「年収1600万円の手取りは月にいくら?」
「年収1600万円の生活レベルを知りたい」
年収1600万円は、ハイクラス層の入口とされる、年収800万円の倍の年収です。多くのサラリーマンが憧れる年収ですが、実際の手取りや割合、生活レベルはどうなのか、気になりますよね。
そこで、この記事では年収1600万円の手取りや稼ぐ人の割合、生活レベルについて紹介しています。目指せる職業や税金対策、住宅ローンなどについても解説しているので、年収アップや生活の参考にしてください。
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目次
年収1600万円の手取りは約89.8万円
年収1600万円の手取りは1ヶ月あたり約89.8万円、年間では約1077万円です。所得税や住民税、社会保険料などが給料から天引きされるため、1,600万円を全て貰えるわけではありません。
ボーナスありで年収1600万円の場合、毎月の手取りは少なくなります。例えば、2ヶ月分のボーナス込みで年収1600万円の人は、12分割ではなく、14分割された金額が月収になるためです。
年収1600万円の手取りシミュレーション
年収 | 月収 | |
---|---|---|
額面収入 | ||
所得税 | ||
住民税 | ||
健康保険 | ||
厚生年金 | ||
雇用保険 | ||
介護保険 | ||
手取り |
参考:国税庁、日本年金機構、全国健康保険協会、厚生労働省
※都道府県・年齢・年収を設定して手取り額を計算できます
手取りは、総支給額(額面)から税金・社会保険料を引くことで計算できます。総支給額とは、基本給に各種手当やボーナスなどを足したものです。
一般的に、手取りの目安は総支給額の80%程度といわれています。ただし、年収1600万円の場合は税金の負担が大きいため、手取りは総支給額の70%程度です。
正確な手取りは、給与明細の「差引支給額」で確認できます。
- ▼ボーナスの手取り内訳詳細(タップで開閉)
-
ボーナス400万円の明細例 支給 控除 賞与 4,000,000円 健康保険 196,200円 – – 厚生年金 137,250円 – – 雇用保険 20,000円 – – 源泉徴収額 1,119,388円 総支給額 4,000,000円 控除額合計 1,473,438円 年間の手取り額 2,526,562円 ボーナスは住民税が引かれません。ただし、社会保険料や源泉徴収によって150万円ほど天引きされ、ボーナス400万円の手取りは250万円強です。
総支給額の内訳
総支給額の内訳 |
---|
・基本給 ・残業代 ・各種手当(交通費、住宅手当、育児手当 等) |
総支給額は、固定給に各手当を足したもので、残業代や住宅手当などが含まれます。
手当の種類や有無は企業によって異なります。各種手当や福利厚生が充実している場合もあれば、逆に手当が乏しく基本給が高いなど各社で様々です。
控除額の内訳
控除額の内訳 |
---|
・健康保険、厚生年金、雇用保険、介護保険 ・所得税、住民税 |
控除額の内訳は、健康保険や厚生年金などの社会保険と、所得税・住民税です。年齢や家族構成、地域によって異なり、扶養家族がいると税負担が軽くなる、40歳以上は介護保険の負担があるなどの差があります。
また、ふるさと納税でも税金の控除を受けられ、返礼品を貰いながら税負担を減らせます。控除上限はありますが、年収1600万円なら選べる返礼品も多く、使わなければ大損とまで言えます。
- ▼控除対象の金額や詳細(タップで開閉)
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控除対象 詳細 健康保険 【標準報酬月額の9.98%を会社と折半】
133万円※×9.98%÷2=約66,400円
・自治体や組合によって料率変動あり
・加入により医療費の負担が3割になる
※標準報酬月額の等級を元に計算
※東京都の保険料率を掲載厚生年金 【標準報酬月額の18.3%を会社と折半】
65万円※×18.3%÷2=59,475円
・国民年金に上乗せされてもらえる年金
※標準報酬月額の等級を元に計算雇用保険 【額面の0.6%】
133.33万円×0.6%=約8,000円
・農林水産、清酒製造、建設業は0.7%
・失業時に給付を受けるための保険介護保険 10,640円/月ほど
・40歳以上の医療保険加入者が支払う
・介護が必要になった際に一時金が給付所得税 200,000円/月ほど
・所得に応じてかかる税金
▶所得税の税率|国税庁住民税 100,000円/月ほど
・地域によって税率が異なる
・前年の収入に対してかかる
- ▼所得税の計算方法(タップで開閉)
-
所得税の計算式 所得税=課税対象額×所得税率-控除額
