沖縄県の企業6社の平均年収ランキング！市町村別や年齢別の年収も紹介

「沖縄県の企業の平均年収は？」

「沖縄県にある年収の高い企業が知りたい」

沖縄県は、平均年収が375万円で全国で47位です。日本全体の平均年収である458万円(参考:国税庁)よりも格段と低いです。

特徴としては、サービス業を中心とする第3次産業の比重が極めて高く、石油製品・石炭製品、食料品、 飲料などが主な産業です。沖縄県で転職を考えている人は、どの企業に転職したら良いのか気になる人もいるでしょう。

そこでこの記事では、沖縄県の企業の年収をランキング形式で紹介しています。沖縄県で転職先を探している人は、是非参考にしてください。

また、キャリアアップを狙うならレベルの高い転職エージェントの利用がおすすめです。「ビズリーチ」や「マイナビエージェント」のようなユーザー満足度が高いサービスを使えば、転職成功率は大幅に上がります。

沖縄県の平均年収ランキング【企業別】

企業名	年収	業種	平均年齢	平均勤続年数	従業員数	設立
沖縄電力	774万円	電気・ガス業	43.2歳	20.8年	1,504名	1972年5月
おきなわ フィナンシャル グループ	742万円	銀行業	45.4歳	19.4年	124名	2021年5月
沖縄セルラー電話	705万円	情報・通信業	39.8歳	10.4年	302名	1992年3月
琉球銀行	609万円	銀行業	40.4歳	16.2年	1,378名	1948年5月
全保連	595万円	その他金融業	42.1歳	9.7年	608名	2001年11月
サンエー	487万円	小売業	35.9歳	13.8年	1,706名	1970年5月

※各社の有価証券報告書から抜粋

沖縄県の企業を各企業の有価証券報告書を基に、6位までまとめました。1位は沖縄電力で774万円、2位はおきなわフィナンシャルグループで742万円です。

1位：沖縄電力(平均年収774万円)

企業名	沖縄電力株式会社
業種	電気・ガス業
平均年収	774万円
平均年齢	43.2歳
平均勤続年数	20.8年
従業員数	1,504名
設立年月日	1972年5月
所在地	〒901-2602 沖縄県浦添市牧港5-2-1
公式サイト	https://www.okiden.co.jp/
上場市場 (上場年月日)	東証プライム (1989年9月上場)

沖縄の企業別年収ランキングのトップは「沖縄電力」で、平均年収774万円です。

沖縄電力は本島を含む160の島々に電力を供給している電力会社です。東京電力や関西電力と違い、沖縄電力は沖縄県を唯一の供給区域にしています。また、日本で唯一、原子力発電所を持たない電力会社です。

2022年度の1年間で直近10年分の利益に相当する損失を計上してしまいました。財力基盤の回復に注力するためリカバリー期間を設けています。

沖縄電力の平均年収の推移

年度	平均年収
2023年	774万円
2022年	774万円
2021年	784万円
2020年	777万円
2019年	770万円

前年の平均年収が774万円だったため、変動はありません。過去の5年間の推移で見ても大きな変動はなく、770～780万円台をキープしています。

2位：おきなわフィナンシャルグループ(平均年収742万円)

企業名	おきなわフィナンシャルグループ株式会社
業種	銀行業
平均年収	742万円
平均年齢	45.4歳
平均勤続年数	19.4年
従業員数	124名
設立年月日	2021年5月
所在地	沖縄県那覇市久茂地3-10-1
公式サイト	https://www.okinawafg.co.jp/
上場市場 (上場年月日)	東証プライム (2021年10月上場)

沖縄の企業別年収ランキングの2位は「おきなわフィナンシャルグループ」で、平均年収742万円です。

おきなわフィナンシャルグループは、2021年10月に設立された沖縄銀行グループを統括する金融持株会社です。沖縄銀行の他に、おきぎんリースやおきぎん証券などがグループに入っています。

経営戦略として、沖縄県のリーディング産業振興等への貢献や地域事業者の資本基盤の強化と支援をしています。2027年の連結経常利益を600億円に設定しており、2024年から65億円の成長を目指しています。

おきなわフィナンシャルグループの平均年収の推移

年度	平均年収
2023年	742万円
2022年	763万円
2021年	753万円

前年の平均年収が763万円だったため、下降傾向にあります。過去3年間で見ると、750万円前後で推移しているようです。大きなブレがないので、安定して稼げる企業と言えます。

