社会人4年目になると仕事にも慣れ、キャリアアップなどの理由で転職を検討している人は多い。
一方で、上司や同僚に相談したら「現職でもう少し成果を出した方がいいんじゃないか?」と言われ、転職に尻込みしている人もいるだろう。
しかし心配はいらない。結論、社会人4年目は転職に有利な年代だ。この記事では、社会人4年目で理想の転職を叶えるための方法を徹底的に解説していく。
また、キャリアアップのために転職をしたいなら転職サービスを活用しよう。サポートが手厚い「マイナビエージェント」に登録すれば、スキルや経験を考慮したうえで、年収も増やせる転職先を紹介してくれる。
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- キャリハイ@編集部
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目次
社会人4年目(新卒4年目)で転職は難しい?
社会人4年目は転職市場価値が高い
4年目で転職はまだ早いのでは?もう少し今の環境で頑張った方が良いのでは?と心配に思うかもしれないが、実は社会人4年目は転職市場価値の高い年齢なのだ。
第二新卒や第二新卒と比べて社会人基礎能力やスキルが身についており、活躍するまでの教育コストが低いと同時に、「若さ」という武器もあり今後の伸び代や持っているポテンシャルが評価対象になるという”絶妙な時期”だ。
将来的に管理職やチームリーダーを担う人材として採用されることもあり、転職を決断には良い時期と言えるだろう。
ただし、安易な転職はおすすめしない
社会人4年目は転職の好機ではあるのだが、「周りも転職し始めているし自分も…」という安易な考えで転職することは避けた方がいい。
「なぜ自分は転職したいのか?」「今抱えている悩みは、本当に転職しない限り解決しない問題なのか?」については明確に考えておく必要がある。
これらの疑問にきちんと答えられないと、転職活動のモチベーションに影響し、苦戦する可能性が高い。
仮に転職はできても、何かしらの不満から再度転職を繰り返してしまうリスクもある。
例えば「やりたい仕事があるのに全然任せてもらえない、同じ仕事ばかりで成長を感じないしつまらない」と不満な場合、少し視点を変えて「任せてもらえないのは自分の実力不足・経験不足が理由ではないか」と考えてみよう。
仕事の難易度が高く、まだあなたに任せるには不安なのかもしれないし、あなたよりも適任者がいるからかもしれない。
最初から会社のせいにするのではなく、「なぜ自分はやりたい仕事ができないのか」と一度自責することが大切だ。
また、人間関係で悩んでいる場合も、同様に自責して考えてみる必要がある。今一度、自分の周りの人との関わり方に問題はないか振り返ってみよう。
積極的に挨拶したり、ポジティブなコミュニケーションを取るなど、自分の行動で現状の不満を解決できる場合もある。
また、どうしても部署の人との相性が悪すぎて業務に支障が出るなら、人事部に部署異動を出すという選択肢もある。
「国民総転職時代」と言われ、転職が当たり前になりつつあるが、理由によっては転職しない方が良いこともあるのだ。
転職エージェントには転職に関する悩みを何でも相談できる
転職を考える前にまず「マイナビエージェント」などに登録して、転職すべきか相談してみよう。転職のプロの目線から、的確なアドバイスが貰えるはずだ。
経験豊富なキャリアアドバイザーに、応募書類の添削や面接対策などもサポートしてもらえる。もちろん無料で利用できるので、ぜひ試してみてほしい。
転職OKな理由
転職しない限り今抱えている悩みが解決しない場合、思い切って転職を決意して良いだろう。
社会人4年目で転職するにあたり、転職OKな理由と、転職NGな理由がある。
まずは転職OKな理由から紹介していく。
以下は一例ではあるが、ぜひ参考にしてみて欲しい。
- よりキャリアアップしたいから
- 成果を客観的に評価してくれる職場で働きたいから
- 会社の経営が危機的状態にあるから
よりキャリアアップしたいから
キャリアアップのための転職は転職理由として良い。どんな職場でも学べることはあるし、成長できるか否かは自分次第だが、より成長が見込める職場に転職するのは悪いことではない。
成長しやすい企業とそうではない企業があるのは事実だ。キャリアアップを目指すなら、成長中のベンチャー企業や外資系企業はおすすめだ。
若手のうちから裁量ある仕事を任されやすく、ハードワークだがその分市場価値が上がりやすい。
ベンチャーへの転職に興味があればビズリーチを活用してみよう。マネージャー候補などの求人が多くあり、将来的に裁量権のある仕事が見つけられる。
成果を客観的に評価してくれる職場で働きたいから
成果を出しても正当に評価されない場合、転職を考えたほうが良いだろう。
正しい人事評価ができていない会社で働くことは、成長やキャリアップのチャンス、なにより時間を無駄にすることにつながる。