課税対象額=合計所得-所得控除など
年収1,600万円の場合、基本的に所得税率は33%、控除額は1,536,000円。所得税は、課税対象額に税率を掛け、控除額を引いたものです。課税対象額は、額面から給与所得控除195万円・基礎控除48万円・社会保険料161万円を引いた額です。収入によって控除額は異なります。
計算すると課税対象額は1196万円、税率は33%、控除額が153.6万です。つまり年間の所得税額は、1196万円×33%-153.6万円=約241万円、月間約20万円と算出できます。
- ▼住民税の計算方法(タップで開閉)
-
住民税の計算 住民税 = 均等割 + 所得割
均等割は一律で課される税(地域で異なる)
所得割 = 課税対象額 × 住民税率 – 税額控除額
住民税率はおよそ10%(地域で異なる)住民税は均等割+所得割で算出でき、所得割は課税対象額に税率を掛け、控除額を引いたものです。課税対象額は1201万円で、基礎控除の額が43万円に変わる以外、所得税と同じ計算です。
住民税率には地域がありますが、基本10%なので、所得割は1201万円×10%=120.1万円と算出できます。所得割に対する税額控除は、ふるさと納税や住宅ローンなどが対象ですが、ここでは無視します。
均等割も地域で異なりますが、仮に年間5000円として計算します。住民税は年間で5000円+120.1万円=120.6万円となり、1ヶ月あたり120.6万円÷12ヶ月=約10万円です。
世帯年収1600万円の場合は?
世帯年収で1600万円の場合、単身で稼ぐよりも手取りが多くなります。日本は累進課税を採用しているため、2人で手分けして稼いだほうがトータルの税率が低く済むからです。
夫婦で800万円ずつ稼いでいると仮定した場合、所得税は約92万円、住民税は約91万円です。単身で1600万円を稼いだ場合の所得税は約241万円、住民税は約121万円のため、約179万円の差があります。
社会保険料の支払額は単身の場合よりも多くなりますが、差は約73万円です。同じ年収1600万円なら、世帯2人で稼いだほうが手取りを増やせます。
世帯年収1600万円の手取り一例
個人年収1,600万円 | 世帯年収1,600万円 (800万円を2人で稼いだ場合) |
|
---|---|---|
所得税 | 約241万円 | 約92万円 |
住民税 | 約121万円 | 約91万円 |
社会保険料 | 約161万円 | 約234万円 |
控除額合計 | 約523万円 | 約417万円 |
手取り | 約1,077万円 | 約1,183万円 |
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年収1600万円の生活レベル
総務省の家計調査の結果を参考に、年収1600万円の人がどのような生活レベルか、家族構成ごとに紹介します。
同じ年収でも、生活環境や扶養家族の有無によって生活レベルは大きく変わります。各ケースにおける支出の内訳を確認しましょう。
今回は、すべてのケースにおいて年収1600万円の手取り89.8万円を基準に、生活費の目安を掲載しています。
年収1600万円の生活レベル【独身・一人暮らし】
出費 | 備考 | |
---|---|---|
手取り | – | 898,000円 |
家賃・住宅ローン | 250,000円 | 都内なら1LDK |
水道光熱費 | 12,000円 | – |
食費 | 70,000円 | 1日約2,3000円計算 |
携帯代含む通信費 | 10,000円 | – |
交通費 | 20,000円 | ‐ |
娯楽費・交際費 | 100,000円 | ‐ |
雑費 | 100,000円 | ‐ |
貯金・投資 | 336,000円 | ‐ |
年収1600万円で一人暮らしの場合、かなり余裕のある生活を送れます。家賃を25万円と見積もった場合、都内で1LDKの物件を探しやすいです。
食費や娯楽費を多めに見積もっても、毎月33万円ほど貯金ができます。一人暮らしでは収入にかなり余裕があるため、iDeCoやNISAなどを活用して資産形成に取り組むのがおすすめです。
年収1600万円の生活レベル【既婚・二人暮らし】
出費 | 備考 | |
---|---|---|
手取り | – | 898,000円 |
家賃・住宅ローン | 270,000円 | 都内なら2LDK |
水道光熱費 | 20,000円 | – |
食費 | 90,000円 | 1日約3,000円計算 |
携帯代含む通信費 | 15,000円 | – |
交通費 | 23,000円 | ‐ |
娯楽費・交際費 | 130,000円 | ‐ |
雑費 | 120,000円 | ‐ |
貯金・投資 | 230,000円 | ‐ |
