現在の勤務先よりも大きな会社や新進気鋭のベンチャーへの転職や、CXOとしての転職、成長できそうな環境など、中長期のキャリアアップを望んで転職する人は多い。しかし、必ずしも年収が上がるとは限らない。
そもそも、キャリアアップと年収は別物だと考えた方が良い。地位や成長環境を手に入れても、年収が下がる可能性は十分に考えられる。
また、やりがいのある業務内容や、ワークライフバランスを重視した結果、今よりも年収が下がるということも往々にしてありえる。
本サイトでは、年収が下がる転職についてどのように考えるべきかについて説明したい。どんな事業領域や業務に関わるかも重要であるが、それ以上にどんな期待を持って転職するのかという感情面を整理しておくこと大切なポイントとなる。
すでに十分にスキルを持っている人であれば、転職して大幅に年収アップという可能性もあるだろう。
まずはビズリーチに登録して、そもそも自分が大幅な年収アップができるスキルや経歴を持っているのか、自分の市場価値を正しく知ったほうがいい。
加えて、サポートが手厚いマイナビエージェントも併用して登録してみると良いだろう。
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転職で年収が下がるケースと留意すべきこと
先に述べた通り、キャリアアップを目指す転職であっても、年収が下がるケースは十分にあり得る。具体的には以下の通りだ。
会社のフェーズ
勢いのあるベンチャーであっても、まだ創業期で資本がない場合や、事業投資に資金が回されている場合など、人件費が削られるケースは複数存在する。
例えば、資金調達○億と謳っている企業の場合、あくまでも事業への投資が最優先であり、人材への投資は後に回されるケースが多い。(採用に投資することはあっても、社員への投資は少ない)
一方で、このフェーズのベンチャー企業であれば、携われるプロジェクトの内容、役職という観点での経験値は十分に与えられるため、キャリアアップにつながる可能性が高い。
なお、時折スタートアップでも若手から平均以上の給与を与えられることがある。この場合、業務内容に十分注意してほしい。
本来はバックオフィス(人事や経理、労務)が取り扱うような仕事まで、採用が追いつかないために自分が担当しなければならなくなる可能性がある。
会社のフェーズと、自分の携われる具体的な業務の両軸で企業選びを行おう。
労働時間
近年の働き方改革の影響を受け、労働時間を制限している企業も増えてきた。
大手企業でいえば、伊藤忠は朝型経営を推進し、夜22時以降の残業を禁止している。ベンチャー企業でいえば、ネクストビートという企業は退勤を21時までに制約している。残業代などは年俸に含められ、あくまでも規定時間内で成果を出すことを求められている。
これまで多くの企業では、年収にサービス残業分が含まれていたため、年俸制となると場合によっては給与が下がってしまうという可能性もあるだろう。
しかし、時給当たりの給与に変換すると、残業が多くて年収が多い企業よりも、残業がなく年収が少ない企業の方が、時給が高いケースは十分にあり得る。
年収の額面だけで損得をはかるのはもったいないので、注意してほしい。
また、プライベートの時間が十分とれることで、生活の充実度は増すかもしれない。自分自身で、給与とプライベートを天秤にかけ、後者の重要度が高いのであれば、満足できるだろう。
日中の生産性向上のため効率的な業務フローを取らざるを得ないことから、スキルアップできる可能性もあるだろう。
希望する会社がどのような働き方なのかを調べるためには、ビズリーチに登録してみてほしい。様々な業界のヘッドハンターが在籍しているので、情報収集に役立てられる。
年収が下がっても転職すべきか否か
年収を下げてでも転職するメリットは、先に述べた通り
①創業期のベンチャーにおける、経験値という観点でのキャリアアップ
②プライベート時間の確保
ができることだ。
上記を踏まえ、転職すべきでない人は明白だろう。
例えば「①経験値という観点でのキャリアアップ」であれば、転職しても雑務が多く、前職と比較して経験値をためられないのであれば意味がない。
