「56歳だけど転職したい」
「56歳から正社員になれる?」
56歳でもキャリアチェンジを図ったり、早期退職で転職を考える人は少なからずいます。しかし、56歳で転職は可能なのか、正社員として採用されるのか不安ですよね。
そこでこの記事では、56歳の転職の現実や、転職を成功させる方法を解説しています。56歳の転職が厳しいとされる理由や、男女別に56歳から始めるのにおすすめの仕事なども紹介しているので、転職の参考にしてください。
なお、56歳から転職を成功させたいなら転職エージェントを頼るべきです。「アルテマキャリア」のようにミドル・シニア世代の支援実績が豊富なサービスを使えば、転職の成功率は大幅に上がります。
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目次
56歳転職の現実は厳しい?|50代の転職動向
【結論】56歳からでも転職は難しくない
56歳からでも、転職は難しくありません。20代~30代に比べればポテンシャル採用は少なく、求人数は少ないものの、今まで培ってきたキャリアやスキルを活かせば、転職先は十分にあります。
企業側が、56歳の転職者に求めているのは、即戦力となる人材です。経験やスキルがあり、即戦力として会社に貢献できると評価されれば、年齢に関わらず採用されます。
収入を維持したい・上げたいなら転職エージェントに相談するといい
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50代の転職者の内定獲得率は40%以上
転職者 内定獲得率 |
男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 39.4% | 38.5% |
30代 | 48.1% | 50.5% |
40代 | 39.9% | 43.2% |
50代 | 36.1% | 63.9% |
マイナビが実施した転職動向調査によると、50代の面接企業からの内定獲得率は、男性で36.1%、女性では63.9%でした。
女性に関しては、全年代で最も高い内定率です。男性の内定率は最も低いものの、20代や40代と大差なく、転職は十分に見込めます。
【年収増減】50代後半の29.1%が転職後に増加
年収の増減 | 増加 | 変化なし | 減少 |
---|---|---|---|
50~54歳 | 24.9% | 37.4% | 36.1% |
55~59歳 | 29.1% | 28.4% | 39.9% |
60~64歳 | 16.2% | 19.6% | 63.7% |
厚労省の雇用動向調査を見ると、55~59歳は29.1%、60~64歳は16.2%の方が年収アップを実現しています。しかし55~59歳では、39.9%の方が年収ダウンしているのも事実です。
年齢が上がるほど、転職時の年収が下がりやすくなり、60代では63.7%の人が年収ダウンしているのが分かります。年齢を重ねるに連れて、転職がどんどん不利になっていくため、転職活動は早めに動き出しましょう。
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56歳の転職が難しい・遅いと言われる理由
56歳では求人数の少なさが大きな要因
56歳の転職が難しい理由3つ
- 求人数が少ない
- 条件に合う求人が少なく長期化する
- 転職先に馴染めない可能性が高い
56歳の転職が難しいと言われるのは、56歳以上の求人数が少ないことが大きな要因で、そのため転職活動も長期化しがちです。56歳だと企業側も働ける年数や健康面、他社員との兼ね合いなどで採用を避ける企業が多いです。
実際に、厚生労働省職業安定局の「中途採用に係る現状等について」によると、55歳以上の中途採用について「あまり採用は考えていない」という企業が、67.0%とかなり高いです。
また、転職できたとしても、転職前との待遇の違いにギャップを感じて気落ちしてしまう方も多いため、転職は難しいと言われています。
56歳の転職で考えられるリスク
56歳の転職リスク3つ
- 収入が減る
- 雇用形態が変わる
- 裁量が変わる
56歳の転職で考えられる大きなリスクは、収入が減ることや雇用形態・立場が変わることです。55~59歳の転職では、40%の確率で年収が下がるリスクがあります(参考:厚労省)。
また、転職前に管理職に就いていたとしても、転職後は新入社員と同等の収入や待遇になることも多いです。転職前と同等以上の立場で仕事をするためには、かなりの実績やスキルを得る必要があるでしょう。
