引きこもりながらできる仕事は？向いている仕事や探し方を解説

「引きこもりながらできる仕事はある？」

「引きこもりに向いている仕事を知りたい」

引きこもりの人は、外出や人と関わるのが苦手ですが、働く意思はある人が多いです。しかし、長く働けるのか、どんな仕事ならできるのか分からない…。

そこでこの記事では、引きこもりながらできる仕事を解説します。向いている仕事や仕事の探し方・おすすめの転職エージェントも紹介しているので、引きこもりで就職を考えている人は参考にしてください。

引きこもりながらできる仕事はある？

引きこもりとは？

引きこもりとは、厚生労働省によると「様々な要因の結果として社会的参加を回避し、原則的には6ヶ月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念」のことです。

簡単に言うと、どんな原因でも通学・出勤・友人との外出を6ヶ月以上せず、自宅から出ていない人のことを指します。なおコンビニなど、他者とあまり関わらない外出をしていても、引きこもりに含まれます。

引きこもりでも満足いく仕事はできる！

在宅勤務9ヶ月くらいやったことあるけどうち家で集中できるタイプだし根が引きこもりだから超向いてたんだよなあ また在宅でお仕事したいな

— ｱﾁｬﾓ (@som2ultggn) October 14, 2022

結論から言うと、引きこもりながらでもできる仕事はあります。リモートワーク制度のある企業で働いたり、フリーランスとして在宅で仕事を進めたりするなど、引きこもりながら就業する手段は複数あります。

現代では、PCやスマホで場所を選ばず連絡を取り合えます。メールやチャットといった、テキストベースの連絡手段を駆使して仕事に取り組むことも可能なため、「仕事に就く＝人と対面で深く関わり合う」とは限りません。

実際プログラミングやWebデザイン、動画編集であれば、毎日のように人と直接会って話さなくても仕事を進められます。引きこもりでも満足いく仕事はできるため、固定観念に囚われないようにしましょう。

在宅ワークの実施状況は？

夫の在宅勤務が今後も続くというのでAKRacingゲーミングチェア買ったのが届いた。カラーはもちろんブルー???? pic.twitter.com/NMssIyeVnk

— frocabco (@frontakabu1997) November 10, 2021

東京都の調査によれば、令和4年9月時点で在宅ワークを実施している企業は、全体の58.6％です。調査対象は従業員30人以上の都内企業なので、大手企業に限らず半数以上の企業で在宅ワークが可能です。

新型コロナウイルスの感染症蔓延による緊急事態宣言時には、在宅ワークを導入する企業が急速に増えました。しかし、緊急事態宣言が発令されなくなり、出社を再開する企業も増え始めています。

一方で、在宅ワークの実施にメリットを見出し、緊急事態宣言期間以降も在宅ワークの実施を継続している企業が、一定数見られます。今や「社員として就業する＝出社が必要」とは限らない時代になっているのです。

引きこもりながら仕事をしたい人

引きこもりながら仕事をしたい人は、転職エージェントを利用して、在宅ワークが可能な仕事を探しましょう。

転職エージェントは、通常の求人だけでなく、数多くの非公開求人も持っているため、転職者の希望に合致する求人も見つかる可能性があります。

おすすめの転職エージェントは、やマイナビエージェントやハタラクティブです。

引きこもりにおすすめ・向いている仕事一覧

Webライティング

Webライティングは、WebメディアやWebサイトに掲載する文章を書く仕事です。PCとインターネット環境さえあれば始められ、自分の好きなジャンルや得意分野の知識を活かせます。

まとまった収入を得るには、文章力やWebマーケティングに関する知識が求められますが、自分のペースで少しずつ仕事に慣れていくには適した職種です。

また、人と直接会って話すことなく仕事を進められるため、環境を急に変えることに負担を感じる人、人間関係のストレスをできるだけ抱えたくない人におすすめです。文章を書くのが好きな人はぜひ挑戦してみてください。

データ入力

データ入力は、紙ベースの文書や音声データを文字に起こしたり、指定された条件に従って文字や数字を入力したりする仕事です。入力のルールが決められているため、基本的にルール通りに進めれば仕事が完了します。

タイピングのスピードが速いほうが有利ですが、これ以外に特別な知識やスキルを求められない点が大きな特徴です。ただし、入力するデータは件数が非常に多いこともあるため、根気が必要な作業が続きます。

地道にコツコツと作業を進めるのが苦にならない人や、黙々と1つの作業に取り組むのが好きな人に向いている仕事です。業務に必要な連絡はメールやチャットで行われるため、人と会って話すのが苦手な人にも適しています。

