新卒や社内異動、転職したばかりの人は、仕事が多くキャパオーバーになることも多いだろう。始めたての頃は覚えることばかりで、自分のリズムを掴みづらい。
精神的・肉体的なプレッシャーが強く、逃げたくなる人も多いかもしれない。
だが、キャパオーバーを乗り越えた人の多くは、その後、仕事ができる人になっていると言われる。キャパオーバーな中で試行錯誤して乗り切れると、圧倒的に成長することができるのだ。
今回は、なぜキャパオーバーを乗り越えることが、スキルアップにつながるのかを整理した。
なお、将来的に大きく成長したいのに、今の環境では生ぬるいと感じている人は、早めに転職活動を始めよう。具体的には、求人サイトとエージェントの両方に登録するのが良いだろう。
求人サイトのビズリーチは企業側からスカウトを受けられるため、自分の経歴やスキルを評価してくれる企業を効率的に見つけることができる。
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- キャリハイ@編集部
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目次
キャパオーバーはどんな状態か
まずはじめに、キャパオーバーとはどんな状態かを整理した。自分が今その状況に追い込まれているのかどうかを確認してほしい。
処理しきれない量の仕事がある
まず大前提として、あなたの処理できる量以上の仕事が来ていることだ。
具体的には、1日のタスクを整理した時に、全て最短の時間でこなせたとしても、1日でさばき切れない状態を指す。こタスクに追われてしまい、「考える」ことに全く時間を割けなくなることが特徴だ。
毎日、新規の仕事が増える
ただでさえ、仕事が処理しきれていない中で、さらに仕事が増える状態だ。
特に立ち上げの部署だったりすると、やらなければならないことは山ほどあるので、慣れていくにつれてどんどん任せられてしまう。
上司が、あなたがキャパオーバーだと理解した上で、さらに成長を願って任せるパターンもあれば、周りに誰もやれる人がおらず、仕事のしわ寄せが来ているパターンの2つがある。
もし前者であれば、心配しなくて良い。上司がそこまで考えている場合は、最終的にはフォローをしてくれるので、無我夢中に取り組めば良いだろう。
ただし、後者の場合は注意だ。自分である程度のラインで線引きしないと、成長する前にパンクしてしまう。
もし、後者の場合は、早めに転職サービスを使って転職することをおすすめする。転職サービスは、数多く存在するため、迷ってしまうかもしれないが、ビズリーチに登録しておけば間違いはないだろう。
登録してスカウトを待つだけで数十件ほどは案件を紹介してもらえるので、転職活動を有利に進めやすい。無料で十分利用でき、年収アップの期待も高い。登録しても転職の強要などはないので、気軽に使ってみてほしい。
どう進めれば良いか、相談すれば良いかも分かっていない
仕事が一定以上入ってくると、タスク管理する時間もなくなり、優先度に関係なく仕事を進めるようになる。また、そういった状況が悪化すればするほど、人に相談しづらくなってしまい、悪循環が進んでいく。
目の前の雑務があまりにも多いと、ついつい上記の状況になりがちだ。
その結果、肉体的・精神的に追い込まれてしまう
人に相談できないまま、仕事が思うように進まない時間が長くなると、心身ともに疲れ果ててしまう。
土日にも仕事しなければならなくなり、その結果、さらに休む時間が減ってしまい、平日のパフォーマンスも落ち……という流れだ。
一度業務がキャパオーバーになった時点で、全てを挽回するのは不可能なため、優先順位を決めて、諦めるべき業務がないかを整理することが大切だ。
しかし、自分でできないことを上司や周りに正直に伝えるのは意外と難しく、取り返しのつかないところまで進んでしまうことの方が多い。
キャパオーバーになったらどう対処すべきか
キャパオーバーはピンチにもチャンスにもなる。
対応を間違えなければ、きちんと成長するチャンスになるので、ぜひ参考にしてほしい。
状況を立て直す時間を取る
とにかく立て直すことが全てだ。これなしでは一切進展しない。
タスクが山積みになっていると、どうやれば全て解決できるかではなく、目の前の雑務を無思考で片付け始めてしまう。全てのタスクを把握することもできず、タスクの解決方法も分からずにずるずる行ってしまう。
こんな時には、多少目の前の雑務を止めてでも、一度整理する時間を取らなくてはならない。タスク管理に時間をかけるのは気が引けるかも知れないが、キャパオーバーを抜け出すには必要不可欠である。
上長に相談し、仕事の優先順位づけと取捨選択をする
