「公務員を辞めたいけど後悔しないか不安」
「公務員を辞める人の特徴は?」
厳しい労働環境や日々のルーティーン業務に疲れを感じ、公務員を辞めたいという方は多いです。
しかし、公務員では安定した雇用や手当、福利厚生が設定されており、今の仕事を辞めたら後悔しないか、転職先がうまく見つかるか不安になりますよね。
そこでこの記事では、公務員を辞めたい理由や退職するメリット・デメリットを解説しています。現状の改善方法や退職する際の注意点、おすすめの転職サービスについても掲載しているので、参考にしてください。
ビズリーチ |
|
マイナビ エージェント |
|
レバテック キャリア |
|
- キャリハイ@編集部
- 「史上最高のキャリア」を目指す方に役立つ情報提供を目指しています。外資系、メーカー、金融、メガベンチャー、スタートアップなど、様々なバックグラウンドを有するメンバーが参画しています。
目次
公務員を辞めたい主な理由5つ
公務員は、地方公務員・国家公務員ともに就職先で人気の職業です。リスクモンスター株式会社が発表した就職したい企業・業種ランキングでは、1位が「地方公務員」2位が「国家公務員」となっています。
しかし、公務員を辞めたいという方が多いのも事実です。総務省の「令和3年度地方公務員の退職状況等調査」によると、公務員で普通退職をしている人は49,767人と、全体の38.4%を占めています。
なぜ、公務員を辞めたいと感じるのか。ここでは、公務員を辞めたくなる理由を5つご紹介します。
①人間関係がしんどい
職場の人間関係で悩んでいる人は多い。僕もずっと悩まされてきたし公務員を辞めたいと思った理由の一つだ。最初は3年ほどで人事異動があるから我慢しようと思っていたけど、いい上司に巡り合ったり自分が希望する部署で働けるかどうかはすべて運次第だ。宝くじを買うようなものだと思う。
— ヒロ@元看守 (@hiro_takahiro1) August 6, 2022
公務員に限らず、仕事を辞めたくなる理由として最も多いのが、職場の人間関係の悩みです。上司や同僚との人間関係が上手くいかないと、心身共に少しずつきつくなり退職を考えるようになります。
民間企業では、部署や担当の変更などを柔軟に対応してもらえるケースがありますが、公務員の場合、人間関係だけが原因の異動は難しいです。状況がまったく改善しないのであれば、転職を考えましょう。
②仕事自体がおもしろくない
公務員の主な退職理由
・つまんない
・面白くない
・楽しくない
・慣習が縄文時代辛いから仕事辞めるんだけど、何が辛いってシンプルに上の通り。
— スタオ@人生変えるスタバの使い方 (@sutaba_teacher) May 28, 2021
公務員の仕事自体がおもしろくないために、仕事を辞めたいと考える方も多いです。理由としては、公務員の仕事内容に惹かれて、就職を決めたわけではないことが挙げられます。
安定というイメージだけで、公務員へ就職した方に多い傾向です。実際に働き始めてある程度日にちが経つと、仕事内容に関しておもしろさを感じず、勤務自体がつらくなってしまいます。
また、書類確認やデータ入力等の単純作業やルーティーンワークが多いため、仕事がマンネリ化しやすいことも大きな要因です。
③時間外労働が多い
公務員を辞めたいと思った理由の1つは、公務員でいる限り、自分の人生の主導権を自分で握れないと思ったから。「来月から異動です」の一言で、時間外100時間超、土日出勤強制の労働環境に身を置かざるを得なくなるのは、私には耐えられない。そこまでして守りたいものも背負ってるものもない。
— S子(地方公務員7年目) (@N81451594) August 21, 2022
時間外労働が多いことも、公務員を辞めたくなる理由の一つです。公務員は、公立の教員のような労働基準法適用外である職種も多く、時間外労働や休日の雑務に追われるケースがあります。
人事院や厚生労働省の調査資料によると、民間労働者の総労働時間は年間120時間です。地方公務員の残業時間は148.2時間で同程度ですが、国家公務員は220時間と圧倒的に多いです。
サービス残業を強いられることも多く、残業代がきっちり支給される民間企業への転職を考える方も一定数います。
