52歳からの転職の現実は？成功のコツや未経験から働ける仕事を紹介

「52歳から未経験の仕事に転職できる？」

「実績がないと正社員としての転職は厳しい？」

52歳になり、早期退職や労働条件の変更などを考慮し、転職を考える人は多いです。しかし、52歳で転職先は見つかるのか、年収が下がらないかなど、不安なことが多いでしょう。

そこでこの記事では、52歳の転職事情をご紹介します。52歳の転職を成功させる方法、未経験からの転職におすすめの仕事を掲載しているので、転職活動の参考にしてください。

なお、52歳からの転職は、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどの転職サービスを活用しましょう。無料で書類・面接対策などのサポートや、非公開求人の紹介などを受けられます。

52歳の転職は難しい？｜50代の転職動向

【結論】52歳の転職は厳しくはない

52歳からでも、転職は難しくありません。ポテンシャル採用は少なく、20代～30代よりも求人数はかなり減りますが、警備職や介護職など、未経験から始められるミドルシニア歓迎の求人があります。

また、企業が50代の応募者を採用する際は、自社にない経験やスキルを持つ人材を求めている場合が多いです。即戦力として会社に貢献できると評価されれば、年齢に関わらず正社員として採用されます。

52歳での転職を有利に進めたいなら、転職サービスを活用しましょう。中でも、ハイクラス転職に強いビズリーチは、豊富な求人数や質の高さが特徴で、現職以上のキャリアアップを目指せます。

50代転職者の内定獲得率は35％以上

転職者 内定獲得率	男性	女性
20代	39.4%	38.5％
30代	48.1%	50.5％
40代	39.9%	43.2％
50代	36.1%	63.9％

出典：転職動向調査2023年版(2022年実績)｜マイナビ

マイナビが実施した転職動向調査によると、50代の面接企業からの内定獲得率は、男性で36.1％、女性は63.9%です。50代女性は、全年代で最も内定率が高いです。

一方、男性の内定率は最も低いものの、20代や40代と大きな差はありません。これまでに培った実績やスキルを活かせば、選考を有利に進められるため、52歳でも転職は十分に見込めます。

異業種・異職種への転職成功率は25%以上

性別	異業種への 転職成功率	異職種への 転職成功率
50代男性	40.7％	25.7%
50代女性	40.7％	28.8％

出典：転職動向調査 2023年版(2022年実績)｜マイナビ

50代の異業種・異職種への転職成功率は、25%以上です。マイナビの調査では、異業種への転職成功率は、男女ともに40.7%で、異職種への転職成功率は15％ほど大きく下回ります。

異職種への転職は、これまでのキャリアやスキルを活かしづらく、ポテンシャルでの採用枠がほとんどない52歳では、年齢的にも転職活動が難航しやすいです。

未経験の職種に挑戦したい場合は、営業職や介護職など、資格や実務経験が問われない仕事を検討しましょう。

【給料】52歳の転職者の62.3％が年収維持

年収の増減	増加	変化なし	減少
50～54歳	24.9％	37.4%	36.1%
55～59歳	29.1%	28.4%	39.9%
60～64歳	16.2%	19.6%	63.7%

出典：令和4年雇用動向調査結果｜厚生労働省

厚労省の雇用動向調査によると、50～54歳は62.3%の人が年収アップまたは現状維持を実現しています。とはいえ、36.1%の人が年収ダウンしているのも事実です。

50代後半や60代ではさらに年収がダウンしています。年齢を重ねるに連れて、転職後の年収面でどんどん不利になっていくため、志望する求人に応募したり転職サービスに登録するなど、早めの行動を心がけましょう。

ビズリーチに登録すれば、キャリアの相談から求人の紹介、選考対策まで幅広い支援を受けられます。

52歳からの転職が難しいと言われる理由

52歳の転職が難しい3つの理由

52歳からの転職が難しいと言われるのは、求人が少なく、年齢を理由に書類選考で落とされることが理由です。少ない求人の中から、自身の希望やキャリアに適した求人を探すのが難しい点も挙げられます。

実際に、厚労省の職業安定局の調査によると、45～54歳の中途採用について「あまり採用は考えていない」という企業が約半数を占めており、積極的に採用したいという割合も、わずか3.1％です。