3位：沖縄セルラー電話(平均年収705万円)

企業名	沖縄セルラー電話株式会社
業種	情報・通信業
平均年収	705万円
平均年齢	39.8歳
平均勤続年数	10.4年
従業員数	302名
設立年月日	1992年3月
所在地	〒900-8540 沖縄県那覇市松山1-2-1
公式サイト	https://okinawa-cellular.jp/
上場市場 (上場年月日)	東証スタンダード (1997年4月上場)

沖縄の企業別年収ランキングの3位は「沖縄セルラー電話」で、平均年収705万円です。

沖縄セルラー電話は、KDDIグループ傘下の企業です。携帯電話の「au」や「UQ mobile」などを提供しており、県内では携帯の占有率5割を占めています。

また、沖縄の通信インフラを支える企業として、南海トラフ地震をはじめとした大規模災害のために新ルートによる海底ケーブルプロジェクトも進めています。

沖縄セルラー電話の平均年収の推移

年度	平均年収
2023年	705万円
2022年	726万円
2021年	731万円
2020年	715万円
2019年	700万円

前年の平均年収が726万円だったため、下降傾向にあります。5年間の推移で見ると2021年の731万円が最も高く、20万円ほど下がりました。

4位：琉球銀行(平均年収609万円)

企業名	琉球銀行
業種	銀行業
平均年収	609万円
平均年齢	40.4歳
平均勤続年数	16.2年
従業員数	1,378名
設立年月日	1948年5月
所在地	〒900-0034　 沖縄県那覇市東町2-1
公式サイト	https://www.ryugin.co.jp/
上場市場 (上場年月日)	東証プライム (1983年10月上場)

沖縄の企業別年収ランキングの4位は「琉球銀行」で、平均年収609万円です。

琉球銀行は、沖縄県に本社を構える地方銀行です。那覇市をはじめとする多くの自治体の指定金融機関を受託しており、県外では東京にも支店を構えています。

県内で最大のシェアを持ち、県経済や県民に与える影響が最も大きな銀行です。コロナ禍では借入金返済の軽減や返済期限の延長などの対応で地元企業の負担を減らしました。

琉球銀行の平均年収の推移

年度	平均年収
2023年	609万円
2022年	608万円
2021年	606万円
2020年	610万円
2019年	592万円

前年の平均年収が608万円だったため、ほとんど変動はありません。2019年と比較すると15万円ほど上昇していますが、大きな変動はありません。

5位：全保連(平均年収595万円)

企業名	全保連株式会社
業種	その他金融業
平均年収	595万円
平均年齢	42.1歳
平均勤続年数	9.7年
従業員数	608名
設立年月日	2001年11月
所在地	〒900-8608 沖縄県那覇市字天久905
公式サイト	https://www.zenhoren.jp/
上場市場 (上場年月日)	東証スタンダード (2023年10月上場)

沖縄の企業別年収ランキングの5位は「全保連」で、平均年収595万円です。

全保連株式会社は、沖縄県に本社を置く家賃債務保証サービス企業です。東京にも拠点を構えており、入居者向けの家賃保証システムを提供しています。

全保連の家賃保証システムは居住用のほかに事務所や駐車場、倉庫・トランクルームにも対応しています。また、最短で指定口座に振込がされるので、入金管理にかかる手間を軽減できます。

全保連株式会社の平均年収の推移

年度	平均年収
2023年	595万円

全保連の平均年収で確認できたのは、2023年の595万円のみです。今後の動向に注目しましょう。

6位：サンエー(平均年収487万円)

企業名	株式会社サンエー
業種	小売業
平均年収	487万円
平均年齢	35.9歳
平均勤続年数	13.8年
従業員数	1,706名
設立年月日	1970年5月
所在地	〒901-2733　 沖縄県宜野湾市大山7-2-10
公式サイト	https://www.san-a.co.jp/
上場市場 (上場年月日)	東証プライム (2000年9月上場)

沖縄の企業別年収ランキングの6位は「サンエー」で、平均年収487万円です。

サンエーは沖縄県で総合小売業を展開しています。パルコとの合弁会社「株式会社サンエーパルコ」を設立して、沖縄県内の大型商業施設「サンエー浦添西海岸パルコシティ」の運営もおこなっています。