④高収入を稼ぎにくい
公務員って、意外と新卒での給料が低いんですよね。
どうしても民間基準を超えることができないので、民間平均のやや低めとかを狙っていたりする。
だけど、だいたい40代超えてくるとそれなりの給料になるので、「給料が安い」という理由で公務員を辞めたいと考えている人は、よく考えた方が良いかも!— ラピ@公務員退職⇒フリーランスで自分らしく働く! (@koumuin_free) March 15, 2022
高収入を稼ぎにくいという点で、公務員を辞めたいという方も多いです。公務員の給料は、基本的に国全体の給与の平均値を超え過ぎないように設定されています。
ただし、全体の平均給与額を確認すると、国家公務員が約410,000円、地方公務員は約400,000円(参考:地方公務員給与実態調査、国家公務員給与実態調査)と高水準です。
平均年収に換算すると、民間企業の平均年収である458万円(参考:民間給与実態統計調査)よりもやや高いため、給与を理由に退職を考えている方は、一度見直すべきです。
⑤モチベーションが上がらない
公務員は個人が力を発揮しづらい環境です。
企業のようなノルマが無いため、どうしてもまったりと働きがちです。
成果を挙げなくても給与や役職があがっていくので、一生懸命やるモチベーションを持続できない人も多くいます。
年功序列が強いので理想と現実のギャップに悩む人も多いです。#転職— 美夏(みか)@「20代転職相談」 (@hayashitenshoku) May 11, 2022
仕事へのモチベーションが上がらないことから、公務員を辞めたいという方も一定数います。
民間企業の場合「会社の売上を上げる」といった具体的な目標を持って働けますが、公務員の場合、仕事の成果が数字に表れにくいため、仕事への目標を見つけられずモチベーションが低下しやすいです。
また、公務員は年功序列の組織であり、成果を上げても昇給・昇格に影響しません。そのため、仕事への成果が昇進に影響しやすい、民間企業で仕事をしたいと思うケースもあります。
民間企業への転職なら、ビズリーチに登録するのがおすすめです。企業やヘッドハンターからスカウトが届くので、公務員としての経験を評価したうえで声を掛けてくれます。無料で使えるので、登録だけでもしておきましょう。
公務員を辞めるメリット
給与の大幅アップが狙える
公務員を辞める大きなメリットは、給与の大幅アップが狙える点です。民間企業では、個人の成果や業績が昇給・昇格に影響することが多いため、公務員よりも高収入が狙えます。
中でも、営業職のように歩合制を採用している職業では、個人の売上がそのまま給与に反映されるため、若手の内から高収入を得やすいです。
ただし、年功序列の評価制度で、早期昇進が難しい企業も一定数あるため、転職先を決める際は企業研究を十分に行いましょう。
残業時間を改善できる
公務員を辞めるメリットとして、残業時間を改善できる点が挙げられます。民間企業では、労働基準法が適応されるため、時間外労働や休日の雑務に追われるリスクが低いです。
近年では、働き方改革として、ワークスタイルの見直しや残業時間の削減に取り組む企業が多いため、プライベートの充実も図れます。
キャリアの選択肢が広がる
公務員を辞めることで、キャリアの選択肢が広がることも1つのメリットです。業界や職種問わず様々なキャリアを目指せるため、働きたい仕事や自分がなりたい職業への道が拓けます。
公務員でのキャリアは、年功序列で大まかな昇進が予め設定されているため、業務へのモチベーションを保つことが難しいです。
他にやりたいことができたという場合には、思い切って退職するのも良いでしょう。
ビズリーチ |
|
マイナビ エージェント |
|
レバテック キャリア |
|
公務員を辞めるデメリット
安定した雇用や手当を失う
公務員を辞める大きなデメリットは、安定した雇用や手当を失う点です。民間企業での勤務は、景気や業績次第で減給、場合によってはリストラといったリスクが伴います。
一方公務員では、終身雇用制度によって定年までの勤務が約束されており、リストラの心配もありません。安定した生活を送りたいという方にとって、公務員を退職することは大きなデメリットです。
