年収700万円を超えることを目的にした転職が、転職市場において最も難しいのではないかと最近考えるようになってきた。今回の記事では、転職における年収700万円を持つ意味合いについて考えたい。
なお、まずは最初にやるべきことは、自分が本当に700万円を超える年収を獲得できる実力を兼ね備えているかどうかを、確認することだ。実力がないうちに動いたところで、そこまでの年収を獲得することはできない。
自分の客観的な評価を知るためには、プロの目を通して客観的な意見をもらうのが良い。
高年収を目指すなら「ビズリーチ」に相談すると良い。年収アップに得意なエージェントがしっかり手助けしてくれるので、おすすめだ。
「リクルートダイレクトスカウト」も併用すると、さらに多くの転職エージェントから連絡がもらえる。自分が700万円以上の年収のオファーを貰える実力があるかどうか確認できるだろう。
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目次
年収700万円の生活
まずは、年収700万円がどんな生活なのかを書こう。
手取りに換算すると、約550万程だ。月収に置き換えると46万円程度だろう。
家賃だと10~15万円、生活費10万円としても、最低で20万円ほどは自由に使える。交際費で3万円ほど飛ぶとしても、十分に貯蓄できる。
ちなみに2020年から年収850万以上の人には税金がより多くかかるので、年収850万円に行かない程度の人が一番得すると言える。
年収700万以上を目指すならハイクラス転職に強いエージェントに相談すべき
年収700万以上を目指すなら、ハイクラスの非公開求人が豊富な「ビズリーチ」や、ヘッドハンターから高待遇のオファーが届く「リクルートダイレクトスカウト」に登録しよう。
どちらも登録は無料で、年収700万以上のハイクラス求人を多く抱えている。自分の市場価値を確かめるためにも、まずは活用してみてほしい。
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20代・30代で年収700万円以上を目指すべき理由
年収700万円という体験をしたことがある人は実は多くない。例えば総合商社やコンサルを考えてほしい。
総合商社は残業代込みではあるが2年目から年収が800万円を超える。その一方、1年目は500万円程度だ。最近は残業が減ってきているので、2年目の社員の年収は下がる傾向にある。
また、戦略コンサルにしてもマッキンゼー等は550万円スタートだが、アナリストからアソシエイトに昇進したとたんに1000万円を超える。アクセンチュアにしても550万円ほどの給料が昇進によって830万円程度になる。
外銀にいたってはフロントだと1年目から800万円が最低限のスタートのため、700万円というステップはとばされている。
今あげた幾つかの企業は高給の企業であるが、ベンチャー企業を考えても同様のことがいえる。
多くの企業では360万円から500万円程度の年収が、ポジションがマネージャーに上がることで800万円程度の年収にアップすることが多い。
700万円をすっとばしているため、優秀な方が700万円の給料で働いている例は思ったより多くない。
一方700万円の壁を越えられずに苦闘する人も少なくない。ベンチャー企業だと1000万円級の幹部と800万円級のマネージャーを置いて、その下のスタッフクラスは500万円から600万円という形で給与レンジが離れている。
年収700万円ほしい、なんとか700万円を超えたいと思っていたらもっと上の給与額を狙って転職を考えたほうがよい。
銀行では同期と差がつく調査役になると30歳前で1000万円になる。そこからの上がり方は決して早くはないが、年収700万円には3年目で到達できる。そのため、年収700万円の期間は短い。
つまり、年収700万円位以上を得たいと考えている人は、700万円を目的にするのではなく、年収1000万円もしくは800万円を考えて活動するとよい。
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20代で年収700万円以上稼ぐ割合は約1%
20代で年収700万円以上稼ぐ人は実は1%程度しか居ないのだ。dodaの調査によると20代の平均年収は342万円で、大卒新卒の年齢とされる23歳の全体の平均年収が286万円で29歳で395万円が平均である。
職種別に見るとコンサルティングファームのような専門職が475万円で全体のトップ、最も少ないのが販売・サービス系で293万円である。
また、業界別で見ると金融が374万円と最も高く、小売/外食系が306万円で最も少ない。これらのデータだけでも20代で年収700万円がいかにすごいことかがわかる。
高学歴(東大・京大・一橋・早慶)の人たちからすると、周りにコンサルの人が多かったり、起業家が多かったりするので、年収700万はそんなに遠い目標だと思っていない人が多いのではないだろうか。
20代全体で見ると、年収700万は意外と遠い目標なのだ。
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30代で年収700万円以上稼ぐ割合は約9.5%
では、30代ではどうだろうか?30代でも年収700万円以上を稼ぐ人は全体の7.4%しかいない。30代全体で見ても平均年収は 435万円程度だ。39歳の平均が471万円で30歳で407万円が平均だ。
職種別で見ると20代と同様に専門職系が640万円で最も平均が高く、事務/アシスタント系が最も低い350万円だ。ここから言えることは事務系の職員は給料がほとんど上がらないということだ。
また業種別で見ても20代と同じ金融系が平均519万円とトップに来る。最も低いのも、20代と同じ小売/外食系で381万円が平均だ。