それに、そのような企業で働いていてもモチベーションは下がるばかりで、貪欲さや上昇志向が失われてしまう。
しかしここで注意したいのは、「本当に求められている成果をあげているか?」という点だ。
「成果を挙げているのに評価をしてもらえない」ことを「頑張っているのに評価をしてもらえない」ことと履き違えないように注意したい。
会社は学校でないので、プロセスではなく「結果」が大切なのだ。
- 結果を出しても若いからという理由で昇進できない
- そもそも評価制度がない
など会社側の人事制度に問題がある場合、モチベーション低下を招くリスクもあるので転職しても良いだろう。
会社の経営が危機的状態にある
会社の経営が傾いており、倒産・リストラの危機にある場合は、即座に転職を決断しても良い。
失業してから転職活動を行うと、なかなか決まらなかった場合に精神的に追い詰められてしまったり、新しい会社での勤務開始を急ぐあまり妥協して内定承諾してしまうリスクがあるからだ。
また、経営危機の状態では仕事のほとんどがコストカットに繋がるもの(守りの仕事)になるので、20代という貴重な時期にコストをかけた攻めの仕事を経験する機会損失にもなってしまうので勿体無い。
しかし、経営状態が原因で転職を検討している場合でも、その「伝え方」は工夫すべきだ。
「会社が潰れそうだから転職活動をしている」とストレートに伝えると、
- 苦しい時こそ会社を支えるために努力すべきではないか?
- 自社が経営危機の時にすぐ逃げてしまうのではないか?
などと、ネガティブに思われてしまう恐れがある。
参考までに、以下のような言葉で伝えてみると良いだろう。
これから伸びる市場でビジネス展開をしている企業で働きたいと考えています。
前職では市場環境の悪さという「外部要因」で努力が実らず悔しい思いをしたので、今後伸びることが予想され将来性のあるビジネスに携わりたいです。
また伸びる業界・産業には優秀な人材が集まって来やすく、その人たちと切磋琢磨しながら共に成長して行きたいと考えています。
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転職NGな理由
上記とは反対に、以下のような転職理由だとネガティブに映り失敗しやすいのでおすすめできない。
あなたの転職理由は当てはまらないだろうか?
- 前職では仕事のやりがいを感じなかったから
- 仕事のノルマが厳しすぎたから
- 上司や同僚との関係がうまくいかなかったから
前職で仕事のやりがいを感じないから
「やりがいを感じなかった」という理由で転職活動をする人は多いが、これは避けた方が良いだろう。
「やりがい」というあいまいな理由だと「この企業でもやりがいを感じないと言ってすぐに辞めてしまうのでは…」と思われてしまう。
やりがいについて理解を深めるため、かの有名なリクルートでよく使われる「will」「can」「must」のフレームワークを用いよう。
- will:やりたいこと
- can:できること
- must:やらなければならないこと
「will・can・mustのバランスが取れてはじめて、やりがいを感じて働くことができる」というフレームワークだが、若いうち思っているwillは、本当のwillとは限らないのだ。
経験を積んで「can-できること」が増えていくうちに、仕事の全体像が見え、”仕事のやりがい”を感じ始めることも多いのだ。
“経験の総量”が少ないうちに「この仕事にはやりがいがない」と決めつけてしまうのは勿体無い。
また少々厳しい言い方にはなるが、そもそも「仕事のやりがい」は自ら探し見つけるものであり、企業から与えられるものではない。
もし「やりがい」を理由にどうしても転職したい場合、「自分はどういった時にやりがいを感じるのか」「どのような仕事でやりがいを感じるのか」をしっかり分析してから転職活動を始めてほしい。
仕事のノルマが厳しすぎたから
前職ノルマの厳しさを転職理由として伝えるのも控えたほうが良い。
転職者の「本音」として、ノルマが厳しく激務で嫌になって転職を決意する人は多いことは、筆者も理解している。
無茶なノルマのせいで心身を壊すような職場環境であるならば、一刻も早く転職すべきだ。
ただし、本音であってもそれを素直に面接官に伝えることはおすすめしない。
その理由は「実際にどれくらいノルマが厳しかったのか」「そのノルマは本当に達成不可能なものだったのか」について、目の前の面接官には判断しようがないからだ。
「ノルマの良し悪しは判断できないから評価できない」が面接官の本音であるし、最悪の場合
- 甘えているのではないか
- 数字にコミットできないのではないか
- 忙しいとすぐやめてしまうのではないか
とネガティブに捉えられてしまうリスクもあり、「百害あって一利なし」なのだ。
どうしてもノルマから逃れるために転職したい場合、伝え方にはこだわり、ポジティブな言葉に変換して話す必要がある。
例えば、新規営業の獲得件数が厳しすぎてルート営業に変えたい場合、以下のような伝え方をしてみてはいかがだろうか?