また、流通コスト低減と効率化を図るため、大山流通センターを整備しています。沖縄という地理を熟慮した独自の物流システムによって、大幅なコストの削減を実現しています。

サンエーの平均年収の推移

年度	平均年収
2023年	487万円
2022年	461万円
2021年	484万円
2020年	498万円
2019年	482万円

前年の平均年収が461万円だったため、上昇傾向にあります。過去5年間で見ると2022年が最も低いですが、480万円以上を稼げるケースが多いです。

沖縄県の平均年収

沖縄県の平均年収は375万円で全国47位

令和4年賃金構造基本統計調査によると、沖縄県の平均年収は375万円で、全国では47位の位置づけです。全国的に平均よりも下であり、産業的にも全国クラスのものは多くはありません。

都道府県の平均年収ランキング

都道府県	平均年収
東京	599万円
神奈川	539万円
大阪	524万円
愛知	519万円
兵庫	502万円
滋賀	496万円
茨城	489万円
千葉	486万円
奈良	484万円
広島	482万円
三重	481万円
埼玉	480万円
京都	479万円
静岡	478万円
栃木	475万円
岐阜	472万円
福岡	471万円
和歌山	458万円
山口	455万円
群馬	455万円
岡山	455万円
福井	454万円
山梨	454万円
宮城	454万円
長野	451万円
石川	449万円
香川	446万円
富山	443万円
徳島	435万円
大分	431万円
新潟	428万円
熊本	423万円
佐賀	422万円
愛媛	418万円
福島	417万円
長崎	417万円
北海道	415万円
高知	414万円
島根	411万円
鳥取	403万円
鹿児島	397万円
秋田	396万円
山形	392万円
岩手	392万円
宮崎	383万円
青森	380万円
沖縄	375万円

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参考:令和4年賃金構造基本統計調査｜厚生労働省

沖縄県は、サービス業を中心とする第3次産業の比重が極めて高く、石油製品・石炭製品、食料品、 飲料などが主な産業です。

沖縄県で年収が高い企業に務めたいなら、転職エージェントを活用するのがおすすめです。ビズリーチやマイナビエージェントには、ハローワークに掲載されていない非公開求人が多数あります。

担当者によって紹介してもらえる求人が変わるため、複数の転職エージェントを併用することが年収アップを実現するための近道になります。

▶沖縄県でおすすめの転職エージェント詳細

沖縄県の平均年収【年齢別・男女別】

年齢	男性	女性
～19歳	240万円	213万円
20～24歳	285万円	271万円
25～29歳	339万円	296万円
30～34歳	383万円	310万円
35～39歳	414万円	318万円
40～44歳	457万円	336万円
45～49歳	479万円	359万円
50～54歳	526万円	344万円
55～59歳	479万円	357万円
60～64歳	361万円	281万円
65～69歳	273万円	320万円
70歳～	233万円	250万円

参考:令和4年賃金構造基本統計調査｜厚生労働省

沖縄県の年齢別・男女別の平均年収です。男性なら40代後半から全国平均を超える年収に届きます。ただ、女性は平均年収を超えません。最も高い年収で40代後半の359万円でした。

沖縄県で平均所得が多い市町村ランキング

市町村	平均年収
南大東村	364万円
嘉手納町	354万円
北谷町	346万円
与那国町	346万円
北大東村	341万円
北中城村	333万円
那覇市	333万円
宜野湾市	323万円
浦添市	313万円
沖縄市	306万円

参考:令和4年度　市町村税課税状況等の調｜総務省

沖縄県で平均所得が多い市町村は、南大東村の364万円です。沖縄本島から離れた南大東村の平均所得が高いのは、1人当たりの所得を構成する分母の人口減少が影響しているためです。

サトウキビの生産が村の中心産業で、豊かな自然を生かした観光地としても注目されています。

沖縄県での年収アップに強いおすすめの転職エージェント

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まとめ

沖縄県の企業の平均年収をランキング形式でまとめました。1位は沖縄銀行で774万円、2位はおきなわフィナンシャルグループで742万円でした。

沖縄県は、サービス業を中心とする第3次産業の比重が極めて高く、石油製品・石炭製品、食料品、 飲料などが主な産業です。沖縄県で転職を考えている人は、企業選びの参考にしてください。

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