働き方改革が進み、多くの企業で労働時間の制限がかけられている。一方で、未だに1日の労働時間が12時間を超える企業は多い。
自身の成長、そして会社の成長のために12時間労働は確かに必要だが、言葉を返せば、成長につながらない12時間労働はやめた方がいい。今すぐに転職した方が良いだろう。
労働時間で一律に語れるものではないが、12時間労働が重なると人はかなりのストレスを感じると言われている。本当に意味を感じられる労働であるかどうかは早いうちに振り返っておくべきだ。
すでに労働環境を改善したいと転職活動に考えている人は、求人サイトとエージェントに早速登録しよう。
転職サービスでおすすめなのは、ビズリーチだ。何より、企業とエージェントからスカウトを受け取ることができるので、転職活動をしていく上で、自分の価値が高い企業を効率的にピックアップすることができる。
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目次
12時間労働は違法か
そもそも12時間労働は違法なのだろうか。
結論からいうと、1日で12時間を超えることは問題ない。ただし、1ヶ月でならしたときに12時間を超えるのは危険だ。つまり、月で80時間の残業が続くのであれば、法律上もNGとなる。
多くの企業は、このラインを超えないように働き方を押し進めているが、最も危険なのは、タイムカードを切らせて働かせる企業である。
政府から目をつけられて労働時間をコントロールせざるを得ない大手企業は、退勤時間などを先に切らせて自宅で勤務させることがある。この場合、昔とは違って残業代すら払われないので、昔以上にブラックだと言える。
一方で、PCをつけている時間は会社にいようといなかろうと労働時間とみなす企業もある。(広告代理店などはここまで徹底している)
過労死ラインである月80時間を超えるか超えないか、は会社の見せ方と実態で異なるので注意してほしい。
12時間労働でも意味のある環境
一部の業界や企業では、12時間労働がむしろ当たり前で、そこまで注意してみる必要はないことが多い。
もし、当てはまっていないならビズリーチやマイナビエージェントなどの転職サービスに登録して、転職するべきだろう。無料で使えるのですぐに手続きしよう。
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ベンチャー企業
ベンチャー企業は、12時間労働などもはや普通であり、ましてや創業期であれば少ないくらいである。ベンチャー企業は、会社の成長どころか存続のためにかなりの労力を割いて力を入れていく必要がある。
もはやベンチャー企業を選んで入社しているのであれば、労働時間を気にするのはナンセンスである。(長時間労働が良しとされる社風であればもちろん別であるが)
コンサルティングファーム
一部の企業や、日系ファームでは労働条件も改善されてきているが、やはり大抵の場合、12時間労働を超えているのが実態だ。
なお、12時間といわず、今でも徹夜続きのファームも多いので、コンサルはそれ前提で入社するのが好ましい。
ただ、コンサルの場合は、その労働時間の分だけ、高年収であり、かつ成長も見込める。日系大手のように雑用で労働時間がだらだらと伸びて…という風潮はなく、むしろ意味のある過剰労働だったりするので、成長を望む人であればぴったりだろう。
新卒3年目まで
もしあなたがキャリアを本気で積み重ねていきたいと思うのであれば、新卒3年目まではとにかく量をこなすことが重要である。
質を担保して業務を効率化することももちろん重要だが、それすらも何度も場数を踏まないと適切に効率化していくことはできない。
量質転化という言葉の通り、量は質に転換していくので、若手のうちはとにかく量をこなしていくことが大切だろう。
なお、量といってもがむしゃらに仕事をするだけでなく、インプットに時間を割くことが大切だ。そこのバランスを取りながら、量をこなすことで、スキルアップが望めるだろう。
12時間労働をしていて転職すべき場合
先にも述べた通り、12時間働くことが意味のある場合も多い。一方で、自分の業務を見返したときに、下記の条件に当てはまる場合は転職することを進める。
12時間働くだけの意義を見出せないはずだ。
効率化が進まない
先ほど、量質転化という話をしたが、量ばかりでいつまでも業務が効率化されず、質が上がらない業務は見直した方が良い。
そうした業務の場合、自分の働き方が問題となっている場合もあれば、そもそもやっている業務がタスクレベルで分解されすぎて、質を改善するほどの業務ではないことが多い。
あなたに任せられているのはただの手足となって労働集約的な業務をこなすことであり、スキルアップを目指せるものではないということだ。
この場合は、今すぐ社内でのポジションを変えるか、社外でスキルアップできる会社を見つけるかのどちらかがおすすめだ。
賃金が低い、残業代が出ない
労働時間が増していく一方で、年収がなかなか上がらない人は、転職を考えるのが良いだろう。残業代が出ない企業も実態は多く、「年俸制」という表現で逃げている企業も多い。
ベンチャー企業で将来性を見越して、一時的に給与が安いことを許容しているのであれば問題ないが、当初聞いていた話と違う場合は、転職を考えた方が良い。
毎週PCを家に持ち帰り、土日も仕事をしていていて給料もなかなか増えないのであれば、早めに自分のキャリアを見直していくべきだろう。
将来性を感じられない
先の話とやや重複するが、企業に対して将来性が望めないのであれば、長時間労働はやめた方が良い。
ベンチャー企業では長時間働くことが当たり前に考えられているが、それは企業、個人の成長のためである。
会社としての伸びしろが感じられなかったり、自分でやってきたことが成長につながっておらず、将来性を感じられないのであれば、早めに環境を変える方が良い。
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12時間労働でも転職しない方が良い場合
成長できる
コンサルの例でも記載したが、労働時間が長いことが、自己成長と結び付けられているのであれば、そのまま続けた方が良いだろう。
若いうちは、多くのことをインプットして自分で実践していく経験の数が肝だ。そうした機会を安定的に与えてくれる環境なのであれば、貪欲に経験を積んでいくことが好ましい。
高年収
労働した分だけ、給与という形で見返りがあるかも重要だ。もちろん、どこまで年収とプライベートのバランスを取りたいかにもよるが、もし前者が大切なのであれば、頑張った分だけ評価される企業は貴重にした方が良い。
意外と、残業した分だけ正当に給与に反映してくれる企業は多くない。
スキル不足で自分だけ労働時間が長い場合
環境ではなく、自分の実力不足で労働時間が長くなっている場合は、転職せずに今の環境で努力していくことをおすすめする。
というのも、活躍できない人材は環境を変えてもなかなか花は開かない。一つの場所で何かスキルアップし、自分の業務効率を改善してからでないと、転職したとしてもメリットは得られない。
自分の実力不足を認めるのは苦しいが、周りと比較して判別しよう。
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12時間労働に見合う内容かを省みよう
12時間労働と何度も記載してきたが、何時間働くか、どう働くかは全て手段でしかない。自分の描きたいキャリアから逆算したときに、その働き方に意味があれば続けるべきだし、意味がないなら転職して環境を変えるべきである。
もしすでに、今の環境を変えるべきだと思っている人がいれば、転職活動はなるべく早くスタートさせよう。
おすすめは、まずビズリーチに登録することだ。企業とエージェントからスカウトを受け取ることができるので、自分がどんな市場価値なのかを客観的に知ることができる。
これまでの12時間労働が評価されて、スキルがあると見なされれば良いが、その逆も大いにありうるので、自分の評価を冷静に知れる。
ぜひ活用してみてほしい。