前職では新規開拓の営業をしており、新しく自社サービスを導入いただくことにやりがいは感じていましたが、自分のミッションは新規開拓数の増加なので、どうしても導入後のサポートまでは丁寧に行えませんでした。
しかし「自分が提案したサービスが、本当にお客様の役立てているのだろうか?と思うこともありました。
そこで次の環境では「一人一人のお客様に時間をかけてじっくり向き合い、課題感を聞き出し、要望を最大限応えられる」ルート営業の仕事に携わりたいと考えています。
上記のような伝え方であれば、「新規獲得のやりがいは感じつつも、よりお客様の課題解決のため伴走できるような仕事をしたい」というポシティブな印象に変わるはずだ。
本音が「ノルマが嫌だった」としても、うまく隠しながら希望の仕事を伝えられるだろう。
上司や同僚との関係がうまくいかなかったから
「苦手な上司や同僚がいた」「周りの人と良好な関係を築けなかった」といった理由で転職する人も多い。
しかし、筆者は「人間関係」を理由に転職することはおすすめしない。理由は2つある。
一つ目の理由は、どんな職場にも苦手な人は一定数いるからである。
会社という組織には色々な価値観・バックグラウンドを持つ人が集まるので、多少の合う人/合わない人がいるのは当然だ。
他人は自分の力で変えることはできないので、苦手な人であっても割り切ってどうやって関わっていくのか考える必要がある。
何より苦手な人がいる度に揉めて転職するようだと、これから先何十回も転職を繰り返す羽目になるだろう。
「人」という”アンコントローラブル”な要素で転職有無を決めるのは非常に危険な行為だ。
もう一つの理由は、人間関係がうまくいかないのは「本人のコミュニケーション能力にも原因があるのでは?」と思われてしまうからだ。
企業間の吸収、合併などが盛んに行われる現在、社内に限らず、他社や他分野の人などと関係を築くことの重要性が増している。
少々厳しい言い方になるが、そもそも社内の人間ともうまくやっていけない人材が活躍するのは難しいだろう。
一方、社内でパワハラ・セクハラが横行している場合は人間関係やコミュニケーション力で解決できないので、いますぐに転職しよう。
転職を考える時、転職理由を正直に言っても良いかわからなければ、転職エージェントに相談してみよう。マイナビエージェントには転職のプロのヘッドハンターが在籍している。相談すれば役立つアドバイスが得られるだろう。
社会人4年目で転職するメリット
社会人4年目で転職するメリットは多くあるが、ここでは以下の3点に絞って紹介していく。
①ポテンシャルを見込んで採用してもらえる
②異職種への転職も可能
③年収アップを狙うこともできる
一つ一つ詳しく見ていこう。
①ポテンシャルを見込んで採用してもらえる
一般的にはポテンシャル採用の対象になるのは新卒および第二新卒(社会人歴1〜3年)だが、この時期を過ぎても「若さ」を買ってポテンシャル採用してもらえる企業もある。
特に、以下の素養がある4年目社会人は評価が高い。
- 社会人基礎スキルが身についている
- リーダーシップがあり地頭が良い
- 仕事をやりきる力がある
上記の素質をうまくアピールできれば、転職活動を有利に進めることができる。
ただし、若いうちはポテンシャルを重視されるものの、第二新卒の時期は過ぎているにも関わらず、これまでの仕事で全く成果なしだと転職は難しい。
何かしらの形で利益向上に貢献したことを示すエピソードがない場合、転職せず成果を残してから転職した方が良いこともある。
これまでの自分の仕事の成果を振り返ってみると良いだろう。
②異職種への転職も可能
新卒から続けた仕事が自分に合わず、この機会に職種を変えたい人も多いだろう。
3年目までと比べるとやや難易度は上がるが、4年目は未経験での転職も可能だ。
若いと未経験のことでも素早く吸収・キャッチアップが可能だと評価されているからだ。
近年の傾向だと、例えば営業職や販売職からITエンジニア(Web・SE)にキャリアチェンジする人が増えている。
IT業界は今後より伸びる業界な上、週3日勤務・リモートワークなど柔軟な働き方ができるのも魅力だ。
一方、年を経るごとに未経験転職のハードルは上がる。
