面接では、応募者の人柄や適性、企業とのマッチング度を評価するために、定番の質問が多く用いられます。
よく聞かれる質問とその模範解答例、さらにその解答が模範的である理由を解説します。面接官の評価ポイントも説明するので、面接で合格をもらう参考にしてください。
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目次
面接の回答で大切なこと
面接官や企業のニーズに合わせる
面接では、自分の言いたいことだけを言わないように注意しましょう。面接官は質問によって合否の評価判定をしています。
そして、好印象になる回答は存在しています。少しでも自分の評価を高められるような回答を事前に準備しておきましょう。
ハキハキ話して語尾まで言い切る
面接では、面接官の目をみてハッキリ話せすように練習しておきましょう。オンライン面接でも、相手の目を見て話すことは需要です。
できるだけゆっくり、早口にならないようにすれば自信があるように見えます。さらに語尾まで言い切ると印象が良くなるので、「~です!」と言い切りましょう。
自己紹介の質問と回答
「自己紹介をお願いします。」
「これまでの経歴を教えて下さい。」
面接では、自己紹介は最初に行う重要なパートです。自己紹介のコツを見てから、自己紹介例を参考にして、自分なりの文章を作ってみましょう。
自己紹介のコツ
自己紹介のコツ
- 30秒~1分以内で簡潔に話す
- 経歴職歴 → 実績 → 強みの順番に話す
- 強みは応募企業への貢献意欲を示せるようにする
自己紹介では、手短にはっきりとセリフを発言しましょう。
自己紹介の例
自己紹介は、まずは名乗ることを忘れないでください。その後に、過去の経歴→実績→強み(なぜ貢献できそうなのか)の順番で話しましょう。
就職・転職理由(退職理由)の質問と回答
「転職理由を教えて下さい。」
「退職理由を教えて下さい。」
面接では、転職理由や退職理由を聞かれることは多いです。同じ理由で退職されると困るため、どのようなきっかけで退職して、何を目指して次の職場を探しているかをヒアリングされます。
就職・転職理由の伝え方
就職・転職理由の伝え方のコツ
- ポジティブな姿勢で回答する
- 過去職の悪口やネガティブは言わない
- 就業先での成長意欲を示す
最大のコツは、悪口などのネガティブを言わないことです。悪口があれば、人間性が疑われ就業先で問題児になるかも?と想定されてしまいます。
就職・転職理由を伝える例
ポイントは、自分は〇〇がやりたい、△△を叶えたい → 現職では〇〇ができない →そのため就職(転職)を決意した。という順番で話すことです。
深く聞かれる可能性もあるので、理由や経緯を具体的なエピソードを加えて話せるようにしましょう。
もし、不満点を述べるのであれば、どのように改善しようとしたか、そしてなぜ就職(転職)がポジティブな選択なのかを伝えることが重要です。
志望動機(企業選定軸)の質問と回答
「なぜ当社を志望されたのですか?」
「なぜこの業界を選んだんですか?」
「入社後に挑戦したいことはありますか?」
「仕事で大事にしていることはありますか?」
志望動機は、合否判定に大きく絡む質問内容です。自社のことをしっかり調べてくれる求職者は好印象を持ってもらえて合格率も跳ね上がります。
志望動機の伝え方
志望動機(企業選定軸)の伝え方のコツ
- 企業の特徴や強みを具体的に挙げる
- 自分の経験と企業への貢献を結びつける
- 応募先の会社じゃなければいけない理由を述べる
志望動機は、心から思う志望動機を話す事はもちろんですが、大切なのは「企業研究してくれたな!」と面接官に感じてもらうことです。
志望動機の伝え方例
志望動機は、就職・転職理由と一貫性を持てるようにしましょう。
自己PR(強みや資質)の質問と回答
「自己PRをお願いします。」
「強みや長所はありますか。」
自己PRは、求職者がもっとも苦手とする質問です。自分で考えることはもちろん、転職エージェントに相談したり、無料の自己紹介作成ツールを使うのがおすすめです。
自己PR(強みや長所)の流れ
自己PRや強みを説明するときは、結論 → エピソードや実績 →応募企業での活かし方 の順番で話すと、面接官に良い印象を与えることができます。
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STEP1
結論=自分の強み
最初に、「私の強みは◯◯です。」と結論を述べましょう。面接官の理解度があがり、論理的な話し方にプラス評価をもらえます。
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STEP2
エピソードや実績