社会的信用が低くなる
公務員を辞めることで、社会的信用が低くなる可能性が高いです。社会的信用の高さは、金融機関からの融資やローン、クレジットカード等の審査の通りやすさに繫がります。
大企業かつ高い役職への転職でない限り、公務員よりも社会的信用は低くなるため、車や家などの大きな買い物をする際に、弊害を伴う可能性があります。
【社会的信用とは】 高い経済力や社会的地位などに裏付けされた信用力を指します。企業の規模や勤続年数、収入によって変動する場合が多いです。一般的に、公務員は社会的信用が高い傾向にあります。 |
転職に成功するか分からない
転職に成功するか分からないという点も、公務員を辞めるデメリットとして挙げられます。公務員の業務では、民間企業で活かせる経験やスキルを身につけることが難しいため、転職難易度が高いです。
内定率を上げるためには、希望する転職先で活かせる資格の取得や、転職サービスの利用が必要不可欠です。
【公務員を退職する前に】現状の改善方法
周りの人に相談してみる
転職する前に、一度周りの人に相談してみましょう。辞めたいという気持ちが先行して、何事にもポジティブに考えられない状態である可能性があります。
信頼できる上司や同僚、プライベートで仲の良い友人など、親身になってくれる人に相談するのがおすすめです。周囲の意見を聞くことで冷静になり、改めて現在の状況を整理できます。
1つずつの仕事に対してやりがいを探す
仕事へのモチベーションを保てないという方は、1つずつの仕事に対してやりがいを探してみましょう。
やりがいを見出したい場合は、長期的な目標を持ってもなかなかイメージできないため、小さな目標を持ったり、職場以外から第三者の意見を聞くことが重要です。
小さな目標を持つことで、毎日何かに向かって仕事ができるため、仕事へのやりがいを得られます。また、公務員以外で働いている人からの意見を聞くことで、今まで考えもしなかった発見ができるかもしれません。
仕事内容を見直してみる
仕事内容の見直し方
- 本当に必要な仕事にのみ取り組む
- 今までの仕事のやり方を改良、改善する
- 新しいやり方をどんどん取り入れる
時間外労働が多くて公務員を辞めたいという方は、一度仕事内容を見直してみましょう。時間外労働が多い公務員ですが、仕事内容を見直すだけでも、改善できる点が多くあるはずです。
また、上司に向けて業務改善の提案を行うことで、時間外労働を大幅に改善できる可能性もあります。
福利厚生の視点からも考える
給与に関しては、民間企業と大きく変わらない場合が多いですが、民間企業よりも福利厚生が充実している点に大きなメリットがあります。
公務員の場合、まず特別休暇の多さが特徴的です。産前・産後休暇はもちろん、短期介護での休暇などを取得できる場合があります。
また、退職金の多さも魅力です。内閣官房や地方公務員給与実態調査のデータによると、公務員の定年時の退職金は2,100万円〜2,200万円であり、非常に充実しています。
自分自身で変えられる部分を探す
退職を決める前に、自分自身で現職の不満点を変えられる部分はないか、探してみましょう。公務員は年功序列の組織であり、自身で改善できる点は限られるものの、何も改善できないということはありません。
自分自身が、ある程度チームをまとめるポジションにいる場合は、部下に方向性を示したりチームの働き方を見直したりするなど、改善の余地があります。
公務員を退職する際の注意点
失業手当を受けられない
退職金の計算方法
退職金=基本額(退職日の給料月額×退職理由別・勤続期間別支給率×調整率)+調整額
出典:keisan
公務員を退職する際、失業手当がない点に注意が必要です。民間企業の場合、最低でも90日以上は失業手当が支給されますが、雇用保険に加入していない公務員では、手当の支給がありません。
退職金の支給はありますが、勤務年数が少ない場合、十分な金額を受け取れない可能性もあります。
転職先での勤務までに期間が空く場合、その間は収入を得られないため、事前に数カ月分の生活費を用意しておきましょう。
社会保険の対策
具体的な対策方法
- 健康保険任意継続制度を利用する
- 国民健康保険へ加入する