自分でタスクの整理ができ、全体像を俯瞰できたら、次は直属の上司に相談しよう。
自分だけで優先順位づけなどを行ってしまうと、会社が求めている順位とは異なっていたり、3番手以降になったタスクの進捗が遅くマイナスイメージをもたれてしまう可能性が高い。
あらかじめ、上司と優先順位をすり合わせておくことで、立て直しながら正しい順番で着手しているということが伝わるので、変な誤解を招かずに済む。
自分だけで無理に解決しようとしないことが肝だ。
既存業務の効率化を徹底する
なんども同じように繰り返し行なっている業務があれば、自動化したり他の人に任せたりする方法がないかを模索してほしい。
ベンチャー企業では特に、スピードを重視してビジネスを進めることが多く、型化されていない状態で業務が降ってくることも多い。
最初は、時間をかけてとりあえず形にするのも良いと思うが、毎日ルーティンの作業があれば、一時的に踏ん張って仕組み化してしまおう。
短時間でも、毎日時間を食われていたものが効率化されるだけでも、心の余裕は大きく変わる。
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なぜキャパオーバーになることに意味があるのか
キャパオーバーになると、立て直すのにも時間がかかるし、結果を出すまで心身ともにしんどい日々が続く。しかしなぜ、成長するのに必要だと言えるのか。
追い詰められて初めて、仕事に本気で向き合える
仮に、ゆとりを持って働いていたとしよう。毎日何十分もデータ入力に時間をかけたり、時間を気にせずにタスクを一つずつこなしていれば良い状況だ。
そんな状況では、作業を自動化して効率化しようとは思わないし、仕事の優先順位を厳密に考えようともしないはずだ。余裕があると、人はだらける生き物なのだ。
追い込まれて初めて、「この作業を効率化できないか?そもそもこの作業は必要なのか?」を考え込むことができるのである。
また、管理職になった時に大きな差が生まれる。キャパオーバーになった時の状況や対策を理解していれば、部下が同じ状況になった時に上手くフォローできる。
自分で経験することもないまま上司になってしまうと、キャパオーバーになった部下をフォローすることなく潰してしまうかもしれない。
マネジメントという観点でも、キャパオーバーは経験しておいた方が良いのである。
もし、こうした経験を積めそうにないのであれば、ビズリーチなどに登録し、早めに転職する方が良いだろう。キャリアアップする上で、キャパオーバーしてでも自分の実力を上げる経験はとても貴重だ。
また、ハイクラス向けの転職に強いビズリーチや、コンサルへの転職に強いアクシスコンサルティングに登録すれば、レベルの高い企業を紹介してくれるので、ぜひ活用してみてほしい。
乗り越えた時に自信がつく
最初はキャパオーバーで超えられない壁だったと思っていた量を、決められた時間内でさばけるようになると、とにかく自信がつく。
また、キャパを超えた時に起きる悪循環を知っているので、その循環に入る前に人に相談するなど対策を固めることができる。
一度キャパを超えられると、その後同じ過ちを繰り返すことなく、スキルアップしていけるのである。
周りの人から信頼される
膨大な業務をしっかりやり切ったという評判を周りから得られることも大きい。
仕事のクオリティも重要だが、任せた時にやり切ってくれるという信頼を得ることは非常に大切だ。
今後、大きな仕事をその人に任せようという傾向が生まれるため、より面白い仕事を任される機会を得られる可能性も上がる。
周りから信頼を得ることはそれくらい重要なことなのだ。
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キャパオーバーをチャンスに変えて、成長の機会を生み出そう
キャパオーバーになると、心身ともに大変ではあるが、その分大きく成長する期間でもある。そのまま逃げ出してしまう前に、時間をとり、立て直せるように努力しよう。
なお、こうした機会が全く得られずに、ゆとりのある毎日で成長が望めないと不安な人は、早めに転職活動を始めよう。
特に若いうちは、自分のキャパを広げていくことが重要なので、早めに取り組んだ方が良い。もし転職を決意したら、早めに求人サイトとエージェントの両方に登録しよう。
求人サイトのビズリーチは企業側からスカウトを受けられるため、自分の経歴やスキルを評価してくれる企業を効率的に見つけることができる。
また、コンサルに強いアクシスコンサルティングは、レベルの高い企業を多く紹介してくれる。レベルの高い環境で挑戦していきたい人にとっては役立つ相談先になるだろう。
自分のキャパを広げて、よりキャリアを向上して行けるように頑張ってほしい。
今日は以上だ。