エピソードは、「◯◯を任された」「◯◯の結果、□□を評価された」など、強みや長所を裏付ける客観的な表現を使いましょう。数字で話すことがベストですが、数字以外でもできるだけ具体的に離すことが大切です。
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STEP3
応募企業での活かし方
自己PRの最後は、「だから、あなたの会社で◯◯できます」「だから、こうやって成長していきたいです。」と、入社後のイメージや入社意欲を伝えましょう。
自己PRでは、強みとエピソードをいかに示せるかが重要なので、面接前に必ず内容を考えて話せるようにしておきましょう。
自己PR作成ツールがおすすめ
自己PRが作れなかったり、無料の作成ツールを使うのがおすすめです。長所が見つけられない場合でも、情報を整理して文章を作成してくれます。
自己PRの伝え方例
短所や弱みを聞かれた場合の裏技
「強みと弱みをセットで教えて下さい。」
「短所と、補うために努力していることはありますか?」
弱みや短所を説明するときは、結論 → エピソードや自己認識 →改善方法や心がけている点 の順番で話すと、面接官が理解しやすくなります。
話の締めは、心がけている工夫などを伝えて、ポジティブに締めくくることが大切です。弱みだけ話さずに、最後は印象を良くする言葉にしましょう。
短所や弱みを話す流れ
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STEP1
結論=自分の弱み
最初に、「私の弱みは◯◯です。」と結論を述べましょう。
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STEP2
エピソードや実績
弱みの裏付けとなるエピソードを伝え、自己認識できていることをアピールしましょう。
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STEP3
改善しようとしている工夫点
話の終わりはできるだけポジティブにしましょう。弱みを改善しようと心がけているポイントを話すのがおすすめです。
面接官は、弱みや短所を聞くことで「自己分析できているか」を図っています。短所を話せないと、反省しないタイプなのかとも思われかねないので、事前に準備しておきましょう。
キャリアビジョン(将来像)の質問と回答
「将来の夢を教えて下さい。」
「10年後のキャリアプランはありますか。」
キャリアビジョンを聞かれたら、これからどうやってスキルを身につけるか、スキルを身に付けて何にチャレンジしたいかを伝えましょう。
応募企業で働くイメージを伝えると、入社意欲を伝えることができます。
キャリアビジョンの伝え方例
キャリアビジョンは、数年先が描けないのであれば正直に言って問題ありません。それよりも、入社してから頑張れるイメージを面接官に持ってもらうことが大切です。
転職活動に関する質問と回答
「転職活動の状況はいかがでしょうか。」
「他に受けている会社はありますか。」
面接官は、どれくらい自社の志望度が高いかを知りたがっています。従って、応募企業を第一志望とすることが鉄則です。
他に面接を受けていることを伝える場合は、類似企業や同業企業について伝えましょう。まったく違う業界の話をすると、本気度を疑われます。
転職活動の伝え方例
面接官への逆質問
なにか質問はありますか?(逆質問)の意味
面接官が逆質問する理由
- 入社意思や働く意欲は高いのか
- 社風とマッチした人材なのか
- 不安や疑問点はないのか
面接官が逆質問するのは、前向きに働いてくるのかの確認と、社風や職務内容にマッチした人材なのかを確認することが狙いです。
純粋に、疑問や不安点を解消したい場合もありますが、自社への入社意欲を測られていると思って逆質問を行いましょう。
必ず何か質問することが重要
逆質問によって選考結果が大きく左右されることはありませんが、必ず1つは質問すべきです。会社や仕事に興味を持っているのであれば、質問されるのが当然と面接官は考えています。
やる気や実際に働くことをイメージできる逆質問をすれば、面接官から合格を貰える可能性が高まります。
逆質問の例
逆質問では、「御社に入りたい!」「入ったあとは活躍させてもらいます!」という熱を伝えることが重要です。
入社後の勤務イメージが双方できるような、ポジティブな逆質問を心がけましょう。また、逆質問の終わりには、かならず御礼で終えるのもマナーです。
まとめ
面接で受ける質問は決まっています。あらかじめ準備することで、ほとんどの質問に対応できるので、面接前に話す内容を整理しておきましょう。
自己PRなどが思いつかない場合は、無料の自己紹介作成ツールを使えば、誰でも簡単に回答を作ることができるので活用しましょう。