- 家族の扶養に入る
公務員を退職する際、転職先での勤務までに期間が空く場合は、社会保険の対策が必要です。
国民年金への支障は少ないですが、健康保険に加入していない状態では保険証が使えないため、医療機関での受診料や治療費等の支払いに大きな負担がかかります。
保険証を取得後に申請すれば、控除分が返金されますが、それまでのリスクが大きいです。貯蓄の少ない方や基礎疾患がある、小さい子供がいるなどで医療機関を利用する機会が多い方は、十分に注意しましょう。
役職によって現職中に転職活動ができない
職員は、利害関係企業等(営利企業等のうち、職員の職務に利害関係を有するものとして政令で定めるものをいう。以下同じ。)に対し、離職後に当該利害関係企業等若しくはその子法人の地位に就くことを目的として、自己に関する情報を提供し、若しくは当該地位に関する情報の提供を依頼し、又は当該地位に就くことを要求し、若しくは約束してはならない。
現職を辞めて転職をする際、事前に転職活動を行い、次の勤務先を見つけてから退職するのが理想です。
しかし、国家公務員として一定の役職を担っている場合、国家公務員法により在職中の転職活動が禁止されているため、注意しましょう。
該当する具体的な役職は、意思決定の権限を有する本省課長補佐級以上です。地方公務員やそれ以外の国家公務員の方は該当しないため、安心して転職活動に取り組めます。
公務員を退職する前に考えるべきこと
その仕事自体が嫌なのか、職場が嫌なのか
公務員を退職する前に考えるべきなのは、その仕事自体が嫌なのか、職場が嫌なのかです。辞めたい理由を整理すれば、今後の転職活動に活かせます。
仕事自体が嫌なのであれば、別の職種で転職先を見つけると良いです。職場が嫌なのであれば、同じような仕事ができる転職先を探しましょう。
もちろん職種を変えるのもいいですが、同職種であれば今のスキル・経験が転職先でも活きやすいです。
辞めた後の生活に困らないか
家賃の有無 | 平均支出(1ヶ月) |
---|---|
家賃あり | 161,753円 |
家賃なし | 142,595円 |
公務員を退職する前に、その後の生活に困らないかを考えましょう。総務省の家計調査によると、家賃あり単身世帯の平均支出は、1ヶ月あたり約16万円です。
転職活動に半年ほどかかるとすれば、最低でも100万円以上は用意する必要があります。また、前提として、今の仕事を続けながら転職先を探すのが最善策です。
ビズリーチやマイナビエージェントなどの転職エージェントを利用すれば、空いた時間でサポートを受けたり、面接日程の調整なども行ってくれるので、仕事で時間を作りづらい方でも転職活動を円滑に進められます。
ビズリーチ |
|
こんな職場は今すぐやめてOK
労働環境がひどすぎる
労働環境がひどすぎる職場は、たとえどれだけ優秀で精神的に強くても、肉体的・精神的疲労が蓄積し、継続して働くことは難しいです。
労働時間が長すぎるにも関わらず残業代が支払われない、上司からのパワハラがひどいなど、労働環境が劣悪な場合は「根性がない」「今の環境から逃げるな」などと言われても、気にせずにすぐ辞めるべきです。
職員のことを大切に扱っていない
離職率が高く、職員のことを大切に扱っていない職場環境である場合も、すぐに辞めるべきです。離職率が高いということは、数値が高いなりの理由が必ずあります。
職員のことを大切に扱っている場合、職員同士が工夫を凝らして、働きやすい環境を整えようと改善されることが多いです。
しかし、人が辞めたらすぐに補充すればよいと思っている程度の職場の場合、どうしても離職率が高くなり、自ずと職場の雰囲気も悪くなります。
人間関係が悪すぎる
職場の人間関係が悪い場合は、今すぐ辞めるべきです。人間関係が悪いというのは、公務員だけではなく、民間企業でも辞める理由として上位に挙げられます。
職場内での悪口や陰口が慢性化していたり、職員同士の協力関係がないなど、あまりにも人間関係が悪い場合は、継続して働くことは難しいです。
公務員を円滑に退職する方法
退職に適切な時期を考える
公務員を退職する際は、民間企業よりも退職するタイミングを考える必要があります。