例えば、転職コミット型のプログラミングスクール「DMM WEBCAMP」では、転職サポートを最長29歳までに制限している。
これは人手不足のIT業界でさえ30歳を超えると完全未経験からの転職が困難なことを表している。
異職種への転職を考えているなら決断は急ぐべきだろう。
③年収アップを狙うこともできる
社会人4年目での転職で、年収アップを成功させる人もいる。
もし「今の会社では成果に見合った報酬がもらえていない」「もっと自分が活躍できる職場があるはず」と感じているなら、転職による年収アップを狙ってみるとよいだろう。
具体的には、前より規模の大きい企業に転職できれば年収アップの可能性は高まる。
筆者の知り合いは、業界4,5番手の求人媒体を運営している企業からリクルートに転職したら、仕事内容はほぼ同じにも関わらず年収が150万ほど上がったそうだ(450万→600万)。
年収をあげて転職したいならビズリーチがおすすめだ。
成長企業の求人など年収アップが期待できるポストの求人が豊富なのが特徴だ。
また、これまでの実績やスキルに自信のある方は、リクルートダイレクトスカウトも登録してみよう。
こちらは外資系の求人が豊富なので、数百万円ほど年収をあげて転職成功する人もいるようだ。
リクルート ダイレクトスカウト |
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社会人4年目で転職するデメリット
社会人4年目での転職にはメリットも多いが、メリットだけなわけではない。
具体的には以下のようなデメリットもあるので、転職活動を本格的に始める前に確認しておこう。
①早期退職を繰り返すと市場価値が下がるリスク
②人間関係をまた構築し直さなければならない
③キャリアが一貫していないと不利に
①早期退職を繰り返すと市場価値が下がるリスク
今回が初めての転職の場合は問題ないが、2回目・3回目の場合はやや注意が必要だ。
あまりにも転職回数が多い場合、ジョブホッパー(=次々に仕事を変えて定着しない人)だと思われ、市場価値が低くなり次の転職時に不利になることがある。
また今回が始めての転職でも、転職後の早期退職は履歴書や職務経歴書に傷がつくのでなるべく避けよう。
転職する場合、詳細に企業分析・業界分析を行った上で企業を決め、内定承諾したらある程度長い期間腰を据えて働く覚悟を持とう。
すでに早期退職をしてしまった場合、面接では「この企業では長く働けること」を強調し、その後の長期的なキャリアプランまでしっかり伝えて信用を得よう。
②人間関係をまた構築し直さなければならない
転職すれば関わる人が変わるので、これまで築いてきた社内での人間関係はリセットされる。つまり、新しい環境で一から協力関係・信頼関係を作っていく必要がある。
しかし、この点についてはそれほど悩むことはないだろう。
上司や同僚に対する振る舞い・あいさつなど基本的なマナーができていて、その上で結果を残せれば、自然と周りから認められていくものである。
入社してすぐに良好な人間関係を築けるかどうかで、その先の仕事のしやすさに影響するので、ぜひ信頼を勝ち取れるよう行動していこう。
③キャリアの一貫性がないと転職に失敗する
社会人4年目になると、ある程度自分の仕事の向き/不向きがわかってくる人が多い。
それと同時に人生の指針も決まってくるので、4年目の転職では一貫性のあるキャリア選択した方が良い。
「将来的にはこのような企業に属し、このようなチームで活躍したい」といった目標を設定し、「こんな経験を積んでおく」といったように逆算して動くことが大切だ。
キャリアに一貫性がないと「逆算ができない人」「いきあたりばったりで動く人」と評価され、選考であっさり落とされる可能性が高いので、ある程度明確にキャリアプランを描いておこう。
社会人4年目で転職成功する方法
社会人4年目で転職を成功させたいのであれば、以下の3つは必ず守って転職活動を進めて欲しい。
①企業分析を詳細に行う
②仕事を辞めずに転職活動を進める
③転職サイトや転職エージェントを利用する
①企業分析を詳細に行う
当たり前だが、転職を成功させるためには企業分析が欠かせない。
