第二新卒エージェントneoの担当者が語る「ブラック企業の見抜き方と体調を崩したときの転職活動の方法」

※マイナビ、リクルートなど各社のプロモーションを含みます。
※この記事は有料職業紹介(許可番号:13-ユ-314522)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社コレックが制作しています。

当サイトでも第二新卒の転職の難しさについて取り上げてきた。第二新卒のなかでもファーストキャリア等に失敗してしまった場合はなおさら第二新卒転職が難しい。今回、第二新卒特化の転職エージェントサービスを展開している「第二新卒エージェントneo」 の事業担当者である堀様、保宗様、新原様にお話しを伺ってきた。

新卒入社の会社がブラック企業であったり、病気になってしまった方であったり、大学を中退した方で二卒転職を考えている方は特にご覧いただきたい。心身の病気や1年目の早い段階の為、他の転職エージェントが受け付けてくれなかった方にとっては助け舟になるはずだ。

第二新卒におすすめの転職サービス3選
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  • 【20~30代におすすめ】
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  • 【IT・営業・ハイクラスに強い】
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  • ・34万人以上の転職支援実績
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キャリハイプロフィール
キャリハイ@編集部
「史上最高のキャリア」を目指す方に役立つ情報提供を目指しています。外資系、メーカー、金融、メガベンチャー、スタートアップなど、様々なバックグラウンドを有するメンバーが参画しています。

高学歴の若手再就職が問題に

-はじめまして。第二新卒に特化している転職エージェントはあまり見かけませんが、なぜ第二新卒特化でやっているのでしょうか?

第二新卒の転職活動は新卒と違い、情報が取りにくく、周りに相談できる相手がいないというのが求職者にとって課題となっていました。

また、中途市場で勝負しようにも経験が浅いと採用されにくいので中途とは別枠の第二新卒で転職してもらうことが求職者にとって良い場合があります。しかし、第二新卒専門で支援している会社が少ないため、なかなか転職を成功できない状態がありました。

加えて、当社は新卒領域を中心に事業をしておりまして企業様から20代の若手を積極的に採用したいという声があがったこともあり、求職者、企業様双方のニーズにあった「第二新卒エージェントneo」の事業を立ち上げました。

-第二新卒とは何かということをよく聞かれますが、第二新卒の定義をどのようにとらえていますか?

あくまで目安にはなりますが、大学卒業後3年未満、27歳以下というのを第二新卒として支援しています。

-大学を中退して2年の勤務経験がある人や、大学卒業後2年働いて2年間無職だった人はどういった扱いになりますか?

その場合は、どちらも第二新卒として転職を支援する形が多いです。

-職歴に空白期間があると、高学歴でも転職(再就職)が厳しいと聞きます。そういった問題点をどのように対処していますか?

職歴が長期間空いていると、面接に行くことが難しいことがあるかもしれません。私たちは、求職者に会って話をして、求職者の希望に沿い、かつ活躍できる企業をご紹介しております。

企業側にも職歴が長期間空いていることをきちんとお話しいたしまして、納得してもらったうえで面接していただきます。

自分だけで探して書類を送っても企業が会ってくれないことがありますが、我々が間にいることで企業と会うチャンスを作り出しております。

20代での失敗は取り返し可能

-最近は高学歴で優秀な方でも、早期離職からの引きこもりや、新卒就活失敗からの挫折のまま働かない人がいると聞きます。実際、高学歴層でもそういった方は多いでしょうか?

そういった事情でご相談にくる高学歴の方も多くいらっしゃいます。
高学歴の方ですと失敗経験の少なさから人生初めての失敗によって引きこもりになることもあるかもしれません。

また理系の方に多いですが、博士号をとろうとしたが挫折したといった方、また公務員試験に落ちたために新卒で就職できなかった、もしくは入社した会社がブラック企業だった方がいます。

優秀な方でも悩んでしまい就職/転職できないと思いこみ、自分の中に閉じこもってしまうので、優秀な能力を生かせるような転職のサポートをさせていただいております。

-優秀な方で、転職サポートした事例はありますか?