経験値と一口に言っても、具体的業務なのか、マネジメントの役割を経験したいのか、自分がなにを得たいがために転職するのかを明確にし、面接の段階で充分に確認しておくことをおすすめする。
また「②プライベート時間の確保」が叶わない場合も検討しよう。人によっては、プライベート時間の確保が最優先事項に入ることも大いにありうるだろう。
創業期の会社で労働時間が長くなってしまうことは大いに起きうることである。仮に繁忙期に入っても、規定の時間で帰れるのか、第三者の意見を集めて判断してほしい。
とはいえ、自分が当事者となると、本当に無視して良い意見なのか・参考にすべき意見なのか判断しづらいのではないだろうか。
自分の年収を下げすぎなのでは・・?と不安に思った場合はビズリーチに登録してみてほしい。企業側からスカウトを受けることができ、自分の市場価値を知ることができるだろう。
また、ぜひマイナビエージェントでも話を聞いてみてほしい。エージェントのレベルが高く、様々な業界の求人を取り扱っているため、客観的な正しい情報を得られるだろう。
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一般人からの評価は無視しろ
転職する上で、特に知識のない一般人の意見には振り回されないでほしい。
創業期のベンチャー企業に入社する、となると、周りは「本当にそんな会社大丈夫なのか?」と不安を煽ってくるだろう。
今でこそ、クラウド型名刺管理サービスで有名となっているSansanでも、当初は「名刺を集めて、情報を売るんじゃないか」や「名刺をデータ化するためにお金を払うやつがいるのか」など、周りからの評価は冷たかったと言われる。
しかし、名刺というビジネス上での出会いを、一生の資産に変えるというミッションに惹かれて入った社員は、今でも役員や責任者等の中心メンバーとして活躍し続けている。
外野から見れば、価値の分からない事業だとしても、そのミッションに自分自身が心酔でき、納得して働けるのであれば、周りの声は無視した方が良い。
特に、創業期のベンチャーは、全員が同じMissionを目指すことで成長確度が高まると言われている。企業の目指すべき方向や信念に共感し続けられるかも注目してほしい。
ちなみに、VCに勤めている人など、ファクトベースであなたにアドバイスをくれる人間からは積極的に意見を聞くことをおすすめする。相手が正しく事実を解釈して声をかけてくれているのか、単なる主観で指摘してきているのかを判断してほしい。
総括
転職を決める軸は、
・給与
・仕事内容
・人
・会社の伸びしろ
など、あげたらキリがないだろう。
一般的に、仕事内容や役職で決めることを私はおすすめするが、Sansan社員の例のように、会社のミッションやビジョンを理由に企業を選ぶのも良い。
自分自身が、年収ダウンしても納得して働ける環境を改めて理解し、企業を探すことをおすすめする。
編集後記
いかがだったろうか。
年収が下がるかもしれないが、新たな挑戦に一歩踏み出したい人は少ないだろう。年齢を踏まえると、挑戦するのに気が引ける人も多いだろうが、自分自身が最も充実して働ける環境を選ぶのに年齢は関係ない。
自分ひとりで納得する情報を集めるのに時間がかかるのであれば、ビズリーチに登録して多くの求人やスカウト情報を得ることから始めよう。優秀な人材が集まっているビズリーチなら、他の求人媒体には出ていない有意義な情報を集めることができる。さらには、向こうからスカウトを受けることができるため、自分の市場価値を知ることができるだろう。
また、直接人からアドバイスを受けたい人は、サポートが手厚いマイナビエージェントがお勧めだ。業界専任のアドバイザーが在籍しているので、業界を知る人しかわからない情報もキャッチアップしてくれる。
今は、世の中にいくらでも求人情報が溢れているので、こうしたサービスを使おうと一歩踏み出せば、十分納得のいく転職活動はできるはずだ。
まずはファーストアクションとして、ビズリーチに登録しながら、他のエージェントもうまく併用しながら転職に成功してほしい。
今日は以上だ。