの転職エージェント マイナビエージェント
日本最大級のエージェントであるマイナビエージェントは手厚いサポートが魅力だ。質の高いエージェントがフォローしてくれるため、未経験者や転職初心者は利用しておこう。
まとめ
プログラマーについて仕事内容から転職活動の内容まで解説してきた。これから伸びる業界で働くことができ、社会に貢献するシステムを生み出すプログラマーは魅力ある仕事だ。
専門知識の勉強は必須でハードルはあるものの、転職できれば当面仕事に困ることはないだろう。実績や経歴を積むためにも、転職サイトや転職エージェントを利用して、満足のいく転職を進めていこう。