米国の大学を卒業後、米国で就職しようとしたものの内定取り消しになり、そのまま卒業した方がいました。

日本に帰国して就職先を探すも一括採用に乗り遅れると求人媒体にも他の転職エージェントでも求人がありませんでした。そこで我々のところへ相談にいらっしゃいました。第二新卒の求人に強いわたくしどもがご紹介させていただき、無事就職することができました。

現在も大手企業の商品企画として活躍されています。

時には転職エージェントが親のところまで出向く

-転職支援した方の印象的なエピソードを教えてください。

新卒で入社した会社の入社後業務と採用条件が大きく異なっていたため、入社後まもなく転職を検討した方がいました。ご相談いただいたので、転職先を紹介して内定をしたのですが小さい企業であったことと、新卒として入社して間もなかったため親御さんからの反対にあいました。

そこで、我々も求職者と一緒に親御さんのところに出向き、なぜ転職したいのか、そして転職先は小さい企業であるものの経営陣が優秀であること、立ち上げ直後から成長しており、優れた企業であるということを説明いたしました。

企業と求職者の代理人となって双方の思いを伝えることで親御さんに転職を納得していただきました。本人だけで話すとどうしても思いが先行してしまいまいますが第三者が話すことで客観的に伝わることがあります。

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(左が堀様、右が保宗様)

-離職期間がある人以外にも病気で休職した方の転職実績も多くあると伺いました。現在多いブラック企業問題がクローズアップされていますがそうした事例もありますか?

あります。新卒でベンチャー企業に入社したとある求職者ですが、入社前に言われていた職種と異なる上に、朝からテレアポ、その後は別の業務で朝5時まで働くうえに専務の家に新卒は住まわされて朝から夢を語ることを強制させられていました。

新卒だとすべての事が当たり前だと感じていたのでがんばっていましたが、親からの指摘で自分の会社がおかしいことに気付きました。自律神経失調症にもなっており体調的に異常をきたしていました。

お会いするとブラック企業でがんばっていたこともあり成長意欲、やる気もあり、愚直に仕事をこなすタイプでありました。様々ある選択肢から当社を選択していただき現在は営業部で成績上位になっています。

他の事例としては、父親の3回忌で有給申請をしたら本部から却下されたという方がいました。本部の人事担当者から「もう死んでいるんでしょ?」という理由で有給申請を却下されたそうです。そうした方の逃げ場所を確保してあげるのも我々の役割です。

能力をもっているのに、働く場所次第で良さが消えてしまうので適切な働く場所を提供することは意義のあることだと考えています。

ブラック企業を見抜くのも転職エージェントの力

-ブラック企業を見抜くのは難しいことだと思います。御社が企業を紹介するにあたって、ブラック企業をどうやってはじいているのでしょうか?

まず、企業の決裁者と会うようにしています。社長、役員、人事責任者クラスと会い、会社の状況を把握します。

加えて、企業調査をしている企業に照会し、企業の情報を取得し、財務的にも問題がないかを確認します。反社チェックはもちろん行っております。

また、第二新卒として当社が紹介した方が多くの企業におります。そこで紹介後も継続的に連絡をとっているので企業の情報を取得しております。

-具体的にどのような企業は、ブラック企業としてはじいているのでしょうか?

財務状況が良くないところです。転職しても将来倒産してはダメですので。企業に対して、財務状況を教えてくださいといっても開示してくれなかったり、じゃあ直近3か月の粗利だけでも教えてくださいといっても教えてくれなかったりすると何か問題があると考えより調査をし、紹介できない企業とすることもあります。

また、従業員を自分の思うがままの存在としてとらえている経営者もお会いするなかでいます。そうした企業は営業部が獲得した案件でも後からお断りしています。

企業がホームページに嘘の情報を掲載している場合も

-それでもブラック企業を見抜けなかったということが転職エージェントでもあると思います。そうしたことはありましたか。

昔、あるメーカーに求職者を紹介して無事内定を獲得したのですが、内定後改めて企業の調査をしたところ事業が法律に触れている可能性があるとの疑いがでてきました。

事前に反社チェックや第三者機関の調査をしていたのですが、その後疑わしい事実がでてきたため企業に確認したところ要領を得ない回答がきたため求職者にとって紹介すべき企業ではないと判断したことがありました。

最終的には求職者が決めることではありますが、リスクを求職者に説明し、謝罪したうえで辞退したほうがいい旨を伝え転職には至りませんでした。

最終的に、紹介先企業とは取引を中止することになりましたが求職者にとっては良かったと考えております。

企業のホームページも意図的に違う情報を載せている事例もありました。

-営業していく中で業績以外の情報で問題のある可能性のある企業だと判断することありますか?