20代-30代全体で見ても年収700万円以上というのはとてもすごいことなのだ。
<参考>
平均年収ランキング 最新版(年齢別の平均年収) |転職ならdoda(デューダ)
30歳までは転職して昇進を狙う手段もある
マネージャーでない方が転職する場合は年収500万円~600万円もしくはそれ以下の年収で転職し、マネージャーに昇進して年収800万円を狙うパターンが王道だ。
マネージャーになると年収アップが見込める企業なのかどうか、確認してから転職を決意しよう。そうであるなら、現在と同程度の役職で転職してよい。
マネージャーや課長職になると、昇進に際して月給が10万円程度上がるため、ボーナスを半年分と計算すると10万円×(12か月+6か月分ボーナス)=180万円/年となり、一気に年収をあげることができる。
転職先のポジションがマネージャーなのに年収が上がらない場合は、名ばかり管理職か年収が上がりにくい会社である可能性が高い。
ポジションアップを避けたほうがいいし、場合によっては転職を見合わせてもよいかもしれない。
ちなみに、企業によっては上が詰まっており、昇進が難しいケースも多い。その場合は、必然的に年収アップは難しくなってくるため、昇進しやすい企業に転職することを最優先にして欲しい。
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ポジションアップでの転職は年収700万以上を狙うべき
ポジションアップでの転職であり、かつマネージャーを狙う際は必ず年収800万円を狙おう。マネージャーであれば、リクルートにしろ、DeNAにしろ800万円はもらえるようになり、年収は700万円を超えて来る。
転職ではポジションアップ転職を実現できる場合が1番良いのだが、簡単はいかない。社内政治がある程度大事な位置を占める会社にいきなりマネージャーで入ると、孤立する可能性もある。
なので、マネージャーでいきなり転職して定着する仕組みが社内にあるかどうかを理解しておくといい。
ポジションアップの場合、同じ業界で今いる企業より業界の順位が下になる企業に転職することで、一般的にはポジションアップできるとされる。
なので、企業の各に興味がない場合は思い切って転職してみてよいのではなかろうか。
さて、簡単に書いたが、マネージャー、課長クラスというのは枠が一気に狭まるため、仕事ができる人だけに占められるポジションとなる。
よって年収700万円を超えようとすると高いハードルが現れてくるので心しておいてほしい。
ビズリーチ |
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年収700万円を超えると一気に年収1000万円が見えてくる
一般的に、年収700万円を超えた人は年収1000万円に届きやすい。会社で残っていたら昇進がある程度しやすいためである。
昇進し、マネージャーからシニアマネージャーといった昇進で年収が800万円ちょっとから1000万円程度になる。つまり、500万円から800万円になるより800万円から1000万円になるほうが簡単といえる。
また、年収1000万円は多くの人にとって大台になっている。そのため転職で候補者をうまく釣るときの指標にされるので年収1000万円の求人は多くころがっている。
年収1000万円を達成したいと思っている人はぜひこのことを念頭に置いてほしい。
ちなみに、シニアマネージャーまで勤めた経験があると、次にCxOとして転職することもできるので、肩書きとしてもアップすることができる。年収700万としてCxO手前の役職までつけることを目標にして頑張ると良いだろう。
高年収を目標にしたい人は転職サイト、リクルートダイレクトスカウトがおすすめ。求人の3分の1以上が年収1,000万を超えるので、キャリアップを目指しやすい。ぜひこの機会に登録して欲しい。
「年収400万~700万円」の求人広告にだまされない
さて求人広告に年収400万~年収700万円という求人をみたことがないだろうか?なぜだかわからないがこの範囲の募集をかける求人は割と多い。
しかし、この手の求人は実際転職しようとすると年収400万円を超えるくらいの額の提示を受けることが多い。
年収700万円はMAXでありほとんどそのオファーをもらうことはこの年収範囲が提示されている場合は、ほとんどないと思っていい。
MAX年収である年収700万円がもらえる人材だと判断されそうな人はもう1ポジション上の年収である800~1000万円のポジションにふさわしい人だと思われるため、そこに応募してほしい。
20代・30代で700万を目指すには800万以上を条件として伝えよう
年収700万円まで到達する方法は多くあるとはいえ、意外と戦略的に考えないと届かないまま終わってしまうことが多い。
この記事でも解説した通り、年収700万円を目指す方は800万円以上ほしい旨を伝えて転職エージェントに会ってほしい。
ちなみにとにかく年収をすぐあげたい、もしくは1年転職先でがんばって昇進したい場合はリクルートダイレクトスカウトをぜひとも使ってほしい。ハイクラス向けの求人スカウトが多いので、効率的に候補先を見つけることができるだろう。
そうして結果的に年収700万円を超えてほしい。
もちろん業界や企業によって、年収700万円がマネージャーや課長職となっている企業もあるが、そのような役職で転職し、より高い給料がもらえるチャンスがないか、探してみてほしい。
あるいは、エージェントに登録して直接アドバイスをもらうのも良いだろう。
例えば、コンサルに転職したい人はアクシスコンサルティング、年収アップしたい人はビズリーチに登録すると良い。コンサルは年収のベースが高いので、年収アップを狙いやすい。