年収1600万円で二人暮らしの場合、かなり安定した生活を送れます。家賃27万円と見積もった場合、都内で2LDKの部屋を探しやすいです。
また、食費や娯楽費を多めに見積もっても、毎月23万円ほど貯金ができます。年収1600万円で二人暮らしなら、日常生活で不自由に感じることは少ないでしょう。
年収1600万円の生活レベル【3人家族・子ども1人】
出費 | 備考 | |
---|---|---|
手取り | – | 898,000円 |
家賃・住宅ローン | 280,000円 | 都内なら3LDK |
水道光熱費 | 23,000円 | – |
食費 | 100,000円 | 1日約3,300円計算 |
携帯代含む通信費 | 20,000円 | – |
交通費 | 26,000円 | ‐ |
娯楽費・交際費 | 140,000円 | ‐ |
雑費 | 140,000円 | ‐ |
貯金・投資 | 169,000円 | ‐ |
年収1600万円で3人家族(子ども1人)の場合、裕福な生活を送れます。家賃28万円と想定した場合、都内で3LDKの家を探しやすいです。
娯楽費を多く見積もっても、毎月17万円ほど貯金ができます。定期的に家族旅行を楽しむことも可能です。
ただし、子どもの習い事や進学を考えると、家計の管理が重要です。生活に余裕があるうちに、将来の貯蓄に備えて貯金をしておきましょう。
年収1600万円の生活レベル【4人家族・子ども2人】
出費 | 備考 | |
---|---|---|
手取り | – | 898,000円 |
家賃・住宅ローン | 290,000円 | 都内なら3LDK |
水道光熱費 | 26,000円 | – |
食費 | 120,000円 | 1日約4,000円計算 |
携帯代含む通信費 | 25,000円 | – |
交通費 | 30,000円 | ‐ |
娯楽費・交際費 | 150,000円 | ‐ |
雑費 | 150,000円 | ‐ |
貯金・投資 | 107,000円 | ‐ |
年収1600万円で4人家族(子ども2人)の場合、ゆとりのある生活を送れます。子どもが2人のため養育費の負担がかなり大きいですが、しっかり家計を管理すれば貯金も可能です。
ただし、私立学校への進学や習い事の費用を考えると、散財はできません。食費や娯楽費を適切な金額に抑えて、貯蓄を増やしておくと安心です。
年収1600万円は児童手当や高等学校就学支援金が受けられない
年収1600万円は、児童手当や高等学校就学支援金が受けらません。
児童手当制度は、中学校卒業までの児童を養育している人を対象に、支援金が支給される制度です。年収が1276万円を超えると、児童手当制度の対象から外れます(参考:こども家庭庁)。
高等学校就学支援金は、高校に通う生徒に対して、授業料の一部または全額を支援する制度です。年収1600万円の場合、所得基準を超えているため、支援金がもられません(参考:文部科学省)。
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年収別の月収(額面)と手取り一覧
年収別の額面月収と、1ヶ月あたりの手取りの目安をまとめました。それぞれの年収をタップ(クリック)すると、対応する解説記事に移動できます。
月収 (額面収入) |
1ヶ月の 手取り目安 |
|
---|---|---|
年収600万円 | 50.0万円 | 38.3万円 |
年収650万円 | 54.2万円 | 41.5万円 |
年収700万円 | 58.3万円 | 43.9万円 |
年収750万円 | 62.5万円 | 46.7万円 |
年収800万円 | 66.7万円 | 49.3万円 |
年収850万円 | 70.8万円 | 52.2万円 |
年収900万円 | 75.0万円 | 55.0万円 |
年収950万円 | 79.2万円 | 57.7万円 |
年収1,000万円 | 83.3万円 | 60.5万円 |
年収1,100万円 | 91.7万円 | 65.8万円 |
年収1,200万円 | 100.0万円 | 71.2万円 |
年収1,300万円 | 108.3万円 | 76.3万円 |
年収1,400万円 | 116.7万円 | 80.9万円 |
年収1,500万円 | 125.0万円 | 85.2万円 |
年収1,600万円 | 133.3万円 | 89.8万円 |
年収1,700万円 | 141.7万円 | 94.3万円 |
年収1,800万円 | 150.0万円 | 99.0万円 |
年収2,000万円 | 166.7万円 | 108.5万円 |
年収2,500万円 | 208.3万円 | 130.4万円 |
年収3,000万円 | 250.0万円 | 149.1万円 |
年収1600万円の家賃と住宅ローンの相場は?