Webデザイン

Webデザインは、Webサイトのレイアウトやデザインを制作する仕事です。デザインと聞くと、芸術的な才能が求められると感じるかもしれませんが、サイトの使いやすさが重要なので、細かな点に配慮できる人が適しています。

HTMLやCSS、JavaScriptなどの知識が必要になるので、自分でWebサイトを作ったことがある人はスキルを活かせます。

また、Webサイトには簡易的なものから複雑な機能を備えたものまで幅広い種類があり、初心者が挑戦しやすい案件から始められることもWebデザインの仕事のメリットです。

イラストレーター

イラストレーターは、IllustratorやPhotoshopといった、イラスト制作ソフトで絵を描く仕事です。Webサイトやポスターなどに掲載するイラストからLINEスタンプまで、イラストレーターの活躍の場は多岐にわたります。

イラスト制作を仕事にするとなると、美大や芸大を卒業している必要があるのでは？と思うかもしれませんが、独学で習得したスキルでも案件は獲得可能です。

イラストを描くスキルに加えて、制作ソフトを扱うための知識が求められますが、趣味でイラストを描いている人にもチャンスはあります。クラウドソーシングのコンペに応募するなど、挑戦しやすい案件から始めましょう。

動画編集

動画編集は、YouTubeコンテンツや企業のプロモーション動画などを編集する仕事です。Premiere ProやFinal Cut Proといった動画制作ソフトを扱うスキルが必要ですが、テロップ入れなど初心者でもやりやすい案件があります。

趣味で動画制作ソフトを触ったことがある人は、初心者向けの案件から挑戦してみるとよいでしょう。動画編集にはスペックの高いPCが必要になるため、ゲーミングPCなどのハイエンド端末をすでに持っている人に向いています。

動画コンテンツの需要は近年急速に高まっているので、スキルを身につければ継続受注に繋がります。将来性のある仕事に取り組みたい人におすすめの仕事です。

プログラミング

プログラミングは、アプリやWebサービスを開発する仕事です。プログラミング言語や開発環境に関する知識が求められますが、スキルがあれば自宅で仕事をするのも、十分に現実的な職種です。

学校でプログラミングを習った経験がない人でも、独学でスキルを習得してプログラマーとして活躍できます。IT業界は、慢性的に人手不足の状況が続いているため、初心者にもチャンスは豊富にあります。

フリーランスプログラマーはもちろんのこと、社員がフルリモートで就業している企業が数多く見られる職種です。コミュニケーションはチャットが中心の場合が多く、人と会って話すのが負担な人にも適しています。

テスター

テスターは、ゲームやアプリなどが問題なく動作するかを確認する仕事です。ゲームやアプリの知識が豊富な人なら、テスターが向いている可能性があります。

なお、1つの成果物が完成するまでには多くの人が関わるので、テスターも開発部門に不具合を報告する際に多少コミュニケーションが必要です。

ただし、窓口の従業員は限られているため、営業や接客のように不特定多数の人と会話を交わす必要はありません。趣味と仕事を両立させたい人、自身の知識を活かしたい人はテスターに挑戦するのも良いでしょう。

ブログ運営(アフィリエイト)

ブログ運営は、ブログを開設・運営して読者を集め、広告を掲載することでアフィリエイト報酬を得る仕事です。掲載した広告経由で読者がサービスなどに申し込むと、広告主が定めた報酬を得られます。

誰でも手軽に始めることができることに加え、自分のペースで進められる仕事です。注意点として、ブログを開設した直後はほとんど読者が集まりません。半年ほどは、地道にブログを更新する必要があります。

Webライティングで文章スキルを磨きつつ、自分が好きなことや得意なことをテーマにブログを運営するなど、他の仕事と並行して焦らずに続けていくのが現実的です。

ハンドメイド

ハンドメイドは、アクセサリーや小物類を自分で制作し、フリマアプリなどで販売する仕事です。材料費はかかりますが、少額の初期投資で始められるので人気があります。雑貨が好きな人や、手先が器用な人におすすめです。

フリマアプリやオークションサイトを利用すれば、実店舗を構える必要がないため、人との接点をほとんど持たずに仕事を進めることができます。制作は自宅で進められる上に、作業スペースもそれほど多く必要としません。

自分が制作した一点ものの作品を気に入って購入してもらえることは、仕事をする上でのモチベーションにも繋がります。ものづくりが好きな人に適した仕事と言えます。

転売・せどり

転売・せどりは、自宅にある不用品などをオークションサイトやフリマアプリで販売し、利益を得る仕事です。不用品を出品すればノーリスクで取り組めるため、手軽に始められることから挑戦したい人に適した仕事と言えます。