ただし、50代前半でも転職を成功させている人が一定割合いるのは事実で、50代での転職が遅いということは決してありません。

52歳の転職で考えられる3つのリスク

52歳の転職で考えられる大きなリスクは、収入が減ることや雇用形態・立場が変わる点です。厚労省の調査によると、50～54歳の転職では、36.1％の人が収入を下げています。

また、転職前に役職に就いていた場合でも、前職のキャリアを活かせない転職先である場合、新入社員と同等の収入や待遇になることも多いです。

転職前と同等以上の立場で仕事をするためには、高い実績やスキルが必要である点に留意しましょう。

52歳の転職で失敗する人に多い3つの要因

面接対策が不十分

面接対策が不十分なために、転職に失敗してしまう方は多いです。たとえ能力が高く、キャリアや実績があったとしても、企業に貢献できる人物と思われなければ採用はされません。

また、転職理由を聞かれた際に、前職の不満を言うのは避けるべきです。内心を正直に吐露してしまいがちですが、不満を言うだけでは相手に良い印象を与えられません。

アピールするために企業のサービスを褒めすぎるのも、よくある失敗です。自分なりの改善策や提案など、自分の長所や経験が希望企業先で活きることを優先して伝えましょう。

前職の立場や年収を引きずっている

前職の立場や年収を引きずっている点も、転職に失敗する要因の1つです。50代は役職や肩書が付いていることが多いため、同等の待遇を求めるのも無理はありません。

しかし、給与や待遇面を意識しすぎてしまうと、自分の立場にしか興味が無いと思われてしまい、選考に悪影響を及ぼしてしまいます。

また、納得できる求人がなかなか見つからず、転職期間が長引く原因になりかねません。前職の立場や年収は考慮せず、転職先で実績を作り、自分の立場を上げるつもりで転職に臨みましょう。

自分に合った求人を探せていない

52歳での転職に失敗する要因として、自分に合った求人を探せていないという点が挙げられます。転職する目的や志望理由が明確でないために、求人探しでつまづいてしまう方が多いです。

転職で何を実現したいのかが決まっていれば、求人探しでの失敗が減り、転職後の企業とのミスマッチも起きにくくなります。

企業の実態を詳しく知りたい場合には、口コミサイトを活用しましょう。実際に働く従業員の口コミを確認することで、会社のリアルな雰囲気や働き方を知れます。

52歳での転職を成功させる3つのコツ

キャリアの棚卸しを行う

52歳での転職を成功させるには、キャリアの棚卸しを行い、自身の強みを明確化しましょう。52歳の転職では即戦力が求められるため、企業のニーズにマッチした強みをアピールする必要があります。

自身の強みを見出せないという人は、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどの転職エージェントを利用しましょう。専任のアドバイザーが、キャリアの棚卸しを一緒に行ってくれます。

自身では気付かないような強みが見つかったり、求人の紹介や選考対策など、他のサポートも並行して受けられるので、転職エージェントの利用は必須です。

年収や雇用形態にこだわりすぎない

52歳の転職を成功させるコツとして、年収や雇用形態にこだわりすぎないことが重要です。年収や雇用形態を絞りすぎると、活躍できるはずの優良企業の求人が選択肢から外れてしまいます。

希望条件を満たせる転職は難しいことを念頭に置き、ある程度妥協する条件を決めて、転職活動に臨みましょう。また、転職活動する際は、自身の市場価値を把握すべきです。

客観的な自分の実力をしたい人は「ビズリーチ」などスカウト型のサービスや、自分の市場価値を測れる「ミイダス」などの転職サービスを活用しましょう。

リファラル採用を駆使する

知人・友人の紹介で転職する、リファラル採用を検討することも1つの手です。20代～40代のうちに形成した人脈を使い、入社できる企業がないかどうか、打診してみましょう。

人づてに企業の実態を詳しく知ることができるため、企業とのミスマッチを防げます。場合によっては、書類審査なしで面接できることもあるので、労力をかけることなく転職することも可能です。

【男女別】52歳の未経験転職におすすめの仕事

52歳以上の男性におすすめの仕事

営業職

営業職は、未経験でも始めやすい代表的な仕事であり、年収を多く稼ぎたい男性におすすめです。業務面では、50代までに培ったコミュニケーションスキルや人生経験が活かせます。