家賃上限は44万円|家賃目安は22~34万円
年収1600万円の場合、家賃は年収の1/36という入居の審査基準から考えて、約44万円が上限です。また、家賃は手取りの1/3といった定説もあります。手取り68万円で考えると22~23万円、年収で見ると33~34万円です。
ただし、年収1600万円なら審査上限までの家賃ならゆとりある生活が可能なので、参考にとどめておけばいいでしょう。
また家賃20万円未満でも、子育て家族が都心で部屋を探せるので、部屋探しで困ることはないと言えます。
住宅ローン目安は8000~1億1000万円
年収1600万円では、8000~1億1000万円程度の住宅ローンが目安です。ローン借入額は年収の5~7倍程度、返済比率は手取り額の20〜25%が無理のない返済ができる範囲とされています。
ただし、ローン商品によっては1億円の上限がある場合や、長期ローンでは数十年に渡って年収水準を維持する必要があるなど、注意が必要です。言うまでもないですが、借入に関しては慎重に行いましょう。
- ▼地域別マンションの平均価格(タップで開閉)
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地域 平均価格 首都圏 6,260万円 近畿圏 4,562万円 全国 5,115万円 出典:NHK|新築マンション 去年全国で発売の平均価格 初の5000万円超え
※データは2021年のものマンションの平均価格は、全国で約5000万円です。首都圏(一都三県)の新築マンションの平均価格(2021年)を見ても、年収1600万円なら、23区含め首都圏エリアで余裕を持って購入ができます。
- ▼地域別土地付注文住宅の平均価格(タップで開閉)
-
エリア 建築費用 首都圏 5,162万円 近畿圏 4,540万円 全国 4,397万円 出典:フラット35利用者調査
土地付きの注文住宅は、全国平均で4397万円前後、坪単価では約130万円です。マンションに比べると平均価格が安く、比較的広い家に住めるため、自身の生活スタイルや好みに合わせて戸建てかマンションか選びましょう。
年収1600万円の平均貯蓄額は?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収1200万以上の2人以上世帯の金融資産保有額は平均で4204万円、中央値でも2201万円と、十分な額を保有しています。
金融資産の内訳を見ると、預貯金は1/3程度で、残りは株や投資信託などです。高所得者は必要な現金を確保したら、積極的に投資に回していることが伺えます。
一方で、年収1200万円以上の人でも金融資産保有額が100万円未満の人も5.7%ほどいます。少数ながら高年収を稼いでいても貯蓄をしていない人もいますが、将来を考えて手取りの10~20%は貯金に回すべきです。
【平均値と中央値の違い】 ・平均値:対象者の年収計を対象者数で割ったもの ・中央値:年収を順に並べた際に、ちょうど順番が真ん中になる値 |
年収1600万円の年金受給額は?