例えば教員の場合、担当しているクラスが卒業するまでは、退職するのは非常に難しいです。教員以外にも、公務員の多くは4月入職の新規募集を行っていることが多いため、3月末で退職するのが一般的です。
しかし、部署によっては、年度途中でも退職して問題ない場合もあるため、各部署に合わせて適切な退職時期を事前に調べておきましょう。
退職理由はポジティブに伝える
退職理由は、ポジティブな理由で伝えましょう。すべて本音で伝える必要は無いため、キャリアチェンジしたいなど、前向きな理由をメインに伝えます。
ネガティブな理由を話すと「解決のための工夫はしたのか」「その理由だと転職先でも失敗する」など、辞めさせない方向に話を持って行かれやすいです。
円満な退職までの流れ
-
STEP1
退職の意思を伝える
円満な退職への第一歩は、退職の意思を伝えることです。退職の話をする際は、上司と2人で話せる場所で行いましょう。他の人に聞こえると、退職を阻止する人が増えます。
また、退職の意思を伝えるタイミングは最低でも退職希望日の1ヶ月半前にして、引継ぎなどの余裕を持つことが大切です。
-
STEP2
退職願・退職届を出す
退職が承認されたら、退職願を出しましょう。書式は会社によって決まっていることもあるので、まずは管理部や採用部に確認してください。
その後、退職願が受理されて、退職日が正式に決まったら退職届を出します。退職届も退職願と同じように、就業規則の中に「誰に・いつまでに」などが書かれている場合があります。
-
STEP3
(告知が出たら)他の職員に伝える
上司から「退職することを周りに伝えて問題ない」と話があったら、伝え方を上司と相談したうえで、他の職員にも伝えましょう。
先んじて伝えてしまうと、職員のモチベーションを下げてしまい、収集がつかなくなってしまうことがあります。円満に退職するのであれば、会社に迷惑がかからない行動を心がけることが大切です。
-
STEP4
業務の引継ぎを行う
円満に退職するためには、業務の引継ぎをしっかりと行いましょう。引継ぎを疎かにして退職をすると、上司や職員に迷惑がかかり、円満退職とはなりません。
マニュアル作成などをして、引継ぎを楽にしてあげることがポイントです。
-
STEP5
有給休暇が残っている場合は消化する
有給休暇が残っている場合は、退職前に消化しましょう。有給消化は後ろめたい気持ちがあるかもしれませんが、職員の平等な権利なので、全て消化して退職日を迎えることをおすすめします。
引継ぎに影響が出てしまうと消化が難しくなるため、退職日から逆算をして計画を立ててください。
-
STEP6
備品の返却・退職書類の受け取り
備品の返却は忘れがちなポイントです。支給されたパソコン・USBメモリー、更衣室のカギ、制服など、仕事の時に使っていたものは全て返却しましょう。
また、備品とともに退職書類である離職票や雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票を受け取ることも忘れないでください。
退職代行を利用する手もある
退職に踏み切りたくても上司に相談ができないでいる人には、退職代行がおすすめです。上司と顔を合わせることなく、スムーズに会社を退職できます。
中でも、退職代行Jobsを利用するのがおすすめです。退職代行Jobsは、退職が完了するまで追加料金・期間制限なしでサポートを受けられ、有給の申請や社宅からの引っ越しサポートも行っています。
退職を代行してくれるだけではなく、退職サポートが豊富な退職Jobsを、ぜひこの機会に試してみましょう。
退職代行おすすめ3選
退職代行 | 特徴 |
---|---|
Jobs |
|
辞めるんです |
|
ニコイチ |
|
おすすめの退職代行サービスは、上記3社です。いずれも弁護士監修を受けているサービスなので安心して利用でき、100%の確率で退職できます。
また、料金は3社とも一律27,000円で利用可能です。退職代行Jobsのみ、より円満な退職を希望する方向けに、労働組合が交渉に入る「安心パックプラン(29,000円)」も提供しています。
3社ともLINEで無料相談が可能なので、退職代行を依頼する前にまずは気軽に相談してみましょう。
公務員を退職した後のキャリアは?