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56歳の転職で失敗する要因3選
転職の失敗要因
- 面接対策が不十分
- 前職の立場や年収にこだわっている
- 自分に合った求人を探せていない
面接対策が不十分
面接対策が不十分なために、転職に失敗してしまう方は多いです。たとえ能力が高く、キャリアや実績があったとしても、企業に貢献できる人物と思われなければ採用はされません。
また、転職理由を聞かれた際に、前職の不満を言うのは避けましょう。内心を正直に吐露してしまいがちですが、不満を言うだけでは相手に良い印象を与えられません。
アピールするために企業のサービスを褒めすぎるのも、よくある失敗です。自分なりの改善策や提案など、自分の長所や経験が希望企業先で活きることを優先して伝えましょう。
前職の立場や年収にこだわっている
前職の立場や年収にこだわると、転職期間が長くなっていきます。特に、50代は役職や肩書が付いていることが多いので、同等の待遇を求めるのも無理はありません。
しかし、給与や待遇面にこだわりすぎると、自分の立場にしか興味が無いと思われてしまい、転職に悪影響を及ぼしてしまいます。
転職先で実績を作り、自分の立場を上げるつもりで転職に臨みましょう。
自分に合った求人を探せていない
56歳での転職に失敗する要因として、自分に合った求人を探せていないという点が挙げられます。転職する目的が明確でないために、求人探しでつまづいてしまう方が多いです。
転職で何を実現したいのかが決まっていれば、求人探しで失敗することが少なくなり、転職後の企業とのミスマッチも起きにくくなります。
企業の実態を知りたいときは「Openwork」のような口コミサイトを活用しましょう。従業員の口コミで、会社の雰囲気や働き方を知れます。
56歳の転職を成功させる5つの方法
キャリアの棚卸しを行う
56歳での転職を成功させるためにも、まずキャリアの棚卸しをしましょう。キャリアの棚卸しをすることで、自分の経験やスキルを整理して、強みを明確にできます。
特に、マネジメント経験があると有利です。異業種転職であってもマネジメントスキルは活きるため、大きな強みになります。
まずは、今までのキャリアをすべて書き出してみましょう。合わせて、転職サービスのアルテマキャリアに登録すれば、プロがキャリアの棚卸しを一緒に行ってくれます。
年収や正社員にこだわりすぎない
56歳の転職は、年収や雇用形態にこだわりすぎない方が、転職しやすいです。年収や雇用形態を絞りすぎると、活躍できるはずの優良企業の求人が選択肢から外れてしまいます。
希望条件を満たせる転職は難しいことを念頭に置き、アルバイトやパート採用なども頭に入れ、ある程度妥協するつもりで転職活動を行いましょう。他にもフリーランスやフランチャイズなどで、独立する道もあります。
また、転職活動する際に、転職エージェント等でスカウトを受け、自身の市場価値を把握すべきです。自分の適正年収を正しく把握することで、より効率的に転職活動を進められます。
転職動機は企業の魅力を中心に書く
職務経歴書を書く際には、転職動機(志望動機)欄の内容に注意すべきです。「◯◯が学べる場と思い希望しました」など、勉強の場として転職志望したと書くパターンはNGです。
20代と異なり、企業が50代転職者に求めるのは即戦力であり、自分視点で志望理由を書かれることを好みません。転職動機は、応募した企業の魅力と、自分であれば力を発揮できるといった貢献性のある内容を記載すべきです。
リファラル採用を駆使する
知人・友人の紹介で転職する、リファラル採用を検討することも1つの手です。20代~50代のうちに形成した人脈を使い、入社できる企業がないかどうか、打診してみましょう。
人づてに企業の実態を詳しく知ることができるため、企業とのミスマッチを防げます。場合によっては、書類審査なしで面接できることもあるので、労力をかけることなく転職が可能です。
転職サービスを活用する
56歳の転職を成功させるには、転職サービスを活用しましょう。リクナビNEXTの調査によると、転職に成功した人の70%以上が、転職サイトや転職エージェントを利用しています。
最初に登録してほしい転職サービスは「アルテマキャリア」です。サポートが手厚く、自分にマッチした求人に出会える確率が上がります。
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56歳の転職は未経験でも可能?