年収1600万円の年金受給額は約19万円
年収1600万円の人の年金受給額は約月19万円です。退職後は一気に収入が減るので、勤務先の確定拠出年金やiDeCo、新NISAを利用した資産形成を積極的に考えておきましょう。
22歳~60歳まで勤務の想定で試算(参考:三井住友銀行)すると、厚生年金が12.7万円と基礎年金が6.4万円の計19.1万円/月になります。
仮に同条件で年収1000万円の場合で試算しても、月の年金額は変わらず約19万円です。高所得帯では現役時代の収入で受け取る年金額に差が出ません。
年収1600万円は遺族年金や加給年金がない
生計を維持している人が年収1600万円だと、遺族年金や加給年金を受け取れません。
遺族年金は世帯の生計を維持していた人が亡くなった際に遺族がもらえる年金、加給年金は扶養者がいる場合に加算してもらえる年金です。
年収850万円以上だと、遺族年金も加給年金も支給の対象外となります。現役時の所得が高くとも、年金が増えるわけではないことを頭に入れてきましょう。
年収1600万円の割合
年収1600万円の人の割合を示す統計調査はありません。しかし、国税庁の調査によると、年収1500〜2000万円を稼いでいる人は全体の0.8%でした。
国税庁のデータを元に推計すると、年収1600万円前後を稼いでいる人は、125人に1人の割合のようです。
また、性別によって割合は大きく変わります。男性は1.3%(77人に1人)、女性は0.3%(333人に1人)が参考値です。
年収別の割合【全体・男性・女性】
年収 | 全体 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
~100万円 | 7.8% | 3.4% | 14.0% |
100~200万円 | 12.7% | 6.2% | 21.5% |
200~300万円 | 14.1% | 9.8% | 20.0% |
300~400万円 | 16.5% | 15.5% | 17.9% |
400~500万円 | 15.3% | 17.7% | 12.1% |
500~600万円 | 10.9% | 14.2% | 6.4% |
600~700万円 | 6.9% | 9.5% | 3.4% |
700~800万円 | 4.8% | 7.1% | 1.7% |
800~900万円 | 3.3% | 5.0% | 1.0% |
900~1,000万円 | 2.2% | 3.4% | 0.6% |
1,000~1,500万円 | 4.0% | 6.2% | 1.0% |
1,500~2,000万円 | 0.8% | 1.3% | 0.3% |
2,000~2,500万円 | 0.3% | 0.4% | 0.1% |
2,500万円~ | 0.3% | 0.5% | 0.1% |
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年収1600万円を稼げる職業・仕事は?
- 超大手企業(商社・コンサル・外資など)
- 営業(金融保険・不動産・人材など)
- 金融専門職(ファンドマネージャーなど)
年収1600万円は、給与水準の高い企業なら長年勤めることで目指せる額です。ただし、稼げるのは大手商社や銀行などに限られ、年齢も早くて30代後半が目安です。
会社員として、30代前半までで年収1600万円を得るには、営業職で高い成績を挙げるか、高賃金・成果主義の企業でスピード出世を果たす必要があります。
①大手企業(商社・コンサル・外資など)
総合商社や外資系などの超大手企業は、安定的に年収1600万円を稼げます。ただし、若いうちに年収1600万円に到達するのは難しく、早くとも30代中盤以降になるため、若いうちに稼ぎたい場合には不向きです。
外資は日系に比べ、活躍次第で早い内に高年収を狙えますが、安定性では日系に劣る傾向にあります。ただし起業やフリーランスなどに比べ、低リスクで安定的に年収1600万円を得られるのは魅力でしょう。
入社ハードルは高く、求人が非公開なことも多いです。転職を考えるならリクルートダイレクトスカウトのような、ハイクラス向けサービスを利用しましょう。
②営業職(金融保険・不動産・人材など)
営業職は、成果次第で早くから年収1600万円を狙えます。求められる経験が比較的少ないながら、成果次第で1億円以上の収入など青天井の収入も可能で、20代でも年収1600万円以上を目指せます。
もちろん年収1600万円を稼ぐには相応の成績を上げる必要があります。入社後の難易度は高いですが、未経験でも挑戦しやすいのは魅力的です。
ただし、高年収の営業職は歩合の割合が高く、中には個人事業主のようなフルコミッションの雇用の場合もあります。活躍できないと初任給程度の給与や、フルコミなら報酬0の場合もあることには注意が必要です。
【フルコミッションとは】 完全歩合制のこと。売上を出した分だけ高い給与が得られる代わりに、給与の保証がない |