愛好者に需要のある商品に詳しい人や、商品を相場よりも安く購入する方法を知っている人に適した仕事です。趣味でコレクションをしたことのある人なら、趣味を仕事に活かすことができます。

出品するタイミングや商品点数を自分で決められるため、自分のペースで仕事を進めやすいのが特徴です。コレクションが趣味の人は、転売・せどりに取り組んでみることをおすすめします。

引きこもりの脱却方法

生活リズムを整える

引きこもりから脱却するためには、第一に生活リズムを整えるべきです。長い間引きこもっていると、朝に寝て夜起きる生活になっていたり、食事をまともに取らなかったりする人も多いです。

不摂生だと、いざ社会に出ようと思っても、どこからも受け入れられ辛いでしょう。また、体調を崩しがちだったりやる気が下がったりと、働く以前の問題になる場合もあります。

起床時間や、食事の内容などに気を使って、まずは自身の体を働ける状態にしましょう。

外出をする

引きこもりから脱却するには、外出を心がけることが大切です。在宅で働けなかった場合、出勤をする必要があるので、家から出られないようでは働けません。

就職前は無理に人と関わる必要はないので、まずは家の外に出る練習をしましょう。

アルバイトをする

アルバイトをすれば、引きこもり脱却の大きな一歩になります。いきなり就職は難しいと感じる人は、まず地域の役所などで自宅配送可の内職を探してみるか、バイトルなどでアルバイトの求人を探してみましょう。

責任が軽く、人との関わりも少ないので、始めやすいです。また、自身にどのような仕事があっているかを確かめる足掛かりにもなるので、アルバイトは行ってみるべきです。

引きこもりの人の仕事が続かない理由

人間関係のストレスは、人間関係を作らなければ生じないので、引きこもりは合理的。

— Magurojuice (@magurojuice) July 16, 2020

引きこもりの人が仕事を続けられない大きな理由の1つは「人間関係のストレス」です。

自宅で1人で過ごしてきた期間が長い人ほど、「日常的に人と顔を合わせて会話を交わす」という習慣から遠ざかっています。仕事を始めるとなると、他の従業員や顧客など、大勢の人と関係性を築いていかざるを得ません。

人間関係がうまく築けずストレスの原因となり、体調不良を引き起こすことも考えられます。長く続けられる仕事を見つけるには、人間関係のストレスが少ない仕事内容かどうかを重視するのがポイントです。

引きこもりの人の仕事の選び方・働き方

在宅の仕事を選ぶ

在宅勤務が可能な職場や職種を選ぶことで、負担やストレスの少ない働き方を実現しやすくなります。

求人サイトによっては、dodaやリクナビNEXTのように「在宅勤務可」などの条件で検索条件を指定できるサービスもあるため、仕事を選ぶ際に重視する重要な条件と位置づけるのも1つの考え方です。

入社直後は出社が必要でも、仕事に慣れれば在宅勤務ができる職場もあります。しばらくの期間は出社し、いずれは自分のペースで働ける環境を実現する、といったプランも視野に入れておきましょう。

なるべく人と関わらない仕事に就く

営業や接客といった常に人と接する仕事を避け、人と関わる機会の少ない職種を選ぶと良いでしょう。例えば、エンジニアなどの技術職や工場作業員、農業・畜産業といった、人以外と向き合うタイプの仕事がおすすめです。

社会に出て働くと、人と接する機会が増えるという先入観を抱きがちですが、職種によっては人と接するよりも、黙々と作業を進めることが重視される仕事もあります。仕事の選び方次第で、人との接触機会は調整できます。

人と関わらない仕事に就きたい人は、転職エージェントを利用しましょう。マイナビエージェントなら求人数が豊富なため、人と関わらない仕事の求人も見つけやすいです。

参入障壁の低い事業を始める

自宅で、1人で始めやすい事業に少しずつ挑戦していくのはおすすめです。事業を始めると聞くと、大変な印象を受けるかもしれませんが、Webライティングやブログ運営のように、スモールスタートが可能なビジネスもあります。

雇用されるのではなく自分で事業を作っていくのであれば、働く時間や仕事のペースで自分で調整できます。初期投資があまり必要なく、手軽に始めやすい事業に挑戦してみることも、自宅で無理なく働いていく手段の1つです。

女性の場合は在宅チャットレディという選択肢もあります。

作業時間が細切れになっている仕事を選ぶ

引きこもりの人が仕事を選ぶ際は、作業時間が細切れで適度に休憩を挟めるような、無理なく続けられる働き方や環境を選ぶことが大切です。引きこもりの人の多くは、怠けているわけではありません。