年収が高い不動産業界や金融業界でも、営業職であれば活躍するチャンスがあります。歩合制であることが多いため、仕事の成果次第で前職以上の収入も狙いやすいです。

営業職への転職を考えるなら、ビズリーチに登録しましょう。未経験分野でも今までの経験やスキルを転用して、企業からのオファーが期待できます。

警備職

警備職は、従業員の平均年齢が高く、未経験からでも始めやすいおすすめの仕事です。52歳は若手の部類に入るため、即戦力として未経験入社を歓迎しています。

「警備員指導教育責任者」など、一定の資格をとることで給与アップが約束されている会社もあり、頑張りに応じてしっかりと給与反映される点もおすすめのポイントです。

運送業

車の運転が苦でないのなら、タクシーやトラックドライバー等の運送業がおすすめです。トラックドライバーは、重い荷物もあるので、体力に自信がある人に向いています。

タクシー運転手は二種免許が必要ですが、普通免許を持っていれば、会社が二種免許取得の費用を負担してくれる場合もあります。歩合制なので、頑張り次第で稼げる職業です。

52歳以上の女性におすすめの仕事

事務職

PC操作やコミュニケーション能力に長けている方は、事務職への転職がおすすめです。前職で営業経験があるなら営業事務に応募したり、経験のある職種・業界であれば正規雇用での転職を有利に進められます。

また、企業のニーズによっては、結婚や子育てによる退職・休職のリスクの高い20～40代よりも、人生経験豊富な50代の方が歓迎されることもあります。

事務職への転職は、dodaエージェントを活用しましょう。求人数が業界最大級の転職サービスであり、その中から求職者に適した求人を紹介してもらえます。

介護職

52歳以上の女性におすすめな仕事は、介護職です。特別必要な資格もないため未経験入社しやすく、少子高齢化が進む昨今で需要は増しています。

介護職は常に人手不足であり、職場の数も日本中に増えているため、コミュニケーションが得意な方は、積極的に採用されていく傾向です。

体力的な厳しさはありますが、キャリアを積めば、デスクワークがメインとなるケアマネジャーへのキャリアアップも狙えます。

接客業

アパレルショップや販売スタッフなどの接客業も、女性未経験者におすすめの仕事です。人と接することが好きな人、コミュニケーションが得意な人に向いています。

雇用形態も正社員だけでなく、契約や派遣社員、そしてパートやアルバイトなど様々あるため、自分に合った働き方ができるのも魅力です。

52歳は転職エージェントの利用が必須

転職エージェントとは

転職エージェントは、転職希望者を支援するプロで、基本的に無料で転職に関するサポートを受けられます。

そもそも転職すべきかどうかの相談から書類・面接の対策、応募先とのやり取り、就職後のアフターフォローまで、サポート内容は幅広いです。

年齢に合わせたサポートが受けられる

転職エージェントでは、年齢に合わせたサポートが受けられる点がメリットです。年齢ごとの転職で注意すべきポイントを熟知しているため、選考に通過する可能性を高められます。

例えば、志望動機にて、20代では「勉強するための入社」は許されることがありますが、50代では、即戦力として活躍できることをアピールしないと不合格になりやすいです。

52歳は、そもそも応募が可能な求人が少なく、体力的にも1人で転職活動をすることが難しいため、エージェントのサポートを受けて転職活動に臨みましょう。

キャリアマッチした求人紹介

転職エージェントは、求職者のキャリアに適した求人を紹介してくれます。転職サイトだけでは、企業ごとに定められている年齢制限の判別は難しく、書類審査で落とされることが多いです。

転職エージェントを使えば、事前に求人している会社が何歳まで採用範囲にしているかを把握しているので、50歳以上でも積極採用している会社を紹介してもらえます。

転職エージェントは複数使う

おすすめの転職サービス3選
ビズリーチ	リクルート ﾀﾞｲﾚｸﾄｽｶｳﾄ	レバテック キャリア

52歳の転職を成功させるには、転職サービスを複数利用すべきです。リクナビNEXTの調査では、転職に成功した人の70％以上が、複数の転職エージェントを利用しています。

