ビズリーチはハイクラスの求人を扱う転職サービスだ。ヘッドハンターや企業からのスカウトをきっかけに優良案件での転職が可能なことから多くの人に利用されている。
人気のビズリーチだが、利用者やこれから登録を考えている人のなかには、簡単に退会ができるのか気になっている人もいるだろう。退会したいのに引き止められるなどするとストレスを感じることもあるため、事前に確認しておくことは大切だ。
本記事ではビズリーチの退会方法を解説している。手続きが煩わしいのかどうかについても紹介する。
退会と同様の効果が得られる「サービス停止」についてもお伝えするので、自身の状況からどの方法がもっともマッチするのかを検討してほしい。
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目次
ビズリーチは簡単に退会できる?
ビズリーチは利用者の好きなタイミングで退会が可能だ。
一般的な転職エージェントは担当のアドバイザーがいるため、電話をしたりメールをしたりして退会の理由を伝えなければならない。状況によっては引き止められることもあるため、ストレスに感じる人もいそうだ。
ビズリーチは、担当のアドバイザーがいないことから、誰かに断りを入れる必要はない。引き止められることもなく、オンライン上の手続きのみで退会できる。
退会に関する心配はないので、安心して登録してもらって構わない。
ビズリーチの退会方法
ビズリーチの退会方法を解説いていく。
退会はログインした状態から進められる。
マイページにログインした状態で、「設定」をクリックしよう。
設定のページを開いた後、ページの最下部にある「退会ページはこちら」をクリックすれば、退会ページに切り替わる。
退会ページの最下部にある「退会してすべてのデータを消去する」をクリックすれば退会の手続きは終了だ。
手続きが終了すると、ビズリーチに登録していたメールアドレス宛に退会手続きの完了メールが届く。正式に退会できているかを確認するためにも完了メールが届いたかチェックしよう。
退会した後も3営業日程度の期間においては、ビズリーチから配信メールが届く可能性もあるようだ。正式に退会できていれば数日のうちに届かなくなる。
ビズリーチの退会に関する注意点
ビズリーチを退会する場合、事前に知っておいたほうがいい注意点がいくつかある。ビズリーチの退会を検討している人は、手続き前に確認しておこう。
退会すると利用時のデータは消去される
ビズリーチを退会する際、転職活動に使用した職務経歴書などのデータは消去される。退会により消去される情報は以下のとおりだ。
- 転職の希望条件
- 職務経歴書
- 応募履歴
- メッセージの履歴
退会手続きが完了すると登録した情報は復元できないことになっている。
プレミアムステージの利用料は返金されない
ビズリーチの転職サービスは、無料と有料の2種類ある。有料のプレミアムステージは、ビズリーチのすべてのサービスが利用できるプランだ。
プレミアムステージは1ヶ月ごとの契約になるが、月の上旬や中旬に退会しても残りの期間分の利用料は返金されない。ビズリーチの利用規約にも払い戻しは行わないとの文言が記載されている。
第23条 利用料の不返還
当社は、プレミアムステージ登録の解除その他の理由によりコース期間中にプレミアムステージ登録が終了した場合であっても、日割り計算等による払い戻しは行いません。ただし、当社の故意又は重大な過失に基づき、プレミアムステージ登録の解除が行われた場合を除きます。
当社は、前項のほか、いかなる理由であれ、受領した利用料の返還は行わないものとします。ただし、当社が別に認めた場合にはこの限りではありません。
退会する場合、日割りでの返金はされないことを認識しておこう。
退会後に再登録できるが入会審査が必要
ビズリーチを退会し、もう一度利用したい場合は再登録が必要だ。しかし退会した場合、サービスの利用や再登録が不可になる場合もある。
ビズリーチは入会審査がある会員制の転職サービスだ。そのため退会して再登録する際、審査を通過できず、利用できない可能性もある。退会する場合は、次回利用できなくなるリスクも考えたほうがいいだろう。プレミアムステージの利用者も退会後には再登録しないと使うことはできないため、慎重に考えてから行おう。
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ビズリーチを退会する基準は?