むしろ頑張りすぎてしまい、自身のメンタルケアが疎かになる傾向があります。働き始めた直後から頑張り過ぎてしまうと、仕事が長続きしにくい原因となる恐れがあるのです。

仕事とメンタルケアをうまく両立していくには、自分自身が頑張り過ぎないように気をつけるだけでなく、仕組みの面でも「頑張りすぎ」を抑止できる環境を選ぶことをおすすめします。

外出が苦でなくなった人向けの仕事

IT業界

IT業界は慢性的に人手不足の状況が続いており、今後はさらに人材不足が顕著になると言われています。特に、エンジニアやプログラマーのような技術職の人材ニーズが高いです。

技術職の場合、職歴にブランクがあってもスキルがあれば採用される可能性があります。ただし、在宅勤務可の企業が多いですが、完全在宅とは限らないことに注意が必要です。

未経験者や初心者の場合は、就職先の紹介も行っているテックキャンプのようなプログラミングスクールで基礎を学んだ上で、スキルが活かせる職場を紹介してもらうとよいでしょう。

介護業界

少子高齢化が急速に進んでいる今、介護業界は常に一定数の求人が出ている業界の1つです。介護系の資格を持っていれば有利ですが、未経験者や無資格も年齢を問わず積極的に採用している企業が多く見られます。

働きながら資格取得を目指すことで、将来的に給与アップも目指せる業種です。介護業界には幅広い職種や働き方があります。施設によっては勤務時間の融通が利く場合もあるため、まずは短時間勤務から挑戦してみることも可能。

介護業務以外に送迎ドライバーといった仕事もあることから、自分の適性や強みを活かしやすい業界といえます。将来を見据えて長く続けられる仕事をしたい人におすすめです。

清掃業界

接客の必要がなく、黙々と取り組める仕事を探している人には清掃業界をおすすめします。清掃の仕事はオフィスビルやショッピングモールなどの営業時間前後に行われることが多いため、人と話す場面がほとんどありません。

清掃すべき範囲や場所は指定されており、効率よく仕事を進めれば短時間で勤務を終えられます。担当する勤務地によっては体力的にハードな場合もありますが、人間関係のストレスが少ないとして中高年の人材に人気です。

収入面の待遇も他業種と比べて恵まれている企業が多く見られることから、給与条件も重視して就職先を選びたい人におすすめです。

警備員

オフィスビルや商業施設、工事現場などの警備を担当する仕事です。幅広い年齢層の人が働いており、中高年の人材が活躍しやすい職種といえます。

入社後に法定研修を実施することが義務づけられているため教育制度が整備されており、未経験から挑戦する人も非常に多い仕事です。

警備員の仕事は接客ではないため、勤務中は基本的に人と話すことがありません。交通誘導警備では迂回路などを説明することもありますが、伝えるべき事項は決められておりコミュニケーションの負担が少ないのが特徴です。

食品業界

食品業界には非常に多くの職種があり、その中でも工場は年中無休で24時間稼働しているケースが多いです。工場のライン作業は交代制になっており、自分に合った勤務時間帯を選びやすいのが特徴です。

工場によっては短時間勤務を選択できるケースもあるため、体力的に無理のない範囲で働き始めたい人に適しています。工場のライン作業であれば、接客のように不特定多数の人と接する必要がありません。

作業中は人と話す場面も少ないので、対人関係に不安を感じている人も比較的挑戦しやすい仕事と言えます。未経験歓迎の求人も多く、幅広い年齢の人が活躍できるチャンスのある業界です。

飲食業界

飲食業界の仕事と聞くと接客をイメージするかもしれませんが、キッチンでの調理補助など基本的に接客を伴わない仕事もあります。飲食店は至るところにあるため、求人も多く勤務地を柔軟に選びやすい点が大きなメリットです。

自宅近隣の飲食店で勤務できれば、通勤の負担を最小限に抑えられます。調理補助といっても、調理師免許や調理の実務経験が必要とは限りません。

未経験者を積極的に採用している店舗も多数あるため、食べ物を扱う仕事に興味がある人は挑戦するのをおすすめします。立ち仕事が多く体力面では大変な部分もありますが、求人が豊富で未経験者でも挑戦しやすい業種です。

配送員

車の運転免許を取得済みで、運転が好きな人におすすめの仕事が配送員です。倉庫で仕分けた荷物を個人宅や企業、商業施設などへ届けます。

配送する荷物によっては大型免許が必要ですが、小型の荷物が中心であれば普通運転免許や中型免許で対応可能です。荷物を届ける先々で人と話すことはありますが、必要な情報のみ伝えるケースが大半です。