「この人はこの会社の方針の下で活躍できるか」「この会社を成長させてくれるか」という視点で面接されるため、そもそも会社の考え方や沿革がわからなければ話にならないだろう。
企業理念や提供しているサービスに対する心構え、求められるスキルなどをよく分析しておこう。
さらに、企業の課題についてよく深掘りして調べておこう。
課題を知るためには、(上場企業の場合)有価証券報告書に目を通せばある程度理解できるだろう。
他にも会社四季報や日経新聞での関連記事もチェックしておくとなお良い。
「会社の課題は~で、自分が入社したらこんな形で解決できる」と明確に話せるまで情報収集できると良い。
②仕事を辞めずに転職活動を進める
転職活動を決心し仕事を辞めてしまう人がいるがこれは避けたほうが良いだろう。
仕事をしつつ並行して転職活動するのでそれなりに忙しくなるが、それでも収入を確保しておくことは非常に大切なのだ。
収入が無くなれば、転職活動が長引いた際に焦って妥協を迫られてしまう可能性がある。
また離職期間が長引きブランクができれば、面接での印象も悪くなってしまうリスクもある。
もし退職から期間が空いてしまった場合、なぜブランクがあるのか質問された時に明確に理由を答えられるように準備しよう。
③転職サイトや転職エージェントを利用する
仕事を続けながら転職活動をするなら、転職サイトと転職エージェントは利用するべきだ。
転職サイトに登録すると、企業や転職ヘッドハンターから「スカウトメール」を受け取ることができる。
当サイトでおすすめしている転職サイトはビズリーチだ。
希望職種やこれまでの経歴を登録するだけで企業側からアプローチしてくれるので、忙しい転職者には特におすすめだ。
転職エージェントではあなた専属のキャリアアドバイザーがつき、理想のキャリア、これまでの経歴、得意/不得意などを詳細に聞いてもらった上で、内定確率の高い企業を選別し応募を代行してくれる。
転職サイトより手厚いサポートを求める人や、自分の転職の方針が正しいかどうか、プロに相談しながら進めたい人におすすめだ。
履歴書の添削や面接対策などのサポートもしてくれるため、初めての転職で不安な人も大丈夫だ。
転職サイトと転職エージェントを上手く使えば、転職の成功率はグッと上がるだろう。
社会人4年目で転職しやすい職種
社会人4年目での転職におすすめの職種は以下の通りだ。
- プログラマー・エンジニア
- 小売店などの販売職
人手不足だが需要が伸びており、未経験でも可能な職種が狙い目と言えるだろう。
プログラマー・ITエンジニア
急速なIT化に伴い、IT業界は慢性的に人手不足な状況だ。そこでいま注目を集めている職種がプログラマー・ITエンジニアである。
一見未経験からの転職は難しそうだが、プログラミングスキルは勉強次第で取得可能だ。
お金をあまりかけられない人はProgateなどの安価なサービスで、ある程度余裕のある人は転職保証付のプログラミングスクールに通えば良い。
エンジニアの不足は2020年に約37万人、2030年には約79万人と予測されており、非常に売り手市場なので新しくチャレンジするにはおすすめだ。
また正社員ではなく業務委託契約にすることで、週3日勤務・リモートワークなど柔軟に働き方も調整できるので、プライベートの時間を大切にしたい人にも良い。
小売店などの販売職
小売店など接客業は、これまでの経験より人柄やコミュニケーション能力で採用されることが多いため、未経験でも採用されやすい。
対人能力に自信があり、「誰かに喜んでもらえる仕事をしたい」サービス精神を持っている方は、販売職を検討してみても良いだろう。
やや忙しかったり、企業によってはノルマもあるが、多くの企業でインセンティブ制度を設けているため、成績がよければ同年代よりも多く稼ぐことも可能だ。
筆者は大学時代に大手飲食チェーン店でアルバイトをしていたが、20代後半の店長が年収800万以上もらっていて驚いた。結果を出して若くして稼ぎたい人にはおすすめだ。
接客業への転職は、幅広い業種の求人があるマイナビエージェントがおすすめだ。サポートも手厚いので安心して利用できる。
社会人4年目での転職体験談を紹介!