ビズリーチを退会する理由はさまざまあるだろう。退会をおすすめできる基準を挙げるとすれば、転職が決まった人や今後転職する予定のない人に限られる。
ビズリーチを退会してもいい人とサービスだけを停止して利用したほうがいい人を以下にまとめたので参考にしてほしい。
退会してもいい人 | サービス停止を利用したほうがいい人 |
・転職が決まった人 ・今後転職する予定のない人 |
・転職活動は終了したが、いつか転職する可能性のある人 ・メールなどの連絡が多いから退会したい人 ・求人の質が高く合わないから退会したい人 ・スカウトが届かないから退会したい人 |
求人紹介などのメールは、ビズリーチに関わらずどの転職サービスでも多く届く可能性がある。
ビズリーチは簡単に退会できるが、辞めてしまうと利用したくても審査を通過しなければならない。退会すると、いざというときに利用したくても使うことができない点はデメリットだろう。そのため、会員登録情報などを残したまま、サービスのみを停止して継続利用することも検討すべきだ。
ビズリーチの「サービス停止」を利用すれば、会員資格を維持しながら退会とほぼ同じような状態に設定できるため活用してもいいだろう。
ツイッターには、退会ではなくサービスを停止して休会しても良かったとの口コミも確認できた。
退会後に「やっぱり退会しなければよかった……」と後悔しないためにも、現在の自身の状況から、退会すべきか、サービス停止を利用すべきかを選択しよう。
ビズリーチを利用して今後も転職をする可能性のある人はもちろん、自分の市場価値を確かめたい人も、「サービス停止」を選択したほうがいい。安易に退会するよりも「サービス停止」に切り替えていつでも利用を再開できる状態にしておいたほうがメリットが多いだろう。
プレミアムステージを利用している場合、「サービス停止」とともに無料で利用可能な「スタンダードステージ」に切り替えることも忘れずに行おう。
ビズリーチのサービスを停止する方法
先述のとおりビズリーチでは、「サービス停止」によって退会せずにサービスの利用を一時的に停止できる。「サービス停止」には以下の種類がある。
- 通知メールの配信停止
- 職務経歴書を非公開にする
「サービス停止」は利用者が自ら設定できる。設定方法は以下のとおりだ。
まずは「通知メールの配信停止」の方法から紹介する。ログインして「設定」をクリックしよう。
設定画面に切り替わるので「メール・スカウトの配信管理」にある「編集する」をクリックしよう。
「メール・スカウトの配信管理」の画面に切り替わったら、以下の各メール配信を停止できる。
- ビズリーチからのお知らせメール
- お仕事紹介メール
- SMS配信(携帯電話へのショートメッセージ通知サービス)
各項目にある配信停止を選択すれば完了だ。メールやスカウトの配信を停止しても、重要なお知らせがある場合は、ビズリーチからメールが送られてくることを認識しておこう。
続いて職務経歴書を非公開にしよう。職務経歴書が公開されたままの場合、ヘッドハンターや企業からスカウトが届く可能性がある。スカウトの連絡も必要ではない人は非公開に設定しよう。
メールの配信停止を行った同じページにある「職務経歴書公開設定、応募優待サービス」から、以下の項目を非公開にしよう。
- ヘッドハンターへの職務経歴書公開設定
- 採用企業への職務経歴書公開設定
「企業からの求人案内」も利用停止にすれば連絡が来ることはなくなる。
退会する前に試したいビズリーチの活用方法
ビズリーチを利用したが、スカウトが届かないことや求人の質が合わなくて退会したい人もいるだろう。ネガティブな理由でやめようとしている人は、退会する前に職務経歴書を充実させるなどして活用できないか試してみるのもいいだろう。
ビズリーチはヘッドハンターや企業からのスカウトがきっかけとなって転職が決まる確率が高くなっている。