公務員時代と同じ仕事内容の会社
公務員と同じ仕事内容の会社への転職は、現在の仕事は嫌いではないものの、職場環境や人間関係が苦手で退職したい場合におすすめです。
具体的には、NPO法人や商工会などの団体職員や、日本郵政グループやNTTグループなどの特殊会社が挙げられます。
公務員時代の仕事内容をそのまま活かせるため、即戦力としても働けます。そのため、転職に成功する確率も高いです。
公務員時代とは全く違う仕事内容の会社
公務員時代とは全く違う仕事内容の会社へ転職する場合、仕事自体への興味や夢に基づいて選ぶため、やりがいやモチベーションを強く感じられます。
しかし、未経験の仕事内容の会社へ転職する場合は、職位も望めずゼロからのスタートです。公務員時代の収入よりも下がってしまう可能性があることを理解し、転職する必要があります。
公務員の経験を活かせる仕事
公的な機関とやりとりしている企業
公的な機関である市役所・区役所・学校などに対して、商品を納品したりサービスの提供を行っている企業では、公務員での経験を活かしやすいです。
これらの公的な機関が、どのような経緯で商品やサービスを検討しているか、といったニーズを的確に汲み取れるため、貴重な人材として重宝されます。
内部の情報に詳しい人材であれば、より採用率が高まります。
コンサルティング会社
公務員の経験を活かせる代表的な仕事として、コンサルティング会社があります。コンサルティング業務は、顧客の悩みや問題を解決することがゴールとなる仕事です。
公務員の仕事では、地域や社会全体の事業や整備等の管理を行うため、常に広い視野を持って業務に取り組む必要があります。
コンサルタントとして働く場合にも、広い視野で物事を論理的に考える必要があるため、公務員はコンサルタントの素養があると言えます。
営業職
上記と同じく、特に役所などで勤務していた公務員は、日々多様な住民と対面し、要望や声を聞き対処するといった能力に長けています。
そのため、営業職でも即戦力として期待できます。場合によっては、転職してすぐに結果を出すことができ、給与も公務員時代を上回る可能性が高いです。
営業職への転職なら、ビズリーチやマイナビエージェントなどの転職サービスを利用しましょう。
転職活動を行う際に気をつけるべきこと
転職活動は在職中に行う方が良い
転職活動は、在職中に行うことがおすすめです。在職中に転職活動を行うことで、経済的な不安がなく活動できることに加え、思い通りにいかなかったときのリスク対策にもなります。
ただし、他の職員にはあまりバレないように転職活動を進めるべきです。バレてしまうと、上司や周りの隊員からの扱いが変わり、公務員を続けることになった場合、居づらくなる可能性があります。
転職サービスを活用すると効率的
転職を行う際は、転職サイトやエージェント等の転職サービスを活用しましょう。
中でも、転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが転職活動をサポートするため、条件の良い企業にも採用される可能性が高いです。
実際に、自己応募では書類選考で不採用になってしまう場合も、転職エージェントを活用すると上手くいくこともあります。異業種への転職は難易度も上がるため、転職サービスを複数活用すべきです。
公務員からの転職におすすめの転職サービス
転職サービス | 特徴 |
---|---|
ビズリーチ |
|
マイナビ エージェント |
|
レバテック キャリア |
|
ビズリーチ
年収1,000万円以上からの支持No.1転職サービス
(出典:ビズリーチ)
ビズリーチのポイント
- 求人の3分の1が年収1,000万円以上
- 企業やヘッドハンターからスカウトされる
- 優良企業と直接コンタクトが取れる
主な特徴 | |
---|---|
おすすめ年代 | |
求人数 |
83,279件 |
非公開求人数 | 非公開 |
未経験求人 | |
料金 | 無料 ※一部有料サービス有り |
エリア |
|
ビズリーチのメリット
- 厳選された優良企業からオファーがくる
-
ビズリーチは、厳選された優良企業やヘッドハンターから直接オファーメッセージが届く転職サービスです。
普通の転職サイトは、自分で企業を探すことが求められますが、ビズリーチは過去の経歴やスキル、希望条件をもとにスカウトメッセージがきます。
- 年収600万円以上を狙える
-
ビズリーチは、年収600万円以上を狙いやすい転職サービスです。ハイクラス層を主なターゲットとしており、求人の3分の1が年収1,000万円以上です。
現在の年収が600万円未満でも問題なく登録でき、年収アップを狙えます。
スカウトがどれくらいくるかで、自分の市場価値を確認することもできるので、まずは登録してみるのをおすすめします。
- 有料プランでハイクラス求人が紹介される
-