社会人4年目で転職活動を経験した方のコメント(ツイッター)を見ていこう。
個人的には異業種への転職は社会人3、4年目頃がいいかと思います。私も26歳に2社目に転職してますが、30代入社者より吸収するスピードがやはり違いました。でも伸びるひともいます。自分の状況を把握した上で積極的に質問しまくる人は伸びました。
— しごと かえ代 (@ikeemay) December 10, 2019
入社4年目の後輩が同業大手に転職のため退職。
— ぽん太 (@ponta0754) January 9, 2020
うちの残業代プラスした金額があちらでは基本給分だけでそれ以上貰えるとの事。
そりゃ転職するよなぁ。
やりがいがどうのとか給料が圧倒的に高い事実の前には無力。
昔、入社4年目くらいにもう我慢ならんと転職サイトに登録。すると同業他社から履歴書いらんから面接来てくれ!と熱烈オファーがあり、逆に怖くなって転職活動辞めてしまったことがある。
— よしすけ? (@yosisuke_san) June 18, 2019
まずは三年と続けるのもいいが、きちんとその期間コミットしておかないと転職はキツイと思う。
見ての通り、4年目は非常に市場価値が高く、多くの企業から転職オファーが来る。
中には未経験職種への転職に成功した人もおり、若さ故に圧倒的に新しいことにチャレンジしやすい。
一方で現職でしっかりとコミットし成果を出すことも大切なので、転職活動で仕事がないがしろにならないように注意しよう。
社会人4年目におすすめの転職エージェント
社会人4年目で転職を志す人におすすめの転職サイト・エージェントを紹介しよう。
自分が受かりやすい企業を効率よく探すには、エージェントの活用が最も効率的だろう。
ぜひ登録して、キャリアアドバイザーと相談しながら転職活動を成功させよう。
転職サービス | 特徴 |
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マイナビ エージェント |
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ビズリーチ |
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レバテック キャリア |
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アクシス コンサルティング |
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マイナビエージェント
20代〜30代の転職に強い転職エージェント
(出典:マイナビエージェント)
マイナビエージェントのポイント
- 20代に信頼される転職エージェントNo.1
- 登録者の80%が34歳以下
- 業界ごとに専門キャリアアドバイザーがいる
主な特徴 | |
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おすすめ年代 | |
求人数 |
非公開 |
非公開求人数 |
非公開 |
未経験求人 | |
料金 | 無料 |
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マイナビエージェントのメリット
- 20代~30代の若い世代に強い
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マイナビエージェントは、若手向けに差別化を図っている転職エージェントです。登録者の80%以上が34歳以下で、20代に信頼される転職エージェントNo.1にも選ばれています。
若い世代に特化していることもあり、掲載求人は、未経験募集にも積極的な企業が多いです。
- 業界に特化したキャリアアドバイザー
-
マイナビエージェントは、各業界に精通した専任のキャリアアドバイザーを設けています。専任だからこそ、深い情報をキャッチアップしてくれるため、ピッタリな求人紹介や最適な面接対策を実現しています。
業界だけではなく、女性向けや第二新卒向けなどの属性別キャリアアドバイザーや、関西・東海・九州などエリア特化のキャリアアドバイザーも配属しています。
- 転職サポートが無期限
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マイナビエージェントは、転職サポートに期限を設けていません。多くの転職エージェントは、最大3ヶ月などの期限があるため、転職活動が長引くとサービスを受けられなくなることもあります。
無期限で転職活動できる安心感があるので、早急に転職先を決めなければならないという焦りがありません。納得いくまで転職先を吟味できるので、入社後のミスマッチも感じにくいでしょう。
マイナビエージェントのデメリット
- ハイクラス求人は少ない
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マイナビエージェントは、ハイクラス求人が少ないです。年齢制限は無いものの、登録者の80%以上が34歳以下なので、若手向けの求人が多い傾向にあります。