ツイッターを確認すると、スカウトがたくさん届いたとのよろこびの声がある一方で、スカウトがなかなか届かないといった声も挙がっている。
ビズリーチは自ら求人検索することも可能なため、スカウトが届かない場合でも転職先を見つけられる。しかし優良案件で転職したい人は、ヘッドハンターや企業からのスカウトを受けたほうが効率的だ。スカウトには面接や面談が確約されている「プラチナスカウト」もある。プラチナスカウトは特別なスカウトのため、転職の決定率も高い。
スカウトが届かないことで退会を考えている場合、職務経歴書を充実させることで、ヘッドハンターや企業からの注目度を高めよう。
スカウトが届く職務経歴書の書き方
ヘッドハンターや企業がスカウトを送る職務経歴書は、以下の4点がしっかりと記載されていることが多い。
- 経験業界
- 経験業務
- 勤務先での役職や役割・責任
- 具体的な数値で示された成果
昇進や新たな成果があれば、職務経歴書を最新の情報に随時更新しておくことが大切だ。
そのほか、「職務要約」「スキル」「職務経歴」の書き方のポイントを押さえておくことで充実した内容になる。
職務要約とは、経歴の要点を簡潔にまとめたものになる。会社でやってきたことや、経験から何ができるのかをわかりやすく記載しよう。ただ箇条書きにするのではなく、ストーリー立てて記載すると伝わりやすくなる。「5名のマネジメントをしながら、1年で5億円の売上を達成」など、成果は具体的に記載すると説得力が増すだろう。
スキルは、これまでの社会人経験で身につけた強みとなる能力だ。テクニカルスキルとポータブルスキルを記載しよう。テクニカルスキルとは、特定の業界・分野で通用する能力だ。ポータブルスキルは、対人力や対課題力などの左右されない能力を指す。スキルの記載は5~10個ほどに厳選すると効果的だ。スキルの記載が多すぎると何が強みなのか相手に伝わりづらくなるため書きすぎには注意しよう。
職務経歴は、職務要約を細分化したものだ。直近の経歴以外に過去の業務の実績などを2つ以上記載しよう。
職務経歴書の書き方がわからない人は、ビズリーチの公式ホームページに掲載の職種別職務経歴書のサンプルを確認しよう。参考にしながら書くことで、ヘッドハンターや採用担当者の目に留まる書類に仕上げられるだろう。
求人がハイクラスすぎて合わないと感じた場合は?
ビズリーチはハイクラス求人を扱う転職サイトだ。保有する求人は年収800万円以上の優良案件が6割を占めている。これまでの経歴に自信がありキャリアアップや年収アップを目指したい人にはうってつけといえる。しかし取り扱う求人の質が高いことから、自分には向いていないと感じて退会した人もいるようだ。
ハイクラス求人で転職したいが、これまでの経歴などから合わないと感じた場合は、資格の取得や語学の習得など、スキルアップを図ることや職場で実績を作ることを意識するといいだろう。職務経歴書に記載できる資格やスキルが増えればヘッドハンターや企業からスカウトされる確率も高くなる。
ハイクラス求人によって転職できるような状況になるまでは退会せずに無料のスタンダードステージで利用を継続しよう。
まとめ
ビズリーチの退会は簡単に実行できる。退会後に利用したい場合は再登録や入会の審査を通過しなければならないことを知ったうえでやめるか考えたほうがいいだろう。退会したい理由や状況によってはやめるのではなく、サービスの休止を行うほうがメリットが多い場合もある。また有料のプレミアムステージ利用者は、無料のスタンダードステージに変更して継続することも可能だ。
サービス休止やグレードをダウンする方法も簡単だ。それぞれの状況に合わせて退会するかしないかを選択しよう。
職務経歴書をしっかりと書いてもスカウトが届かない場合は、リクルートダイレクトスカウトなど他のハイクラス求人を扱う転職サービスも併用しよう。いくつか登録して活動することで、条件に合った企業への転職がより早く実現するだろう。