未経験だと転職は難しいが可能
56歳から未経験への転職は、難しいですが可能です。56歳からの転職は、マネジメントスキルや社内外での対応力、問題解決能力など汎用的に使える「ポータブルスキル」が求められます。
警備や介護、清掃など、比較的スキル・経験が求められない仕事でも、ポータブルスキルがあれば転職で有利になります。他業職種でも活かせるので、自分の強みや経験を、上手に希望企業のニーズに合わせましょう。
しかし、未経験で転職できる職種は、ある程度限られます。未経験の仕事に転職したいなら、実績が豊富なアルテマキャリアを活用してください。
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雇用形態にはこだわらない方が良い
56歳で未経験の仕事に転職する際は、正社員としての雇用にこだわらないようにすべきです。中途採用での正社員の雇用割合は、50代では28.7%であり、56歳は18%ほどと推測できます。
年齢的に長期で働けないことや、定年間近での転職であるため、正社員として働ける転職先が少ないのが現状です。正社員として働けるのが一番ですが、正社員以外も選択肢に入れることで転職率は上がります。
50代後半の転職体験談
マイナビのサポート受けて転職|50代男性
50代男性 | |
前職の会社で早期退職者を募集していたのを機に転職活動を始めました。その会社ではマイナビと組んで転職サポートもしてくれました。マイナビの担当者はベテランで、話をきちんと聞いてくれて、親身に相談に乗ってくれました。 職種は前職は金融でしたが、現職は医療機関での事務職です(事務長候補)。年収はわずかにアップしました。勤務地が東京から関西へ変わり、初めて単身赴任をしています。家族には負担を掛けていますが、割り増し退職金とわずかにアップした給料で納得してもらっています。ある程度裁量も認めてもらっており、今のところ転職してよかったと思っています。 |
ベテラン担当者のサポートを受けて、転職に成功した人の体験談です。異業種への転職で、勤務地が東京から関西に変わったようですが、給与が上がり、裁量のある仕事に携わっています。
転職エージェントでは、キャリアについての相談や転職活動のサポートを受けてくれるので、56歳での転職では積極的に活用しましょう。
56歳の転職では、サポートが手厚いアルテマキャリアを活用しましょう。非公開求人もあり、能力や経験に合った求人を紹介してくれます。
オファー機能を利用して転職|50代男性
50代男性 | |
会社を早期退職して、再就職先を決める必要がありました。当初、ハローワークに通って、求職先に応募していましたが、まず面接までこぎつけることが出来ませんでした。何とか、面接まで行っても、応募内容と仕事内容が微妙にずれていたりと、どこも今一つでした。 そこで、リクルートが行っている転職サイト「はたらいく」に登録して求職活動をしました。このサイトの良い所は、自分のPRポイントを登録しておくと、それを見た採用担当者が興味を示して頂けたら、「らいく!」という機能を使ってメッセージを送って来てくれるところです。何気に、この「らいく!」が届くとモチベーションアップに繋がります。 おかげ様で、何とか新しい仕事も見つかり、精進の毎日です。 |
ハローワークを利用して転職活動を行っていたものの、上手くいかずに転職サイトのオファー機能を使って転職した人の体験談です。
オファー機能は、自身のスキルや経験に合った仕事の企業からオファーがあるので、ミスマッチを減らして、自分に合った企業を受けられます。
56歳では求人数が限られているため、あらゆる転職サービスを使い、転職活動を行うことで成功率が上がります。
ハローワークを使い転職成功|50代女性
50代女性 | |
私が転職するにあたって利用したのは、ハローワークです。仕事探しをするなら、まずはハローワークへ行くのが一番、基本中の基本だと思っています。 測量会社で図面を書く仕事をしていましたが、社内はとても静かだった為、事務員さんの業務を耳にしたり、目にすることができていたので、なんとなくの把握はできていました。 退職を決め、そして、ハローワークへ出向いて、製図の仕事から、電気工事会社の事務員へと転職をしました。ハローワークの対応は機械的で事務的でしたが、そんなもんだと思い苦労はなかったです。 年収は前も後もほぼ一緒です。事務員の仕事は、各業者さんとコミュニケーションがとれ、やりがいのある仕事だと思います。 |
転職サイトなどは使わず、ハローワークで転職を成功させた人の体験談です。別業界の仕事ですが、年収が下がることもなく、やりがいのある仕事に就くことができています。
転職活動の際は、各業界に詳しいアドバイザーがいるアルテマキャリアに登録してみてください。書類作成や面接対策などの充実したサポートがあり、転職活動を効率よく進められます。
【男性・女性別】56歳の未経験転職におすすめの仕事
【男性】56歳から始める仕事のおすすめ
営業職
営業や接客業は、未経験でも始めやすい代表的な仕事です。50代までに培った、コミュニケーションスキルや人生経験が活かせます。