30代後半の方や、高年収を重視した転職活動をしたい方は、優良企業から直接オファーが来る「ビズリーチ」や、年収800万円超の求人が豊富な「リクルートダイレクトスカウト」がおすすめです。
- 担当者のサポートにばらつきがある
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マイナビエージェントは、担当者によってサポートのばらつきがあります。業界ごとの専任キャリアアドバイザーを設けているからこそ、業界の経験値や知識量がサポートの質に反映されやすいです。
転職エージェントを利用する最大のメリットは、キャリアアドバイザーの徹底サポートが受けられることです。担当者が合わないと感じたら、早いうちに変更の相談をしましょう。
マイナビエージェントの評判と口コミ
ビズリーチ
年収1,000万円以上からの支持No.1転職サービス
(出典:ビズリーチ)
ビズリーチのポイント
- 求人の3分の1が年収1,000万円以上
- 企業やヘッドハンターからスカウトされる
- 優良企業と直接コンタクトが取れる
主な特徴 | |
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おすすめ年代 | |
求人数 |
83,279件 |
非公開求人数 | 非公開 |
未経験求人 | |
料金 | 無料 ※一部有料サービス有り |
エリア |
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ビズリーチのメリット
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ビズリーチは、税込3,278円/月または5,478円/月の有料プランに登録すると、年収1,000万円以上の求人を紹介してもらえるようになります。
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- 年収1,000万円以上の支持率No.1
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コンサルティング会社のシード・プランニングが行った転職サービスに関する調査によると、ビズリーチは年収1,000万円以上のビジネスパーソンが選ぶ「最も満足度が高い」転職サービスでNo.1を獲得しました。 (出典:PRTIMES)
ビズリーチのデメリット
- キャリアに自信が無い方は不向き
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ビズリーチは、キャリアに自信の無い方は不向きです。ハイクラス求人を中心に扱っていることもあり、経験や実績が強く求められます。
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- 審査に通る必要がある
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ビズリーチを利用するためには、審査に通る必要があります。審査基準は公表されていませんが、ハイクラス求人を中心に扱うことから、職歴が浅い方や年収が低い方は審査落ちする可能性が高いです。
審査落ちしても、職務経歴書の内容を修正すると、再審査を受けられます。ビズリーチの審査に通らなければ、リクルートダイレクトスカウトなど他の転職エージェントを検討しましょう。
ビズリーチの評判と口コミ
まとめ
今回は、社会人4年目で転職を成功させるための方法を紹介した。最後に内容を振り返ろう。
【社会人4年目でOKな転職理由】
①よりキャリアアップしたいから
②成果を客観的に評価してくれる職場で働きたいから
③会社の経営が危機的状況にあるから
【社会人4年目NGな転職理由】
①前の職場ではやりがいを感じなかったから
②仕事のノルマが厳しすぎたから
③上司や同僚との関係がうまくいかなかったから
【社会人4年目で転職するメリット】
①ポテンシャルを見込んで採用してもらえる
②異職種への転職も可能
③年収アップを狙うこともできる
【社会人4年目で転職するデメリット】
①早期退職を繰り返すと市場価値が下がるリスク
②人間関係をまた構築し直さなければならない
③キャリアが一貫していないと転職に失敗する
【社会人4年目で転職成功する方法】
①企業分析を詳細に行う
②仕事を辞めずに転職活動を進める
③転職サイトや転職エージェントを利用する
いかがだろうか?
上記のポイントを抑えるだけで、あなたの転職成功確率はグッと上がるだろう。
「社会人4年目という第二新卒でもベテラン社員でもない年齢で本当に転職できるのか?」と、不安に思う人もいるだろう。そんな人こそ、転職のプロであるエージェントを活用しよう。
ビズリーチは、ハイクラス求人を扱っており、優良企業からの直接オファーもあるおすすめ転職サービスだ。転職活動をするなら、まず登録しておこう。
また、初めての転職なら手厚いサポートが受けられる、マイナビエージェントにも登録しておくといいだろう。複数の転職エージェントに登録することで、効率よく転職活動を進められるはずだ。