また、運転中は基本的に1人で過ごすことになるため、人間関係でストレスを抱えやすい人でも、負担を感じにくい仕事といえます。ネットショッピングの浸透によって需要が高まっているので、将来性もある業界です。

工場の作業員

製造業などの製造現場を担当する仕事です。大がかりな機械を操作するオペレーターから、ベルトコンベアで運ばれてくる部品の組み立て・検品を担当するライン作業まで幅広い仕事があります。

指示書に従って、作業を正確にこなすことが求められるため、勤務中に人と話す場面がほとんどありません。決められた仕事を、着実にこなしたい人に適した仕事と言えます。

勤務時間が明確に決まっていることも、工場作業員の特徴の1つです。2交代制や3交代制の工場が多く、突発的な残業が発生しにくい傾向があります。

農業

野菜や果物などを栽培して出荷する仕事です。家族経営の小規模な農家から、大規模な農場を所有する農業法人まで幅広い規模の農業従事者がいます。

農業法人に就職してフルタイム従業員として働くほか、収穫期などの忙しい時期に限り短期間だけ働くことも可能です。基本的に決まった顔ぶれで働くことが多く、慣れれば負担を感じにくい仕事と言えます。

作業中は黙々と打ち込むことになるため、人間関係のストレスが少ない仕事です。自然と接するのが好きな人や、作物を育てることに興味がある人は、農業を職業とするのも1つの方法でしょう。

引きこもりの人の仕事の探し方は？

当事者会・自助会に参加する

引きこもりの経験者や家族で構成される当事者会・自助会では、引きこもりから社会との接点を取り戻していった方々の話を聞けます。

自分と同じ境遇の人や、過去に引きこもりを経験した人の話を聞くことで、勇気づけられる人も少なくありません。仕事の探し方や就職後の働き方についても、実体験にもとづく情報を得られる可能性があります。

当事者会・自助会の情報は、各団体が運営するWebサイトやイベント情報サイトで見つけられます。団体によってはオンラインでの参加が可能な場合もあるため、会場が遠方の人や今すぐに対面で参加するのが難しい人も安心です。

ビジネス講座(職業訓練)を受ける

今すぐに就職する以外にも、ビジネス講座(職業訓練)を受けて仕事に必要な知識やスキルを身につけられます。最初から実務に取り組むのではなく、講座の受講から徐々に社会との繋がりを築けるでしょう。

ビジネス講座や職業訓練は、各地区のハローワークや就労移行支援事務所などで開催されています。職業訓練の場合、一度受講すると訓練終了から1年間は、他のコースを受講できない点に注意してください。

受講開始後はコースの途中変更もできないため、十分に検討した上で受講する訓練コースを選択しましょう。

地方自治体の就職支援サービスを利用する

地方自治体の就職支援サービスを利用するのも1つの方法です。就職支援サービスでは、ビジネスマナーやPCスキルといったトレーニングを、支援スタッフのサポートのもとで実施しています。

また、就職活動のサポートや終業後のフォローも実施してもらえます。就労支援サービスの一例として挙げられるのは、東京都の「東京ジョブコーチ支援」や秋田県の「こっちゃけ」大阪府の「しごとCLAN梅田」などです。

障害者手帳を持っていない人でも市区町村の障害福祉窓口にて相談・申し込みができるため、支援スタッフのサポートを受けながら就職に向けて挑戦したい人は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントに登録する

就職先の選択肢をできるだけ広げておくには、転職エージェントを活用することをおすすめします。転職エージェントでは、一般的な求人サイトやハローワークでは扱っていない「非公開求人」を保有しているのが特徴です。

希望する仕事内容や就業条件の求人が見つかった際に連絡してもらえるため、いくつかの転職エージェントに登録しておくと就業先が見つかる確率が高まります。

おすすめの転職エージェントは、マイナビエージェントやハタラクティブです。面接に向けて客観的なアドバイスをしてもらえるため、面接に苦手意識のある人は事前に対策を講じておくのがおすすめです。

引きこもりの人におすすめの転職エージェント

「引きこもり 仕事」に関するよくある質問

まとめ

引きこもりの人が仕事を始め、社会との関わりを持つことは可能です。自宅で働ける仕事に就いたり、人間関係にストレスを感じにくい仕事を選んだりすることで、仕事を長く続けることもできます。

さまざまな業種・職種があることを知り、自分が無理なく働ける仕事を見つけていきましょう。今回紹介してきた仕事の探し方を参考に、ぜひ就職への第一歩を踏み出してください。

引きこもりで転職をしたい場合、マイナビエージェントやハタラクティブを利用しましょう。どちらも求人数が多く、引きこもりも採用している企業を紹介してくれます。