組織図を開示できないときは何かしら組織上の問題がある可能性があるので通常よりも念入りに調査します。

当社自体も以前は労働時間の長い会社でしたが現在は、土日の就業は基本的に禁止、また一定時間を過ぎるとPCをシャットダウンするなどの対策をし、当社自体がホワイト企業になることで、他社をより厳しい目で見るようになっています。

年収アップを目的とし相談に来ることも

-第二新卒で年収アップする場合はどのようなパターンがありますか?

1年目をはじめ若手が相談にくるので、年収250~350万円の方が多いですが年収アップを目的とすると業界を変えた転職や、同業界内でのキャリアアップで450万~500万円程度でしょうか。

-第二新卒を受け入れる企業はどのようなところでしょうか?

大手だと自動車メーカーや電機メーカー、デベロッパー、アパレル系からインターネット系の大手企業も複数あります。また、ベンチャーに関しても人数が数人のベンチャーから数百人規模までご紹介先を用意するようにしています。

うつ等の精神系の疾患は完治証明書が必要

-うつ病や自律神経失調症になった場合の転職活動はどうしたらよいのでしょうか?

うつや自律神経失調症と病院で診断された場合は、転職活動の際に報告をしなければいけません。病院で完治証明書をもらうことで転職することができるようになります。

空白期間があったとしても、うつで病院に通っていた旨を伝えると面接でのマイナスは最小限になる可能性が高いです。

人事もうつの理由を聞いてきて、ブラックな職場環境や人間関係によるものであれば理解を示してくれる企業も最近は増えてきている印象です。また理解したうえで採用してくれる企業は、1度うつになった人を受け入れてくれる企業なので双方のミスマッチが少なくなります。

うつだったのに隠して転職して、最悪解雇になる場合もあるので企業から聞かれて嘘を答えるのは避けたほうがよいでしょう。解雇になると次の転職も厳しくなりますので。

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実際の面談の様子を一部再現

-本日は大手メーカーで働く2年目のAさんを連れてきましたのでカウンセラーとの面談を見せていただいてよろしいでしょうか?

*通常は2時間程度の面談でお互いの自己紹介等を行い相談へ。今回は時間の都合上要点のみ軽く流れを実演いただいた。

カウンセラー(以下:カ):はじめまして。転職を考えはじめたきっかけを教えてください。

求職者A(以下:A):入社して想像していたイメージと実際の仕事が違いました。

カ:どのように違いましたか?

A:もっと創造性があってクリエイティビティのある仕事だと思っていましたが、現場にいると決まった通りにするだけの仕事でした、ベルトコンベアのように上からの指示をやっていくだけでした。

カ:Aさんは学生時代、どのようなことが好きでしたか?

A:新しいことをやるのが好きでした。

カ:どういったことをしてきたのでしょうか?

A:文化系のサークルに所属し発表会をやっていましたが、集客数を増やすためにカフェを始める企画を実施して、発表会を今までとは違うものへアレンジしました。

カ:今後仕事でやりたいことは?

A:営業をするならば責任感のある仕事がしたいです。努力して結果を出せるような仕事ですかね。

ずっと音楽をしていて、がんばるほど結果がでて入賞できました。 がんばったほうが楽しいし、その方がいいという価値観ができました。

カ:新卒のときの就職活動の軸は何でしたか?

A:ガッツリ働くことができて能力を高めていきたいというのが新卒のときに就職活動の軸でした。

カ:尊敬できる人はいましたか?