③金融専門職(ファンドマネージャー・ディーラーなど)
金融専門職は給与水準が最も高い職業の1つです。外資系の投資銀行なら新卒でも年収1000万円を得るのが可能で、年収1600万円なら低いとされるほどです。
金融専門職への転職難易度は非常に高く、未経験転職はまず不可能です。未経験からの転職では、一度コンサルに入社し経験を積んでからの転職という道があります。ただし、かなりのスキルやポテンシャルが求められます。
また、選考がケース面接や専門知識といった対処の難しい内容です。転職にはアクシスコンサルティングのような特化型転職エージェントの利用をおすすめします。
年収1600万円を実現する方法
- 昇進昇格で昇給する
- 起業・フリーランスとして働く
- 投資する
- 転職する
1.昇進昇格で給与を上げる
年収1600万円以上を目指せる企業なら、昇進・昇格を狙うのが堅実かつおすすめです。社内を確認して、年収1600万円が可能な環境なら、仕事で実績を出して昇進・昇格の努力をしましょう。
2.起業・独立やフリーランス
起業やフリーランスとして働く方法も、年収1600万円を達成する方法の1つです。成功すれば大幅な収入アップも望めますが、その分リスクも大きいです。失敗して一文無しになる可能性や、大幅に収入が減ることもありえます。
特に起業の場合、現職と並行して行うのは非常に困難で、収入も不安定です。また、フリーランスでも年収1600万円を稼ぐのも相応のスキルが必要で、未経験から年収1600万円を目指すのはハードルが高いです。
起業・フリーランスを考えているのなら、まず副業としてビジネスを始めて、見通しがついてから独立すべきです。
3.投資する
投資で収入を増やす方法もあります。2024年からは、利益に対して税金が掛からなくなる新NISAが始まっており、初心者でも投資を始めやすい環境になりました。
投資だけで年収1600万円は難しいですが、総合的な収入の手助けになります。
元金が減るリスクがあり、大幅に収入が増えるものでもありませんが、手間を掛けずに収入を増やせる可能性が高いので、余剰資金は投資に回しておくのを勧めます。
4.転職する
現職で年収1600万円が目指せない場合は、転職が第一の選択肢です。現年収が1000万円未満の場合、営業職以外でいきなり年収1600万円は難しいですが、将来的に年収1600万円を目指せる企業への転職は可能でしょう。
年収1600万円の仕事は相応のスキル・経験を求められるので、高収入につながる経験を積んでからの転職や、フリーランスや独立につながる転職など、中長期的に考えましょう。
どういったキャリアを取るべきかは、リクルートダイレクトスカウトなど、ハイクラス向けサービスでの相談がおすすめです。高年収求人が多く、ハイクラス転職を熟知しているため、年収アップの転職ができる可能性が高いです。
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年収1600万円におすすめの税金対策は?
節税方法|ふるさと納税を活用する
ふるさと納税を活用することで、節税に繋がります。ふるさと納税とは、自分が支援したい自治体に寄付をする制度です。
ふるさと納税のメリットは、所得税で支払ったお金の一部が戻ってきたり、住民税の負担が減らせます。また、支援した自治体の特産品がもらえるのも良い点です。
寄付できる金額は、人によって変わります。下記のシミュレーターを用いて、金額を調べてみてください。
ふるさと納税 寄付金シミュレーター(目安)
節税方法|資産運用をはじめる
節税対策として、iDeCoや新NISAなどの資産運用はおすすめです。iDeCoは、任意で加入する積立式の個人年金のことで、自分で拠出した掛金を自ら運用をし資産形成をしていくスタイルの資産運用です。
掛金のすべてが全額所得控除されるため、毎年の所得税や住民税の減税が可能です。その他にも、分配金などの運用利益も非課税なことや受取時の手数料も一定額までかからないといったメリットがあります。
新NISAは、年間最大360万円までの投資による運用益に税金がかからなくなる制度です。通常の投資であれば、利益に対して20.315%の税金がかかりますが、新NISAであれば非課税で受け取れます。
まとめ
年収1600万円の手取りは1ヶ月あたり約89.8万円、年間では約1077万円です。会社員として稼ぐハードルは高いですが、超大手企業や営業職などで年収1600万円も不可能ではありません。
年収1600万円を狙うなら、リクルートダイレクトスカウトやビズリーチなど、ハイクラス向けサービスの利用は必須です。ハイクラス求人が豊富で、転職決定年収も高いため、効率的に年収アップを狙えます。
通常の転職エージェントでは、求人もなく年収1600万円は狙いにくいので、ハイクラス向け転職サイトを複数併用して、高年収の優良求人に出会える確率を上げるのがおすすめです。
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