2社以上の転職エージェントに登録を行えば、自分と相性の良いの担当者と出会いやすく、良い転職活動を送れる可能性が高いです。

50代の転職成功実例

ビズリーチを利用して転職｜50代男性

	50代男性
前職の会社で早期退職者を募集していたのを機に転職活動を始めました。その会社ではビズリーチと組んで転職サポートもしてくれました。ビズリーチの担当者はベテランで、話をきちんと聞いてくれて、親身に相談に乗ってくれました。 職種は前職は金融でしたが、現職は医療機関での事務職です（事務長候補）。年収はわずかにアップしました。勤務地が東京から関西へ変わり、初めて単身赴任をしています。家族には負担を掛けていますが、割り増し退職金とわずかにアップした給料で納得してもらっています。ある程度裁量も認めてもらっており、今のところ転職してよかったと思っています。

ビズリーチのベテラン担当者のサポートを受けて、転職に成功した人の体験談です。異業種への転職で、勤務地が東京から関西に変わったようですが、給与が上がり、裁量のある仕事に携わっています。

転職エージェントでは、キャリアについての相談や転職活動のサポートを受けてくれるので、52歳での転職では積極的に活用しましょう。

中でも、ハイクラスの転職実績が豊富なビズリーチやリクルートダイレクトスカウトがおすすめです。非公開求人もあり、能力や経験に合った求人を紹介してもらえます。

転職サイトを利用して転職｜50代男性

	50代男性
会社を早期退職して、再就職先を決める必要がありました。当初、ハローワークに通って、求職先に応募していましたが、まず面接までこぎつけることが出来ませんでした。何とか、面接まで行っても、応募内容と仕事内容が微妙にずれていたりと、どこも今一つでした。 そこで、リクルートが行っている転職サイト「はたらいく」に登録して求職活動をしました。このサイトの良い所は、自分のPRポイントを登録しておくと、それを見た採用担当者が興味を示して頂けたら、「らいく！」という機能を使ってメッセージを送って来てくれるところです。何気に、この「らいく！」が届くとモチベーションアップに繋がります。 おかげ様で、何とか新しい仕事も見つかり、精進の毎日です。

ハローワークで転職活動を行っていたものの上手くいかず、転職サイトのオファー機能を使って転職に成功した人の体験談です。

転職サイトでは、自身のスキルや経験に合った仕事の企業からオファーをもらえるので、ミスマッチが少なく、自分に合った企業を見つけられます。

中でも、リクナビNEXTやdoda(デューダ)は、転職成功実績の高さや豊富な求人数が特徴で、転職経験の浅い方でも安心して利用可能です。

ハローワークを使い転職｜50代女性

	50代女性
事務系の仕事がメインで、転職を考えた場合にはいつもハローワークを利用するようにしています。仕事のオンライン検索もできて便利ですし、ハローワーク窓口の担当者に履歴書の書き方等についてアドバイスもいただけて助かりました。 個人的に転職を考えるポイントは、勤務地です。年齢を重ねるうちに長時間の通勤が苦痛になってきたため、報酬等の条件がほぼ同じで自宅により近い仕事が見つかれば転職を検討します。 職種としては長年タイピングを専門としていましたが、現在はタイピングの速い人も増え、スキャン等の性能もあがってきていることから、タイピングを専門職として探すのは難しくなっていると感じます。秘書業務、編集業務、電話応対の合間にタイピングが発生する程度という印象です。

転職サイトなどは使わず、ハローワークで転職を成功させた人の体験談です。ハローワークは、年齢や期間を問わず利用できる転職支援機関であり、業種問わず幅広い求人情報を保有しています。

大企業や専門性の高い仕事の求人は少ないものの、未経験から携われる求人が多い点がメリットです。これまでのキャリアやスキルに自信がないという人でも、安心して仕事を見つけられます。

52歳におすすめの転職エージェント

転職サービス	特徴
ビズリーチ	【高収入を目指すのにおすすめ】 ・年収レンジも高く求人品質が高い ・年収500万以上の方向け ▶公式サイトで詳細を見る
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52歳の転職によくある質問

まとめ

52歳からの転職は難しくなく、正社員転職は可能です。未経験の仕事への転職はかなり難しいですが、営業職や事務職など、経験を問われにくい仕事であれば転職が見込めます。

52歳の転職を成功させるには、自身の市場価値に適した求人を厳選することが重要です。年収や雇用形態にこだわらず、自身のキャリアに適した求人を見つけることで、転職成功率は高まります。

52歳での転職を成功させるためにも、まずは転職サービスに登録しましょう。中でもビズリーチやリクルートダイレクトスカウトは、50代の転職成功実績が多く、活用することで転職を有利に進められます。