A:役員クラスの人はいましたが下のクラスの人はそうでもなかったです。

カ:成長のスピードは企業によって変わりますので企業選びは重要です。
*以上のような形で2時間くらい価値観を掘り出していき、転職意欲が高い方は初回で最後に求人を提案とのこと。

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(写真は新原様)

求職者とは面接までに3~4回会う

-転職までに求職者とは何回会うのでしょうか?
実際に企業の面接を受ける場合は3~4回ですね。2回目以降は面接練習や特定の企業のインプット、企業ごとの面接対策をします。

-現在は働き方改革で労働時間が減っていますが成長志向が高く、ガツガツ働きたい人にはどういった提案をしますか?

成長志向の方だと、鍛えられて年次に関係なくスピード出世できるところですね。具体的には人材、不動産、金融といった業界です。
不動産だとトッププレイヤーになれば年収3000万、4000万円稼げる企業もあります。

当社ではWill,Can,Mustといわれるように、やりたいこと、できること、やらなきゃいけないことを考えたうえで、キャリアを提示いたします。

-Mustとはこの場合どういうことでしょうか?

将来目指すキャリアがあれば現場で積むべきキャリアステップを逆算して、今すべきことを提案します。

-御社のサービスの評判を聞いていると、連絡が遅いといったことや、電話がしつこいといったことを感じていた人もいるようです。そういった印象を持たれた原因はどこにあると思いますか?

第二新卒領域の転職支援事業の立ち上げ期に関しては至らなかった部分がありました。現在は、連絡は必ず2営業日以内、面接の時はできるだけ多くの連絡をとってアドバイスや状況確認をしています。

もちろんすぐ連絡がほしいと感じているときに2日かかってしまうと遅く感じてしまう方もいると思いますが、できる限りクイックに対応できるようになってきました。

また、面接で落ちて落ち込んでいるときにマメに連絡がくるとしつこいと感じられる時もあると思います。そういったときは温度感をみて対応をしています。

-求人の質についてはいかがでしょうか?

我々は、大手もありますが無名のベンチャーの求人提案もします。大手の転職エージェントでは知名度の高い求人を最初に出すことが多いですが、我々は本当に求職者にあった提案をするのでいい求人がないと感じられることもありますが、実際に紹介した企業にお会いいただければ求人の質は高いと考えています。
-キャリアカウンセラーの方も若いように感じましたがその点に関してはいかがでしょうか
当社は平均年齢が29歳なので社員自体が若いように感じられるかもしれません。
キャリアコンサルティングを行うと同時に求職者にとって「いい先輩」であることを目指しています。
普段の様子から状況を把握し、ただ仕事を機械的に紹介するだけにならないようにしています。

-LINE等でも相談は行っていますか?

SNSでは相談は行っていません。セキュリティの問題と、深い相談は対面で行うべきだと考えているからです。
会いましょうとお話をして、いらっしゃらない方は、比較的転職意欲があまり高くない方のように感じています。

悩んでいる方の相談窓口へ

-現在、第二新卒として転職を悩んでいる方や若手で離職中の方にメッセージはありますか?

弊社の社員もみなさまと同じ様に悩んできました。会社としては新卒が多い会社ですが、第二新卒事業に関しては、第二新卒として転職してきた人間が社員の80%を超えています。
その中で、悩むよりはぜひ行動をしていただけたらと思います。世の中で変える事ができるのは、自身の行動と思考です。
1人で悩まず些細なことからでもご相談いただけますと幸いです。親身になってお答えさせていただきます。
求職者様のお悩み、企業様のお悩み、双方の相談窓口として我々は存在しております。

-ありがとうございました。

編集後記:

今回は第二新卒エージェントneoを訪問させていただいた。東大や京大、早慶クラスでも新卒就活の失敗によっていわゆる世間の言う”レール”をはずれてしまったしまった方もいるだろう。また運悪く、上司や会社がブラックで体調を崩された方もいるのではないだろうか。

そういったときの若手の相談場所がない中で、社会性も高い事業を展開しているということで興味をもち、お話を伺う機会をいただいた。

優秀な力や、学歴のある方で、少し人とは違う道になってしまったが再度チャレンジしたいと思う方はぜひ第二新卒エージェントneoに相談いただければよいと思う。通常とは違う方向性の転職エージェントを紹介させていただいた。悩んでいる方は応募していただきたい。

今日は以上だ。

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