年収が高い不動産業界や金融業界でも、営業で活躍するチャンスはあります。社会人経験で得た提案力や、対応力を発揮できるでしょう。
営業職への転職を考えるならアルテマキャリアがおすすめです。未経験分野でも、今までの経験やスキルを転用して、企業からのオファーが期待できます。
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警備員
警備員は平均年齢が高く、働くために必要な資格はないため、未経験からでも始めやすい仕事です。56歳の入社でも若手の部類に入るため、即戦力として未経験入社を歓迎しています。
「警備員指導教育責任者」など、一定の資格をとることで給与アップが約束されている会社もあり、頑張りに応じてしっかりと給与反映される点もおすすめのポイントです。
運送業
車の運転が苦でないのなら、タクシーやトラックドライバー等の運送業がおすすめです。トラックドライバーは、重い荷物もあるので、体力に自信がある人に向いています。
タクシー運転手は二種免許が必要ですが、普通免許を持っていれば、会社が二種免許取得の費用を負担してくれる場合もあります。歩合制なので、頑張り次第で稼げる職業です。
【女性】56歳から始める仕事のおすすめ
介護職
介護職は常に人手不足であり、特別必要な資格もないため、未経験入社しやすい仕事です。少子高齢化が進む昨今、ますます需要は増しています。
職場の数も日本中に増えているため、コミュニケーションが得意な方は、積極的に採用されていく傾向です。
営業・接客業
女性の営業職でおすすめなのは、カウンターセールスと言われる待機型の営業です。
保険・旅行代理店の窓口や携帯電話の店舗販売など、来店する顧客に対してサービスを提供する仕事であり、人生経験を踏まえた提案力があると活躍できます。
また、人とのコミュニケーションが得意なら接客業でも活躍できるでしょう。特に店舗販売型の接客業などがおすすめです。
清掃業
清掃業は、掃除が好きな人や単純作業が好きな人に向いています。清掃業の働く場所は多岐にわたり、公共交通機関や宿泊施設、オフィスビル、商業施設などがあるので、働く場所を探しやすいです。
清掃業は年齢層を選ばず募集をしているので、50代からでも始めやすい仕事と言えます。また、一人で作業することが多いので、コミュニケーションが苦手な人にもおすすめです。
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56歳の転職は転職エージェントがおすすめ
56歳での転職を成功させるためには、必ず転職エージェントを利用しましょう。年齢での書類落選や、キャリアマッチした求人が探しにくいため、転職サイトだけの転職活動は非効率です。
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出典:アルテマキャリア公式
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アルテマキャリアの口コミ・評判 |
56歳の転職によくある質問
56歳で正社員雇用されることはある?
56歳でも、正社員として雇用されることは多いです。企業が求めている人材とマッチしていれば、正社員雇用されるだけでなく、年収が上がる可能性もあります。
56歳の転職で有利な資格は?
56歳の転職時に有利な資格は、宅建士やマンション管理士、福祉環境コーディネーター、介護福祉士などです。採用の窓口が広い、合格までのハードルが低いといった共通点があります。
選考を有利に進められたり、転職先の幅を広げられるなどメリットが多いため、希望する業種に活かせるような資格を事前に取得すべきです。
56歳女性、無資格でも転職できる?
56歳で無資格の女性でも、転職は可能です。介護職や接客業など、人材不足で資格を問わない仕事は多いため、転職先は十分にあります。
選考の通過率を上げるためにも、今までのキャリアを整理して自身の強みを見つけたり、新しく資格を取得して転職に臨むと良いです。
56歳の転職では仕事がない?
56歳だからといって仕事がないことはありません。若年層に比べれば求人は少なく、転職できる業職種は限られる面はありますが、仕事がなく転職できないという心配は不要です。
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出典:アルテマキャリア公式
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まとめ
56歳からの転職は難しく思われがちですが、問題なく転職可能です。ただし、前職の年収や立場にこだわってしまうと、求人の幅が狭くなり、転職に失敗するリスクが高まります。
56歳までに培った経験やスキルを求めている企業は多いため、広い視野をもって転職活動を行いましょう。
まずは転職エージェントに登録して、自分にマッチする会社を紹介してもらいましょう。中でも、アルテマキャリアは50代の転職支援の実績が豊富です。
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