ビズリーチは、税込3,278円/月または5,478円/月の有料プランに登録すると、年収1,000万円以上の求人を紹介してもらえるようになります。
ただし、無料プランでも十分なサービスを受けられるので、基本的には無料プランで問題ありません。
より高年収を目指したい方、無料プランで満足できない方は有料プランも検討してみましょう。
- 年収1,000万円以上の支持率No.1
-
コンサルティング会社のシード・プランニングが行った転職サービスに関する調査を実施しました。
そこで、ビズリーチは年収1,000万円以上のビジネスパーソンが選ぶ「最も満足度が高い」転職サービスでNo.1を獲得しました。 (出典:PRTIMES)
ビズリーチのデメリット
- キャリアに自信が無い方は不向き
-
ビズリーチは、キャリアに自信の無い方は不向きです。ハイクラス求人を中心に扱っていることもあり、経験や実績が強く求められます。
スキルや経験に自信が無い方は、総合型転職エージェント「マイナビエージェント」や「dodaエージェント」がおすすめです。
- 審査に通る必要がある
-
ビズリーチを利用するためには、審査に通る必要があります。審査基準は公表されていませんが、ハイクラス求人を中心に扱うことから、職歴が浅い方や年収が低い方は審査落ちする可能性が高いです。
審査落ちしても、職務経歴書の内容を修正すると、再審査を受けられます。ビズリーチの審査に通らなければ、リクルートダイレクトスカウトなど他の転職エージェントを検討しましょう。
ビズリーチの評判と口コミ
マイナビエージェント
20代〜30代の転職に強い転職エージェント
(出典:マイナビエージェント)
マイナビエージェントのポイント
- 20代に信頼される転職エージェントNo.1
- 登録者の80%が34歳以下
- 業界ごとに専門キャリアアドバイザーがいる
主な特徴 | |
---|---|
おすすめ年代 | |
求人数 |
非公開 |
非公開求人数 |
非公開 |
未経験求人 | |
料金 | 無料 |
エリア |
|
マイナビエージェントのメリット
- 20代~30代の若い世代に強い
-
マイナビエージェントは、若手向けに差別化を図っている転職エージェントです。
登録者の80%以上が34歳以下で、20代に信頼される転職エージェントNo.1にも選ばれています。
若い世代に特化していることもあり、掲載求人は、未経験募集にも積極的な企業が多いです。
- 業界に特化したキャリアアドバイザー
-
マイナビエージェントは、各業界に精通した専任のキャリアアドバイザーを設けています。
専任だからこそ、深い情報をキャッチアップしてくれるため、ピッタリな求人紹介や最適な面接対策を実現しています。
業界だけではなく、女性向けや第二新卒向けなどの属性別キャリアアドバイザーや、関西・東海・九州などエリア特化のキャリアアドバイザーも配属しています。
- 転職サポートが無期限
-
マイナビエージェントは、転職サポートに期限を設けていません。多くの転職エージェントは、最大3ヶ月などの期限があるため、転職活動が長引くとサービスを受けられなくなることもあります。
無期限で転職活動できる安心感があるので、早急に転職先を決めなければならないという焦りがありません。
納得いくまで転職先を吟味できるので、入社後のミスマッチも感じにくいでしょう。
マイナビエージェントのデメリット
- ハイクラス求人は少ない
-
マイナビエージェントは、ハイクラス求人が少ないです。
年齢制限は無いものの、登録者の80%以上が34歳以下なので、若手向けの求人が多い傾向にあります。
30代後半の方や、高年収を重視した転職活動をしたい方は、優良企業から直接オファーが来る「ビズリーチ」や、年収800万円超の求人が豊富な「リクルートダイレクトスカウト」がおすすめです。
- 担当者のサポートにばらつきがある
-
マイナビエージェントは、担当者によってサポートのばらつきがあります。
業界ごとの専任キャリアアドバイザーを設けているからこそ、業界の経験値や知識量がサポートの質に反映されやすいです。
転職エージェントを利用する最大のメリットは、キャリアアドバイザーの徹底サポートが受けられることです。担当者が合わないと感じたら、早いうちに変更の相談をしましょう。
マイナビエージェントの評判と口コミ
まとめ
公務員は「収入が安定している」「基本的に定時で帰っている」などのイメージがありますが、通常の企業と同様またはそれ以上の苦労を要する労働環境です。
退職を決める前に、上司や友人への相談や仕事内容の見直し等を行い、現状の悩みを改善できないかを試しましょう。後悔せずに退職するためにも、一度気持ちを落ち着かせて判断すべきです。
もし、公務員からの転職を検討する場合は、転職サイトのビズリーチや、転職エージェントのマイナビエージェントを活用し、転職活動を有利に進めましょう。